でも、私はピアノが弾けなくて練習を見てあげられないけど大丈夫かな?
そんなふうに不安に思う方もいらっしゃいますよね。
確かに、親がピアノを弾ける生徒は上達がはやいと感じることもあります。
でも、親が弾けない生徒がぐんぐん上達し、コンクールで賞を取ることもあります。
つまり、親がピアノを弾けるか弾けないかは、子供の上達にあまり関係ありません。
むしろ、親がピアノを弾けることがデメリットになることもあります。
今回は、
- 親がピアノを弾けないメリット
- 親がピアノを弾けないデメリット
- 親がピアノを弾けなくて困ったときの練習のコツ
の順番で解説していきます。
親がピアノを弾けないメリット
まずは、親がピアノを弾けないメリットを見ていきましょう。
メリットは次の2つ。
- 子供の自主性が育つ
- 親子バトルになりにくい
1つずつ、解説します。
子供の自主性が育つ
レッスンが終わり、何日か経ってから
- レッスンで習ったことを忘れてしまった
- どうやって練習すれば弾けるようになるのかわからない
となることは誰にでもあります。
そんなとき、親がピアノを弾けると、教えてもらい解決することがあります。
でも、親が弾けない場合、
次のレッスンまでわからないまま
ということもあるんです。
それはデメリットに感じるかもしれません。
でも、そのような経験によって、子供は自分自身でレッスンをしっかり理解しようとするようになるんです。
私はグループレッスンもしているのですが、親が弾けない生徒がレッスン中にメモを取り、翌週しっかりと宿題をやってきているのを見ています。
忘れないうちに復習をしたりなど、計画的に練習ができているとも感じます。
親子バトルになりにくい
ピアノをやめてしまう原因として少なくないのが
というもの。
ピアノが弾ける親の場合、
- 細かく口出ししてしまう
- 練習しないとイライラしてしまう
など、バトルになりやすい傾向があります。
私の息子は、サッカーとピアノを習っていました。
私はサッカーのことは全くわからないので、息子のちょっとした成長を心からほめることができました。
でも、ピアノはというと…
結果、息子はピアノをやめてしまったんです。
反対に、親がピアノが弾けないと、子供の成長を素直に喜び、ほめてあげられる場合が多いと思います。
子供は、親にほめられるとやる気になりピアノが好きになっていきますよ!
それは練習への意欲につながり、上達につながります。
親がピアノを弾けないデメリット
親がピアノを弾けないメリットをお伝えしましたが、デメリットもあります。
それが次の2つ。
- 子供の間違いに気づけない
- 弾けないときの練習方法がわからない
1つずつ、見ていきましょう。
子供の間違いに気づけない
親がピアノを弾ける場合、子供が間違えて弾いていたら気づいてあげることができます。
反対に親が弾けないと、次のレッスンまで間違えたまま練習を続けてしまうことも…。
練習をやり直すことになり、曲の仕上げまでに時間がかかってしまいます。
弾けないときの練習方法がわからない
どうやって練習したらいいかわからない!
そのように子供が困っていても、親がピアノを弾けないとアドバイスができないというデメリットがあります。
親がピアノを弾けなくて困ったときの練習のコツ
親がピアノを弾けなくて、練習中にアドバイスができない
それは、必ずしもデメリットではなく、メリットにもなるとお伝えしました。
とはいえ、ちょっとした練習のコツを知っていると助かることもあります。
子供がスムーズに弾けるようになる練習のコツを6つ、お伝えします。
- 楽譜を声に出して読む
- リズム打ちをする
- 空中で指を動かす
- 右手を歌いながら左手を弾く
- 部分練習をする
- ゆっくり練習
1つずつ、見ていきましょう。
楽譜を声に出して読む
そんなときは、楽譜を見ながらドレミで歌いましょう。
歌うことで音楽をインプットできるため弾きやすくなりますよ!
ただし、歌で覚えて楽譜を見ずに弾いていると、読むのが苦手になることも…。
弾くときには、楽譜を見ながら弾くようにしましょう。
リズム打ちをする
そんなときは、リズムを手でたたいてみましょう。
「タンタンタンウン」など、リズムを声に出しながら手をたたくのがコツ!
空中で指を動かす
そんなときは、空中で指を動かす練習がGOOD!
空中なら間違えても音が出ないため、頭を整理しやすいんです。
ドレミで歌いながら、動かしましょう。
右手を歌いながら左手を弾く
そんなときは「右手を歌いながら左手を弾く練習」が効果的!
「片手ずつ→右手歌いながら左手弾く→両手」の順番で練習するとスムーズに両手で弾けるようになりますよ。
部分練習をする
そんなときは、止まってしまう部分だけを取り出し、くり返し練習します。
この「部分練習」は、ピアノ練習の基本です。
ゆっくり練習
そういう場合、テンポが速いことが多いです。
まずはゆっくり練習しましょう。
弾けたら少しずつテンポを上げていくといいですよ!
まとめ
親がピアノを弾けないと、
- 子供の間違いに気づけない
- アドバイスができない
などのデメリットがあります。
しかし、そのことが子供の自主性を育てることにつながり、メリットにもなります。
ピアノが弾けない親は、子供の演奏を素直にほめることが多く、それが練習への意欲にもつながります。
子供のピアノの上達に大きく関係してくるのは、練習です。
親が弾けるかどうかはあまり関係ないので、お子さまのピアノを応援してあげてください。
上達に差がつく!子供のための電子ピアノの選び方とおすすめ10選