私はヤマハ音楽教室で講師をしています。
そんな疑問にヤマハ講師がお答えします。
- ギターの査定ポイント
- ギターを高く売る6つのコツ
- ギターを査定に出すときによくある疑問
ギターの査定ポイント
まずは、ギターを査定するときの主なポイント を見ていきましょう。
ポイントは次の5つ。
- ブランド、モデル
- 製造年
- 傷、汚れなど見た目の状態
- ネックの状態
- フレットの減り
- 付属品
1つずつ、くわしく見ていきましょう。
ブランド、モデル
ギターの買取価格を決める大きなポイントが、
- ブランド
- モデル
です。
人気ブランドのモデルは中古でも売れやすいので、高価買取が期待できますよ!
AIR CRAFT(エアクラフト)
Aria Pro II(アリアプロⅡ)
B.C.Rich(ビーシーリッチ)
Caparison(キャパリソン)
Dean Guitars(ディーン・ギターズ)
Duesenberg(デューセンバーグ)
EDWARDS(エドワーズ)
ESP(イーエスピー)
Fender(フェンダー)
G&L (ジーアンドエル)
GIBSON(ギブソン)
Greco Zemaitis(グレコ ゼマイティス)
Gretsch(グレッチ)
Ibanez(アイバニーズ)
Martin(マーティン)
Music Man(ミュージックマン)
Paul Reed Smith(ポール・リード・スミス)
Rickenbacker(リッケンバッカー)
Taylor(テイラー)
Tokai(トーカイ)
YAMAHA(ヤマハ)
Warwick(ワーウィック)
製造年
ギターに限らず、どんな楽器でも新しい方が高く売れます。
50〜70年代の製造でも、モデルによってかなりの高額で買取されていますよ。
傷、汚れ
ギターは細かい傷がつきやすいので、傷のないギターは高価買取が期待できます。
また汚れているギターは査定のときの印象がよくないので、拭いて取れるような汚れは取っておきましょう。
やわらかい布で拭くだけでも、汚れや指紋などが取れて、見た目が変わりますよ。
ネックの反り
ギターのネック部分は木でできているため、
- 温度や湿度の変化
- 弦の張力
などが原因で曲がってしまうことがあります。
これが「ネックの反り」です。
ネックの反りは
- 弾きにくさ
- 音のビリつき
- 音程が悪い
などの原因になるので、買取額にも影響します。
フレットの減り
ギターのフレットは、だんだんと削れて減ってしまう、消耗品。
査定では「どれくらいフレットが残っているか」もチェックします。
付属品
- ギターケース
- 保証書
などの付属品がそろっていれば、買取額もアップ!
ギターを高く売る6つのコツ
ギターを高く売るコツは次の6つ。
- 汚れを取っておく
- 付属品をそろえる
- 必需アイテムをセットで売る
- なるべく早く売る
- 楽器買取専門店で売る
- いくつかのお店で買取価格を比較する
1つずつ、くわしく見ていきましょう。
汚れを取っておく
見た目がよければ、査定のときの印象もよくなります。
ただし、傷や塗装はがれの原因になるので、強くこすりすぎないように注意してください。
汚れは、やわらかい布でほどほどに拭きましょう。
拭くだけでは取れない汚れには、ポリッシュを使うときれいになりますよ。
査定のためだけに、わざわざポリッシュを買う必要はないですが、
など、これからもギターを使う予定の方は、ふだんのお手入れに使えるので、1本持っておくのがおすすめ。
ポリウレタン塗装のギターであれば、次のポリッシュが使えます。
金属でできているフレットは、金属磨きを使うと
というくらい汚れが落ちますよ。
指板に金属磨きがつくと、指板が傷んでしまうので、
- マスキングテープ
- プレート
などを使って指板を保護してくださいね。
付属品をそろえる
ギターケース
保証書
など、付属品がそろっていると買取額も高くなります。
保証書は
- 購入日
- 購入した店舗
の証明にもなるので、 そろえておきましょう。
関連アイテムをセットで売る
ギターを演奏するときは
- アンプ
- ケーブル
- チューナー
なども必要になってきます。
そういったアイテムも一緒に査定に出すことで買取額がアップしやすくなりますよ。
なるべく早く売る
ギターは、湿度や温度変化に弱い楽器です。
使わずに放置していると、ネックが反ったり、フレットがさびたりと、状態が悪化してしまうことも…。
そうなると買取額も大きく下がるので、使わないなら、なるべく早く売りましょう!
楽器買取専門店で売る
- 傷がある
- 古い
- 音が出ない
などのギターでも、楽器買取専門店であれば、適正な値段で買取が可能です。
なぜなら、
- 楽器の価値を正しく判断できる
- 傷や故障も修理してから売ることができる
から。
楽器専門ではない、一般のリサイクルショップだと、
- 古い
- 傷がある
だけの理由で、買取額を下げられたり、買取を断られる場合もあります。
楽器を売るときは、楽器買取専門店に査定に出しましょう。
いくつかのお店で買取価格を比較する
高く買い取ってもらうためには、いくつかのお店に査定に出して価格を比較しましょう。
お店によって数万円の差が出ることもありますよ。
くわしくは楽器買取店のおすすめ6選【初めてでも安心の選び方】に書いています。
ギターを査定に出すときによくある疑問
初めてギターを査定に出すときは、わからないことも多いですよね。
ということもあるんです。
それでは、ギターを査定に出すときによくある疑問をチェックしていきましょう。
ネックの反りは直した方がいいの?
ネックの反りは査定に影響があります。
だからといって、自分で調整するのはおすすめできません。
ということもあるので、ネックの反りがあっても、無理な調整はしないで、そのまま査定に出しましょう。
弦は外した方がいいの?
と疑問に思うこともあるかもしれませんが、ギターを査定に出すときは、弦は張っておきましょう。
なぜなら、弦がなければ、「ネックの反り」など、ギターのコンディションを正しくチェックできないから。
また、音が出せないので動作確認もできません。
適正な価格で買い取ってもらうためにも、ギターの弦は外さずに査定に出しましょう。
音が出ないギターも売れる?
楽器買取専門店なら、音が鳴らない楽器でも修理してから販売するので、買い取ってもらえる可能性も高いですよ。
楽器専門ではない、総合リサイクルショップでは買取不可となることも多いです。
まとめ
ギターを高く売る6つのコツは…
- 汚れを取っておく
- 付属品をそろえる
- 必需アイテムをセットで売る
- なるべく早く売る
- 楽器買取専門店で売る
- いくつかのお店で買取価格を比較する
でした。
楽器買取店によって買取額は大きく変わることがあります。
いくつかのお店に査定に出すのが高価買取のコツ!
楽器買取店の選び方は楽器買取店のおすすめ6選【初めてでも安心の選び方】をどうぞ。