ヤマハグレード8級で満点合格できる練習法をヤマハ講師が解説
私はヤマハ音楽教室でピアノ講師をしています。
私の生徒の多くが、グレードで満点を取って合格しています。
この記事では、
ヤマハグレード8級の練習法がわからない!
満点合格したい!
という方のために、
- ヤマハ演奏グレード8級Bコース練習法
- 8級グレード満点合格のポイント
- 取り組むべき問題集
- グレード8級の試験内容
- グレード8級は落ちるのか?
の順番で解説していきます。
ヤマハ演奏グレード8級Bコース練習法
ここでは、ヤマハグレード8級の
- 初見演奏
- 伴奏づけ
- ハーモニー聴奏
の練習法を解説します。
初見演奏練習法
8級の初見演奏の練習法は、次の3つ!
①は基本の練習法、②③は、初見が特に苦手な方のための練習法です。
- 課題を繰り返し練習する
- 音符を目で追いながら歌う
- 左手を弾きながら右手を歌う
課題を繰り返し練習する
8級練習問題集などを使い、できるだけ多くの問題に取り組みましょう。
そして「1回弾いて終わり!」ではなく、スラスラ弾けるまで繰り返し練習します。
何度か弾いているうちに覚えてしまうこともありますが、それでも楽譜から目を離さず弾くようにしましょう。
音符を目で追いながら弾かなければ、初見の練習にならないからです。
また「弾いているところより先の楽譜を見ること」を意識し、音楽の流れが止まらないようにしましょう。
弾く前には、
- 調号(調)、拍子を確認する
- 頭の中でカウントを取ってから弾き始める
ことも大切ですよ。
音符を目で追いながら歌う
初見がとても苦手な方におすすめなのが「音符を目で追いながら歌う」練習です。
回り道に思うかもしれませんが「読むこと」に集中できるため、読譜力を向上させることができますよ。
また、音程を意識して歌うことで「楽譜を見て音を想像する力」も育ちます。
「楽譜を見て音を想像する力」が育てば、初見力が大きくアップしますよ。
左手を弾きながら右手を歌う
という場合「左手を弾きながら右手を歌う」練習が効果的!
右手を動かす負担をなくした上で、ト音記号とヘ音記号を同時に読む練習ができるからです。。
8級伴奏づけ練習法
伴奏づけの練習は、次の2つが大事!
- カデンツを完璧にする
- 拍子ごとに伴奏形を2パターン考える
カデンツを完璧にする
8級では、第5音高位と根音高位の2種類のカデンツが出題範囲です。
- 第5音高位→右手がドミソ(第5音「ソ」が一番上)
- 根音高位→右手がミソド(根音「ド」が一番上)
※ハ長調の場合
スラスラ弾けるよう、繰り返し練習しましょう。
拍子ごとに伴奏形を2パターン考える
- 軽やかな伴奏形
- ゆったりとした伴奏形
など雰囲気の違う伴奏形を2パターン以上、拍子ごとに練習しておきましょう。
曲想に合わせて、伴奏形を選ぶことで評価がアップするからです。
カデンツを練習するときは、ベタ弾きだけでなく、伴奏形でも練習しておくといいですよ!
8級ハーモニー聴奏の練習法
8級ハーモニー聴奏の練習法は、
- 課題に繰り返し取り組む
- カデンツを歌いながら弾く
です。
課題に繰り返し取り組む
8級のハーモニー聴奏では
- ベースの高さ
- 第5音高位or根音高位
を聴き取るのがむずかしいですよね。
「第5音高位or根音高位」については、一番高い音に耳を傾ければわかりやすいです。
ベースの高さについても、上がっているのか下がっているのか、よく耳を傾けて聴くようにしましょう。
耳を傾けてよく聴きながら課題に取り組むことが、聴奏の一番の練習法です。
9級では出題されなかった「Ⅴ」も出てきます。
そのため「Ⅴ7」と「Ⅴ」の聴き分けもできるようにしておきましょう。
カデンツを歌いながら弾く
カデンツを歌いながら弾くのも効果的!
(ドードミソー、ファーファラドー、ソードミソソーシファソ、ドードミソー)
歌いながら弾くことで、しっかり頭に入り、定着するからです。
また、音程を意識して歌うことで高さも聴き取れる耳が育ちますよ。
8級グレード満点合格のポイント
止まらずに弾けている
それだけでは、満点合格にならないことが多いです。
どの項目においても、より高いレベルを目指して練習をすることが大切!
それでは各項目において、満点合格のポイントを見ていきましょう。
自由曲
自由曲では、表現力と基礎技術が判定されます。(表現力10点満点、基礎技術10点満点)
その曲を弾くための技術がしっかり身についていること
「こんな風に弾きたい!」が十分に伝わる表現ができていること
がとても大事!
つまり、自信を持って弾ける曲を選ぶのがおすすめです。
満点合格を狙うなら、8級のレベル以上の曲も選択肢に入りますが、
- 技術が追いついていない
- 十分な表現ができていない
場合、評価が下がってしまいます。
技術面で問題ない曲を選び、またしっかりと表現が伝わる演奏ができるまで、繰り返し練習をしましょう。
初見演奏
初見演奏は、止まらず弾くだけでなく「音楽が流れていること」がとても大事!
テンポが揺れないよう、頭の中でカウントを取ってから弾き始めるようにしましょう。
また、
- スラーなどのアーティキュレーション
- 音の長さ、休符
なども正確に表現できるようにしましょう。
さらに、満点合格のためには
- 左右のバランス
- 曲の山を見つける
- フレーズの終わりの弾き方
- 和声の動きを表現する
なども意識してください。
8級の初見演奏は短い曲ですが、その曲の山となる部分があります。
強弱記号が書いていなくても、それを自然に表現できるようにするといいですよ!
また、フレーズの終わりの弾き方にも注意!
丁寧におさめるように弾きましょう。
それから、和声の動きにも注目!
特に
- 「Ⅴ7→Ⅰ」の緊張からホッとする感じ
- 「Ⅳ」の広がる感じ
など、和音の流れも表現できるように練習しましょう。
伴奏づけ
満点合格のためには、曲想に合った伴奏形を選ぶことが大切!
「練習法」のパートでもお伝えしましたが、拍子ごとに雰囲気の違う伴奏形を2パターン以上、用意しておきましょう。
また、8級では、Ⅱの第一転回形も出題範囲となっています。
使えるところでは積極的に使いましょう!(開始和音が第5音高位の場合、IIの第一転回形は使いません。)
さらに、副属七、準固有和音なども使えると評価アップ!
それらを取り入れたカデンツで練習しておくと、伴奏づけでも使えるようになりますよ。
取り組むべき問題集
下が、最新の改訂に対応した問題集です。
また、ヤマハの楽譜ダウンロードサイト「ぷりんと楽譜」では、上記とは別の問題を購入できますよ。
>> ヤマハ「ぷりんと楽譜」
「グレード8級」と検索すればOK!
グレード8級の試験内容
ピアノ演奏グレード8級(Bコース)の試験内容は次のとおり!
- 自由曲(2曲)
- 初見演奏
- 伴奏づけ
- 聴奏(メロディ聴奏、ハーモニー聴奏)
出題される調は、以下の6つ!
| 長調 | ハ長調、ト長調、ヘ長調 |
|---|---|
| 短調 | イ短調、ホ短調、ニ短調 |
出題される和音は、
Ⅰ、Ⅳ、Ⅴ、Ⅴ7、Ⅱの第1転回形、Ⅰの第2転回形
です。
グレード8級は落ちるのか?
合格率はどれぐらい?
と気になっている方もいると思います。
ヤマハグレードの合格率については、どの級でも同じことが言えます。
詳しくは、ヤマハ講師が教える「演奏グレード7級」練習法 | 合格完全ガイドの
「グレード7級の合格率について」のパートに書いています。
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