楽器

ポイントを絞ればカンタン!電子ピアノの選び方をヤマハ講師が解説

【電子ピアノの選び方】7つのチェックポイントをピアノ講師が徹底解説
ピアノの先生
ピアノの先生
こんにちは。
私はヤマハ音楽教室でピアノ講師をしています。

鍵盤、音、スピーカー、同時発音数…

電子ピアノを選ぶポイントってたくさんありすぎて悩みませんか?

でもポイントは、しぼってチェックすればOK!

なぜなら、1つのポイントをクリアしていれば他のポイントも満たされていることが多いから。

例えば、「グランドピアノに近い響き」にこだわって選びたい方は

スピーカーの数をチェックすればOK!

スピーカーの数が多いモデルなら、響きに関係してくる

  • アンプ出力
  • 同時発音数

なども、十分な数値になっているんですよ。

それでは、ポイントを最小限にしぼった電子ピアノの選び方を解説していきますね。

この記事を読んでわかること

次の3つの電子ピアノの選び方
  1. グランドピアノとのギャップが少ない電子ピアノ
  2. 価格で選ぶ安い電子ピアノ
  3. 多機能な電子ピアノ

電子ピアノの種類が多い理由

そもそも、電子ピアノがこんなにたくさんあるのは、どうして?

それは、弾く人の

  • ニーズ
  • 目的

に合わせていろいろなタイプの電子ピアノを製造しているからなんです。

電子ピアノを選ぶときは、まずあなたの目的をはっきりさせましょう。

そうすれば、チェックすべきポイントがしぼられますよ!

目的に合わせた電子ピアノの選び方

電子ピアノを選ぶときは、まず目的をはっきりさせましょう。

目的とは…

  • 本格的に弾きたい
  • 趣味で弾きたい
  • 子供のために購入したい

などです。

今回は、次の3つの目的にわけて電子ピアノの選び方をお伝えしますね。

  1. 【本格的】グランドピアノとのギャップが少ない電子ピアノ
  2. 【趣味】価格で選ぶ安い電子ピアノ
  3. いろいろな楽しみ方をしたい!多機能な電子ピアノ

子供のための電子ピアノの選び方は演奏力に差がつく!子供のための電子ピアノの選び方とおすすめ5選で書いています。

では、3つの目的にわけて電子ピアノの選び方を見ていきましょう。

グランドピアノとのギャップが少ない電子ピアノの選び方

グランドピアノとのギャップが少ない電子ピアノを選ぶときにチェックするべきポイントは次の3つ!

  1. 鍵盤
  2. 音源
  3. スピーカー数

1つずつ、詳しく見ていきましょう。

鍵盤

電子ピアノの鍵盤には次の3種類があります。

  1. 樹脂鍵盤
  2. 木製鍵盤
  3. ハイブリッドピアノの鍵盤

それぞれ、どんな鍵盤かというと…

①樹脂鍵盤 樹脂(プラスティック)製の鍵盤
②木製鍵盤 木製の鍵盤
③ハイブリッドピアノの鍵盤 アコースティクピアノのアクションをそのまま搭載した鍵盤

まずは、

  1. 樹脂鍵盤
  2. 木製鍵盤

の2つを比べてみましょう。

この2つなら、グランドピアノの鍵盤タッチに近いのは木製鍵盤です。

なぜなら木製鍵盤は…

  1. 樹脂鍵盤に比べて長いため、鍵盤の奥のほうも弾きやすい
  2. ブレにくく、鍵盤の戻りが速い

からです。

樹脂鍵盤の方が木製鍵盤より短いということね。
鍵盤が短いと、どんな影響があるの?

鍵盤が短いと、奥の方を弾いたときに沈みが浅くなり、弾きにくく感じることがあります。

それなら樹脂鍵盤も長くしたらいいんじゃないの?

と思うかもしれませんが、樹脂鍵盤は折れやすくなるので長くできないんです。

なるほど。
じゃあ、木製鍵盤のほうがブレにくいのはどうして?

樹脂鍵盤の中身は空洞なんです。

木製鍵盤はというと、木の棒のような感じで、中身がしっかりつまっています。

中身がつまった木製鍵盤のほうが、安定していてブレが少ないんですよ。

また、鍵盤の戻りも速いので連打性にもすぐれています。

ピアノの先生
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そして3種類の鍵盤のなかで、グランドピアノの鍵盤タッチに1番近いのがハイブリッドピアノの鍵盤。

ハイブリッドピアノは、グランドピアノのアクションをほぼそのまま搭載しています。

アクションとは

鍵盤を押すとハンマーが弦を打つというアコースティックピアノの仕組み

電子ピアノメーカーは、長年、鍵盤タッチをグランドピアノに近づけようとしのぎをけずってきました。

メーカー
メーカー
しかし、どうしても多少のギャップが出てしまう…。

そこで誕生したのが、アコースティックピアノのアクションをそのまま搭載したハイブリッドピアノなんです。

ピアノの先生
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私もハイブリッドピアノを弾いたことがありますが、鍵盤タッチはグランドピアノそのものでしたよ!

ハイブリッドピアノには、アップライトピアノのアクションを搭載しているモデルもあります。

音源

グランドピアノには弦がありますが、電子ピアノにはありません。

電子ピアノは、音源を再生することで音が鳴るんです。

電子ピアノの音源は、グランドピアノの音を録音して作られています。

各メーカー、2〜4種類の音源があります。

上位モデルに入ってる音源と下位モデルに入っている音源ではどんな違いがあるの?

上位モデルに入っている音源のほうが音色の表情が豊かです。

なぜなら、上位の音源ほどタッチによって変化するグランドピアノの音色を細かく録音しているから。

ピアノの先生
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演奏表現力を育てるには、音色の変化が豊かな電子ピアノで練習することが大切です。

スピーカー数

最後の1つは、スピーカーの数!
グランドピアノに近い電子ピアノを選びたい方は、スピーカーの数は4つ以上がおすすめ。

なぜならスピーカーが4つ以上あれば

  • 高音域
  • 低音域

など、音域をわけて音を出せるのでグランドピアノの音の聴こえ方に近くなるから。

また、電子ピアノはスピーカーのある場所からしか音が出ないので、スピーカーの数が多いほど、音が立体的に聴こえるんです。

さらに詳しい選び方やおすすめの電子ピアノはグランドピアノに近い電子ピアノ【上級者も満足できるメーカーとは】に書いています。

価格で選ぶ安い電子ピアノ

ピアノを始めたいけど続くかわからないし、いきなり高価な電子ピアノを買えないな。

という方もいらっしゃると思います。

でもいくら安くても…

  • すぐに壊れた!
  • 鍵盤が軽すぎて弾きにくい!

そんな電子ピアノは困りますよね。

では、安いピアノを選ぶときはどんなことに注意して選んだらいいのでしょうか?

次の3つにわけてお伝えしていきますね。

  1. 最安値!3〜4万円台の電子ピアノ
  2. 高コスパ!5〜6万円台の電子ピアノ
  3. 省スペース!ポータブル電子ピアノ

最安値!3〜4万円台の電子ピアノ

電子ピアノを製造している主なメーカは次の5つです。

主な5つのメーカー
  1. ヤマハ
  2. カワイ
  3. ローランド
  4. カシオ
  5. コルグ

上の5つのメーカーの電子ピアノなら、最安値は3万円台〜です。

気をつけてほしいのが、この価格帯では電子ピアノ以外にキーボードも販売されていること。

電子ピアノとキーボードは見た目が似ていますが、鍵盤タッチなどがかなり違うので、注意して選んでくださいね。

詳しい選び方は、【3〜4万円台】安い電子ピアノを選ぶ時の注意点2つとおすすめ5選をどうぞ。

高コスパ!5〜6万円台の電子ピアノ

5〜6万円台の電子ピアノは、コスパが高いんです!

なぜなら、そのメーカーの10万円台の電子ピアノと

  • 同じ音源
  • 同じ鍵盤

が使われていることが多いから。

  • Bluetoothオーディオ機能
  • オリジナルアプリ

など、電子ピアノならではの機能が楽しめるモデルもありますよ。

詳しい選び方は5〜6万円台の電子ピアノ | 高コスパモデル5選をヤマハ講師が解説で書いています。

省スペース!ポータブル電子ピアノ

電子ピアノを置くスペースがないから、テーブルに置いて使いたい!

そんな方には、持ち運び可能なポータブルタイプの電子ピアノがおすすめ。

ただ、スピーカーが本体の下についている場合、テーブルに置くとスピーカーがふさがれて音がこもってしまうこともあります。

ポータブルタイプの電子ピアノを選ぶときは、スピーカーの位置に気をつけてください。

その他、ポータブルタイプの電子ピアノを選ぶときのポイントはおすすめのポータブルタイプの電子ピアノと選ぶときの注意点に書いています。

多機能な電子ピアノ

アコースティックピアノにはない楽しみ方ができるのも電子ピアノの魅力の1つですよね。

ここでは、

  • ピアノライフがもっと楽しくなる!アプリが使える電子ピアノ
  • Bluetoothオーディオ機能が使える電子ピアノ

を紹介します。

ローランド RP-501

RP-501で使えるアプリ「ピアノパートナー2」

ピアノパートナー2では次のようなことができます。

  1. ピアノ本体の内蔵曲の譜面表示
  2. 音当てゲーム
  3. 本体のリモコン操作 など…

音当てゲームでは、音感トレーニング譜読みトレーニングができますよ。

ローランド HP-704

HP-704で使えるアプリ「ピアノ・エブリィ・デイ」

ピアノ・エブリィ・デイでは次のようなことができます。

  1. 毎日の練習を記録、録音
  2. 練習メニューを作ってくれる
  3. 内蔵曲の譜面表示
  4. 好きな曲の楽譜の購入ができる

毎日の練習時間がひと目でわかるし、録音された自分の演奏はスマホがあればいつでも聴き返すことができます。

ピアノの先生
ピアノの先生
ピアノ・エブリィ・デイは、ピアノの練習をサポートしてくれる心強いアプリですよね。

ローランドの電子ピアノをもっと知りたい方は初心者にも最適!ローランドの電子ピアノおすすめ7選をヤマハ講師が解説を見てください。

ヤマハ CSP-150

CSP-150で使えるアプリ「スマートピアニスト」

スマートピアニストには、ある画期的な機能があるんですよ。

なんと、あなたのスマホ内に入っている好きな曲のピアノ伴奏譜を自動で作成してくれるんです。

(伴奏譜なのでメロディは表示されません。)

弾き語りをするもよし!
好きなアーティストの曲を再生しながらバックバンドになったつもりで演奏するもよし!

楽譜が読めないんだけど…。

そんなあなたも大丈夫!

次に弾く鍵盤を光で教えてくれるガイド機能もありますよ。

ヤマハの電子ピアノをもっと知りたい方は【クラビノーバのおすすめ】サイズ、カラー、選び方をヤマハ講師が解説を見てください。

カシオ PX-S1000

カシオの「PX-S1000」には、Bluetoothオーディオ機能がついています。

Bluetooth接続すれば、 スマホやタブレット内の曲を本体のスピーカーで再生することが可能!

聴くだけではなく、お気に入りの曲を再生しながら一緒に演奏することもできますよ。

奥行232mmのスリムでスタイリッシュなデザインも魅力です。

カシオの電子ピアノについて詳しく知りたい!という方は【カシオ電子ピアノのおすすめ】価格や機能を他メーカーと比較!をどうぞ。

コルグ G1B Air

コルグの「G1B Air」にも、Bluetoothオーディオ機能がついています。

カシオの「PX-S1000」と同じでスマホ内の曲を本体のスピーカーで再生したり、一緒に演奏することが可能。

「G1B Air」のスピーカー出力は、この価格では、なかなかないトータル80W
迫力ある質のいい音でお気に入りの曲を楽しめますよ!

G1B Airについて詳しくはコルグG1B AirとC1 Airの7つの違いをヤマハ講師が解説を見てください。