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ピアノマーベルをヤマハ講師が実際に使ってみた感想をレビュー

ピアノマーベルをヤマハ講師が実際に使ってみた感想をレビュー
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ピアノの先生
ピアノの先生
こんにちは。
私はヤマハ音楽教室でピアノ講師をしています。
ピアノマーベルを使ってみたいけど、評判はどうなんだろう?

ピアノ学習アプリはたくさんありますが、自分に合ったアプリを選ばなければ、

  • 上達しない
  • 挫折してしまう

ということに、なってしまうこともあります。

そこで、ヤマハ講師が、実際にピアノマーベルを使ってみたので、よかったら参考にしてくださいね。

  1. ピアノマーベルのよかった点
  2. ピアノマーベルの使いにくかった点
  3. ピアノマーベルのレッスンについて
  4. ピアノマーベルの設定方法(必要機器)
  5. ピアノマーベルの料金

の順番で、感想レビューしていきます。

ヤマハ講師がピアノマーベルを実際に使った感想(よかった点)

私が、ピアノマーベルを実際に使ってみて「よかった!」と感じたのは次の4つ。

  1. ピアノのレッスンコースがある
  2. 初見力、読譜力をつけることができる
  3. ソルフェージュレッスンがある
  4. 楽譜の数が多い

1つずつ、くわしく見ていきましょう。

ピアノのレッスンコースがある

ピアノ教室に通わずに、ピアノを弾けるようになりたい!

という方には、レッスン動画を見ることができるアプリは嬉しいですよね。

ピアノマーベルには、初級〜中級レベルレッスンが用意されています。

  • カリキュラムがしっかり組まれている
  • 課題がたくさん用意されている

ため、確実に力をつけていくことができますよ。

ピアノの先生
ピアノの先生
のちほど、ピアノマーベルのレッスンについて、くわしくお伝えします。

初見力、読譜力をきたえることができる

ピアノマーベルには、

  • 初見力
  • 読譜力

をきたえるための、次の2つのシステムがあります。

  1. 初見テスト「SASR」
  2. ブートキャンプ

1つずつ、くわしく見ていきましょう。

初見テスト「SASR」

「SASR」は、ピアノマーベル独自初見テスト。

ピアノマーベル

初見演奏のための曲が、1,000曲以上用意されています。

「SASR」の使い方
  1. 「初級」「中級」「上級」からレベルを選ぶ
  2. 20秒の予見のあと、初見で弾く
  3. 80%以上、弾ければクリア。80%未満の場合、画面上に「×」がつく
  4. 「×」が3個になれば、そこで、初見テストが終了。その日のテストのスコアが表示される

スコアが、グラフで記録されるので、モチベーションを維持できますよ!

ブートキャンプ

ブートキャンプでは、曲を初見で

右手 → 左手 → 部分練習 → 両手

というように、段階的仕上げていきます。

ステージ10まであり、以下のように

何を練習するか

が決められています。

ステージ1〜2 右手の通し練習
ステージ3〜4 左手の通し練習
ステージ5〜6 曲を完成に近づけるための部分練習
ステージ7〜9 右手、左手、両手の通し練習をそれぞれ
ステージ10 両手で仕上げ

すべて、

  • おそい
  • ふつう
  • はやい

の3つのテンポで練習していきます。

ピアノの先生
ピアノの先生
それぞれのステージで、良いスコアをとると、ステージスキップできますよ。

間違えても、やり直す必要はないので、練習の指示に従ってどんどん進めていきましょう。

ピアノの先生
ピアノの先生
ブートキャンプは、楽譜リストタブをクリックし、曲名に「boot camp」と入力すると出てきますよ!
ピアノマーベル

ソルフェージュレッスンがある

ピアノマーベルのレッスンでは

  • 聴音
  • 伴奏づけ
  • 移調奏
  • 音読み、リズムトレーニング

など、ソルフェージュの学習ができます。

はじめは、

  • 4分音符、2分音符のリズムトレーニング
  • ト音記号、ヘ音記号「ド」の聴音

などから、学んでいきます。

レベルが上がると、

  • キラキラ星を半音ずつ上がって、12回移調
  • 完全4度、増4度など、音程の聴音
  • 両手の曲の聴音

などの学習をしていきますよ。

楽譜の数が多い

ピアノマーベルでは、たくさんの楽譜が弾き放題です。
楽譜の数は、なんと10,000曲以上!

  • 曲名
  • 作曲者/アーティスト
  • ジャンル
  • レベル

で、検索できるため、弾きたい楽譜を探しやすくて便利!

ピアノマーベル

ヤマハ講師がピアノマーベルを実際に使った感想(使いにくかった点)

私が、ピアノマーベルを実際に使ってみて「使いにくいな…」と感じたのは次の3つ。

  1. 日本語字幕のない動画がある
  2. 解説動画がまとめられている
  3. 使うための設定が必要

1つずつ、くわしく見ていきましょう。

日本語字幕のない動画がある

ピアノマーベルは、海外のアプリですが、レッスン動画には日本語字幕がついているので、英語がわからない方でも大丈夫!

と思ったら…

レッスンを進めていくと、字幕がない動画がけっこうありました。

動画には、「鍵盤を弾く手元」が映っているので、ピアノ経験者であれば、なんとなく理解できるかもしれません。

でも、ピアノ経験のない方が、字幕なしで理解するのは、むずかしい部分もあります。

たとえば…

  • 音程
  • 3和音(ハ長調:Ⅰ、Ⅴ7)

が、はじめて出てくるときの動画には、日本語字幕がありません。

ピアノの先生
ピアノの先生
英語で、新しい知識を学ぶのはむずかしいですよね。

また、日本語字幕つきの動画でも、音声は英語。

「ドレミファソラシ」ではなく、「CDEFGAB」の発音だったりするため、音声も日本語であれば、よりわかりやすいと思いました。

ピアノの先生
ピアノの先生
レッスンの音声が日本語のピアノ学習アプリは、「flowkey」がありますよ。

flowkeyについて、くわしくは、flowkey(フローキー)をヤマハ講師が実際に使った感想をレビューをどうぞ。

解説動画がまとめられている

初心者の方がピアノを練習するときのコツは、

段階的に練習していくこと

ピアノマーベルのレッスンでも

  1. 右手のリズム
  2. ゆっくり
  3. 通して両手

というように、段階的練習ができるようになっています。

でも、解説動画は、区切られていなくて、

  • 1曲通して
  • いくつかの課題をまとめて

の解説になっています。

初心者の方が、長い動画をいっぺんに理解するのは大変ですよね。

そのため、課題ごとに動画を

  • 一時停止する
  • 早送りする

などの作業が必要になります。

使うための設定が必要

私は、いくつかのピアノ学習アプリを試しています。

その中には、アプリをダウンロードすれば、すぐに使えるものもあります。

なぜなら、

  • スマホ
  • タブレット

内蔵マイクを使って、音声認識ができるから。

しかし、ピアノマーベルは、コンピューターと

  • 電子ピアノ
  • キーボード

などを、ケーブルでつながなければ、使うことができません。
(採点機能(音声認識)を使わないなら、ケーブルなしでも取り組めます。)

また、

  • ピアノマーベルを使うためのプラグイン
  • 鍵盤やUSB–MIDIケーブルのドライバ

をインストールする必要があります。

ピアノの先生
ピアノの先生
私は、ソフトのインストールや、機器の接続に慣れていないため、設定に時間がかかってしまいました。

得意な方なら、なんてことないかもしれません!

ピアノマーベルのレッスンについて

ピアノマーベルのレッスンの特徴は、次の3つ!

  1. 初級〜中級レベルに対応しており、たくさんの課題がある
  2. 採点機能がある
  3. 練習モードを選べる

1つずつ、くわしく見ていきましょう。

初級〜中級レベルに対応しており、たくさんの課題がある

ピアノマーベルのレッスンは、「メソッド」と「テクニック」の2つのメニューがあります。

そして、それぞれが

6つのレベル → 5つのセクション → 約20の課題

に分かれています。

ピアノマーベル
ピアノの先生
ピアノの先生
つまり、「メソッド」と「テクニック」を合わせると、約1,200の課題が用意されているということ!

「1–A」では…

  • 楽譜の読み方
  • 鍵盤の「ド」の位置

など、初級レベルから学ぶことができますよ。

レベル6では…

  • 全24調のスケール、カデンツ、アルペジオ
  • アラベスク(ブルグミュラー)
  • エリーゼのために(ベートーヴェン)前半部分
  • 子犬のワルツ(ショパン)前半部分

などを学んでいきます。

細かく分けられた課題によって、確実に力を定着させるのがピアノマーベルの特徴!

ピアノの先生
ピアノの先生
初級レベルだけでなく、中級レベルまで幅広く学べるのも嬉しいですね。

採点機能がある

ピアノマーベルでは、曲を弾き終わると、すぐに採点をしてくれます。

正しく弾けた音符 → 緑色
間違えた音符 → 間違えて弾いた音が赤で追加
ピアノマーベル

間違えた音符をクリックすると、正しい鍵盤の場所を教えてくれます。

ピアノマーベル

採点機能は、鍵盤楽器とコンピューターをケーブルでつながなければ使えません。

練習モードを選べる

ピアノマーベルには、練習モードという機能があります。

練習モードは、次の3つから選ぶことが可能。

  1. 通し
  2. 小さく
  3. 細かく

それぞれ、どのような練習かというと…

通し → 通し練習(右手、左手、両手)
小さく → 曲を分割し、それぞれを両手で練習
細かく → 曲を分割し、それぞれを右手、左手、両手と段階的に練習

どの練習も、いくつかのテンポで練習できるようになっていますよ。

ピアノマーベル
ピアノの先生
ピアノの先生
通し練習ばかりでは、上達しません。
練習モードを使って、段階的に練習していくことで弾けるようになっていきますよ!

ピアノマーベルの設定方法(必要機器)

ピアノマーベルを使うには、次の機器が必要です。

  • コンピューター(PC:Windows7/8/10)(Mac:OSX 10.8〜)
  • ブラウザ:FirefoxまたはChrome
  • USBまたはMIDI OUT端子がある鍵盤
  • USBケーブルまたはMIDIインターフェース
  • インターネット環境(上り、下り1Mbps以上推奨)

iPadを使う場合は、USBにiPadコネクタを変換するアダプタが、別に必要です。
(iPadと直接接続できるMIDIインターフェースを使う場合は、変換アダプタは不要。)

ちなみに、私は下の画像のようにして、電子ピアノとノートパソコンをつなぎました。

ピアノマーベル
ピアノマーベル

私が使っているKAWAI「CN27」には、USB端子があるため、下のケーブルでつなぐことができましたよ!

ピアノの先生
ピアノの先生
実際にMIDIインターフェースやケーブルを購入する場合は、お使いのiPadやコンピューターが対応するか、メーカーサイトで確認してくださいね!

必要機器の詳細は…

Windows・Mac → コチラへ
iPad → コチラへ

ピアノマーベルの料金

ピアノマーベルには、次の2つのアカウントがあります。

  1. プレミアムアカウント
  2. 無料アカウント

プレミアムアカウントの料金は…

月額プラン 月12ドル(税込)=約1,320円(※)
1年プラン 年99ドル(税込)=約10,890円(※)

※1ドル=110円で計算した場合

プレミアムアカウントは、30日間、無料でお試しできますよ!

無料アカウントの場合、利用できるのは…

  • 200のレッスン
  • 3回の初見テスト
  • 10の楽譜

です。