ピアノの先生
ピアノの先生
こんにちは。
私はヤマハ音楽教室でピアノ講師をしています。

私の生徒の多くが、グレードで満点を取って合格しています。

この記事では、

ヤマハグレード8級の練習法がわからない!
満点合格したい!

という方のために、

  1. ヤマハ演奏グレード8級Bコース練習法
  2. 8級グレード満点合格のポイント
  3. 取り組むべき問題集
  4. グレード8級の試験内容
  5. グレード8級は落ちるのか?

の順番で解説していきます。

ヤマハ演奏グレード8級Bコース練習法

ここでは、ヤマハグレード8級の

  1. 初見演奏
  2. 伴奏づけ
  3. ハーモニー聴奏

の練習法を解説します。

初見演奏練習法

8級の初見演奏の練習法は、次の3つ!

①は基本の練習法、②③は、初見が特に苦手な方のための練習法です。

  1. 課題を繰り返し練習する
  2. 音符を目で追いながら歌う
  3. 左手を弾きながら右手を歌う

課題を繰り返し練習する

8級練習問題集などを使い、できるだけ多くの問題に取り組みましょう。

そして「1回弾いて終わり!」ではなく、スラスラ弾けるまで繰り返し練習します。

何度か弾いているうちに覚えてしまうこともありますが、それでも楽譜から目を離さず弾くようにしましょう。

音符を目で追いながら弾かなければ、初見の練習にならないからです。

また「弾いているところより先の楽譜を見ること」を意識し、音楽の流れが止まらないようにしましょう。

弾く前には、

  • 調号(調)、拍子を確認する
  • 頭の中でカウントを取ってから弾き始める

ことも大切ですよ。

音符を目で追いながら歌う

初見がとても苦手な方におすすめなのが「音符を目で追いながら歌う」練習です。

回り道に思うかもしれませんが「読むこと」に集中できるため、読譜力を向上させることができますよ。

また、音程を意識して歌うことで「楽譜を見て音を想像する力も育ちます。

「楽譜を見て音を想像する力」が育てば、初見力が大きくアップしますよ。

左手を弾きながら右手を歌う

8級の初見課題、片手ずつなら弾けるけど両手だと、たくさん止まってしまう。

という場合「左手を弾きながら右手を歌う」練習が効果的!

右手を動かす負担をなくした上で、ト音記号とヘ音記号を同時に読む練習ができるからです。。

8級伴奏づけ練習法

伴奏づけの練習は、次の2つが大事!

  1. カデンツを完璧にする
  2. 拍子ごとに伴奏形を2パターン考える

カデンツを完璧にする

8級では、第5音高位根音高位の2種類のカデンツが出題範囲です。

  • 第5音高位→右手がドミソ(第5音「ソ」が一番上)
  • 根音高位→右手がミソド(根音「ド」が一番上)

※ハ長調の場合

スラスラ弾けるよう、繰り返し練習しましょう。

拍子ごとに伴奏形を2パターン考える

  • 軽やかな伴奏形
  • ゆったりとした伴奏形

など雰囲気の違う伴奏形を2パターン以上、拍子ごとに練習しておきましょう。

曲想に合わせて、伴奏形を選ぶことで評価がアップするからです。

カデンツを練習するときは、ベタ弾きだけでなく、伴奏形でも練習しておくといいですよ!

8級ハーモニー聴奏の練習法

8級ハーモニー聴奏の練習法は、

  • 課題に繰り返し取り組む
  • カデンツを歌いながら弾く

です。

課題に繰り返し取り組む

8級のハーモニー聴奏では

  • ベースの高さ
  • 第5音高位or根音高位

を聴き取るのがむずかしいですよね。

「第5音高位or根音高位」については、一番高い音に耳を傾ければわかりやすいです。

ベースの高さについても、上がっているのか下がっているのか、よく耳を傾けて聴くようにしましょう。

耳を傾けてよく聴きながら課題に取り組むことが、聴奏の一番の練習法です。

9級では出題されなかった「Ⅴ」も出てきます。

そのため「Ⅴ7」と「Ⅴ」の聴き分けもできるようにしておきましょう。

カデンツを歌いながら弾く

カデンツを歌いながら弾くのも効果的!
(ドードミソー、ファーファラドー、ソードミソソーシファソ、ドードミソー)

歌いながら弾くことで、しっかり頭に入り、定着するからです。

また、音程を意識して歌うことで高さも聴き取れる耳が育ちますよ。

8級グレード満点合格のポイント

止まらずに弾けている

それだけでは、満点合格にならないことが多いです。
どの項目においても、より高いレベルを目指して練習をすることが大切!

それでは各項目において、満点合格のポイントを見ていきましょう。

自由曲

自由曲では、表現力と基礎技術が判定されます。(表現力10点満点、基礎技術10点満点)

その曲を弾くための技術がしっかり身についていること
「こんな風に弾きたい!」が十分に伝わる表現ができていること

がとても大事!

つまり、自信を持って弾ける曲を選ぶのがおすすめです。

満点合格を狙うなら、8級のレベル以上の曲も選択肢に入りますが、

  • 技術が追いついていない
  • 十分な表現ができていない

場合、評価が下がってしまいます。

技術面で問題ない曲を選び、またしっかりと表現が伝わる演奏ができるまで、繰り返し練習をしましょう。

初見演奏

初見演奏は、止まらず弾くだけでなく「音楽が流れていること」がとても大事!

テンポが揺れないよう、頭の中でカウントを取ってから弾き始めるようにしましょう。

また、

  • スラーなどのアーティキュレーション
  • 音の長さ、休符

なども正確に表現できるようにしましょう。

さらに、満点合格のためには

  • 左右のバランス
  • 曲の山を見つける
  • フレーズの終わりの弾き方
  • 和声の動きを表現する

なども意識してください。

8級の初見演奏は短い曲ですが、その曲の山となる部分があります。
強弱記号が書いていなくても、それを自然に表現できるようにするといいですよ!

また、フレーズの終わりの弾き方にも注意!
丁寧におさめるように弾きましょう。

それから、和声の動きにも注目!

特に

  • 「Ⅴ7→Ⅰ」の緊張からホッとする感じ
  • 「Ⅳ」の広がる感じ

など、和音の流れ表現できるように練習しましょう。

伴奏づけ

満点合格のためには、曲想に合った伴奏形を選ぶことが大切!

「練習法」のパートでもお伝えしましたが、拍子ごとに雰囲気の違う伴奏形を2パターン以上、用意しておきましょう。

また、8級では、Ⅱの第一転回形も出題範囲となっています。
使えるところでは積極的に使いましょう!(開始和音が第5音高位の場合、IIの第一転回形は使いません。)

さらに、副属七、準固有和音なども使えると評価アップ!
それらを取り入れたカデンツで練習しておくと、伴奏づけでも使えるようになりますよ。

取り組むべき問題集

下が、最新の改訂に対応した問題集です。

また、ヤマハの楽譜ダウンロードサイト「ぷりんと楽譜」では、上記とは別の問題を購入できますよ。

>> ヤマハ「ぷりんと楽譜」

「グレード8級」と検索すればOK!

グレード8級の試験内容

ピアノ演奏グレード8級(Bコース)の試験内容は次のとおり!

  1. 自由曲(2曲)
  2. 初見演奏
  3. 伴奏づけ
  4. 聴奏(メロディ聴奏、ハーモニー聴奏)

出題される調は、以下の6つ!

長調 ハ長調、ト長調、ヘ長調
短調 イ短調、ホ短調、ニ短調

出題される和音は、

Ⅰ、Ⅳ、Ⅴ、Ⅴ7、Ⅱの第1転回形、Ⅰの第2転回形

です。

グレード8級は落ちるのか?

グレード8級って落ちることあるの?
合格率はどれぐらい?

と気になっている方もいると思います。

ヤマハグレードの合格率については、どの級でも同じことが言えます。

詳しくは、ヤマハ講師が教える「演奏グレード7級」練習法 | 合格完全ガイド
「グレード7級の合格率について」のパートに書いています。

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