幼児科基礎グレード

幼児科基礎グレードの選曲ポイントと練習方法をヤマハ講師が解説!

幼児科基礎グレード
ピアノの先生
ピアノの先生
こんにちは。
私はヤマハ音楽教室で講師をしています。

幼児科を修了するときには、幼児科音楽基礎グレードがあります。

お子さまにとって初めての試験になる方も多く、

お母さん
お母さん
大丈夫かな…。

と心配されるお母さまもいらっしゃいます。

そこで、今回は幼児科基礎グレードの内容や選曲のポイントと家での練習方法についてお伝えしたいと思います。

幼児科基礎グレードの内容

基礎グレードでは、

  • 「きくこと」
  • 「うたうこと」
  • 「ひくこと」
  • 「よむこと」
  • 「つくること」

をレッスンでやってきた内容を通して確認します。

うたうこと

ぷらいまりー①〜④の歌詞唱かレパートリーの中から好きな曲を選んで、歌詞またはドレミで歌います。

歌詞唱は、1番だけでも大丈夫です。

担当の先生が伴奏をします。

「どの曲が、歌詞唱やレパートリーなのかわからない」という方はこちらを↓

基礎グレード曲の選び方
幼児科の基礎グレードの曲の選び方 レパートリーと歌詞唱について 幼児科が修了するときには、基礎グレードがあります。 幼児科2年間の成長を、保護者の方と一緒に確認してもらえるグレード試験です。...

きくこと

担当の先生がピアノで弾くメロディと和音を聞き取ります。

メロディは、レッスンでピアノの前でドレミで歌っている曲から出ます。

少しずつ区切って弾くので、それを聴き取って歌います。

和音は、3つの連続した和音を聴き取ります。

  • ドミソ シファソ ドミソ
  • ソシレ ファドレ ソシレ
  • ドミソ ドファラ ドミソ

などです。

和音は、歌って答えても、弾いて答えてもどちらでも大丈夫です。

ひくこと

ぷらいまりー③④、ホームワーク③④のレパートリーの中から2曲を選んで弾きます。

ピアノで弾くか、エレクトーンで弾くかは、申し込みの時に選択します。

よむこと

「ひくこと」で選んだ2曲のうち、どちらか1曲の楽譜を読みます。

担当の先生が「ここからここまで読んでね」と出題します。

読むのは、ト音記号、ヘ音記号それぞれ2〜4小節ぐらいです。

つくること

ぷらいまりー④に「はと」という曲があります。

テキストには右手のメロディしか書いていません。

レッスンの中で、この「はと」という曲に、和音をつけ、伴奏の形を変えて両手で仕上げます。

基礎グレード当日は、レッスンで仕上げた自分なりの「はと」を発表します。

基礎グレードの曲を選ぶときのポイント

基礎グレードでは、歌1曲と、レパートリー2曲を自分で選びます。

お母さん
お母さん
どんな曲を選んだらいいですか?

と聞かれることがありますが、お子さまの好きな曲がいいと思います。

ピアノの先生
ピアノの先生
難しい曲の方が評価がいいということはありません。

自信を持って歌ったり弾いたりできる、得意な曲が一番いいです。

基礎グレードにむけての家での練習方法

「ひくこと」

基礎グレードは、試験官の前で弾くので、ドキドキしてしまうかもしれません。

おうちでも、誰かの前で弾く練習をするといいです。

いつも練習をみていただいているお母さまが、隣ではなく、少し離れた場所でいすに座って聞くだけでも大丈夫です。

できるなら、家族の方を集めて聞いてもらうと、緊張感をもって弾く練習になります。

それから、

ピアノの先生
ピアノの先生
歌ったように弾くということも大切です。

幼児科では、曲の表情やアーティキュレーション(スラーやスタッカート)などは、歌うことで把握していきます。

レッスンで歌ったように弾けば、自然と表情豊かに弾くことができます。

「うたうこと」

お子さまがのびのびと歌えるよう、おうちでも一緒に楽しく歌ってあげてください。

基礎グレード当日は、担当講師が、なるべくいつものレッスンの雰囲気で歌えるよう伴奏をします。

緊張して、声が小さくなってしまっても、歌詞が違ってしまっても、歌おうという姿勢があれば大丈夫です。

「よむこと」

「ひくこと」で選んだレパートリーのうち、どちらか一曲を読みます。

ト音記号、ヘ音記号それぞれ2〜4小節ほどです。

曲の途中からでも読めるように練習をしてください。

「きくこと」

「きくこと」は、メロディと和音の聞き取りがあります。

メロディは、レッスンでピアノの前でドレミで歌っている曲から出ます。

ピアノの先生
ピアノの先生
ピアノの前で歌っている曲は、ぷらいまりーには載っていないので、家で練習はしなくて大丈夫です。

レッスンでも、基礎グレードにむけた聴き取りの練習をします。

和音は、連続で3つの和音を聞き取ります。

  • ドミソ シファソ ドミソ
  • ソシレ ファドレ ソシレ
  • ドミソ ドファラ ドミソ

などです。

和音の聞き取りも、家では練習しなくて大丈夫ですが、和音を3つ連続で弾いて、当てっこ遊びをしてみてもいいかもしれません。

和音は、お子さまも弾けるので、お子さまが問題を出してお母さまが当てるなど、楽しく練習できるといいですね。

基礎グレードで保護者の方からよくある質問ベスト3

第1位「基礎グレードを受けて子どもが落ち込まないか心配」

基礎グレードの目的は、

  1. お子さまの幼児科2年間の成長を保護者の方に確認していただくこと
  2. お子さまに自信を持って音楽を続けていってもらうこと

です。

日ごろの力を充分に出せるように、担当の先生が、レッスンと同じような雰囲気で伴奏をしたり、問題を出したりします。

グレード終了後には、お子さまが「できた」ことを評価して講評します。

その上で今後に向けてのアドバイスをさせていただきます。

ピアノの先生
ピアノの先生
はじめての試験は、ドキドキすることもあると思いますが、普段の力を発揮できる雰囲気作りと、自信につながる言葉かけを心がけていますので、安心して受けてくださいね。

第2位「基礎グレードって受けなきゃいけないの?」

ピアノの先生
ピアノの先生
基礎グレードは、受けなくても問題ありません(^^)

でも、受けることは、お子さまの貴重な経験になり成長につながります。

基礎グレードの4つのメリットをお伝えします。

  1. 目標にむけて努力するという経験ができる
  2. 2年間の成長を保護者の方にあらためて実感してもらえる
  3. 担当講師とは違う先生からアドバイスがもらえる
  4. ヤマハグレード9級以上を受けるときの心の準備ができる
①目標にむけて努力するという
経験ができる

グレードにむけて努力する、その努力が認められるという経験は、お子さまの大きな自信になります。

②2年間の成長を保護者の方に
あらためて実感してもらえる

幼児科に入会したばかりのときは、レッスンに最後まで集中できなかったり、名前を呼ばれても恥ずかしくて返事ができなかったり、前に出てこれなかったりしたお子さまもいると思います。

基礎グレードでは、音楽的な成長だけでなく、立派にグレード試験を受けるお子さまを保護者の方に、見ていただけます。

③担当講師とは違う先生から
アドバイスがもらえる

基礎グレードは、担当講師が、問題を出したり、伴奏をして、もう一人の先生が講評やアドバイスをします。

担当講師とは違う目線でのアドバイスがもらえるのも基礎グレードのメリットです。

④ヤマハグレード9級以上を
受けるときの心の準備ができる

級のあるグレードは、一人で試験室に入ります。

いきなり一人で試験を受けるのは緊張しますが、基礎グレードは、お母さんと一緒に部屋に入れるので、9級以上のグレードを受けるときの心の準備ができます。

第3位「基礎グレードは親も入室するの?服装はどうしたらいいの?」

基礎グレードの目的の一つは、保護者の方に幼児科2年間の成長をあらためて確認していただくことなので、保護者の方も一緒に入室して、グレードの様子を見てもらえます。

お母さまだけでなく、お父さまや他のご家族の方もご一緒に来ていただいて大丈夫です。

ピアノの先生
ピアノの先生
服装ですが、お子さまも保護者の方も普段着で大丈夫です。

まとめ

基礎グレードは、幼児科のレッスンでやってきた内容を通して、

  • 「きくこと」
  • 「うたうこと」
  • 「ひくこと」
  • 「よむこと」
  • 「つくること」

を保護者の方と一緒に確認します。

選曲のポイントは、お子さまが自信を持って歌ったり弾いたりできる曲を選ぶことです。

「人生で初めての試験!」というお子さまも多いかと思います。

がんばった分だけ、達成感も大きくて、自信につながります。

ピアノの先生
ピアノの先生
音楽的にも精神的にも、たくさん成長したお子さまを見てもらえたら嬉しいです。