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おすすめのピアノ練習アプリ | 独学に最適な6つのアプリをヤマハ講師が比較

おすすめのピアノ練習アプリ | 独学に最適な6つのアプリをヤマハ講師が比較
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ピアノの先生
ピアノの先生
こんにちは。
私はヤマハ音楽教室で講師をしています。

ピアノ練習アプリは、教室に通わなくても独学で学べるのが嬉しいですよね。

とはいえ、ピアノ練習アプリは、たくさんあるので、

どれを選べばいいの!?

と迷う方も多いと思います。

そこで、ヤマハ講師が「6つのピアノ練習アプリ」実際に使い、比較しました。

その結果を

  1. ピアノ練習アプリおすすめ6選(初心者向け、再開組向け)
  2. ピアノ練習アプリの選び方
  3. 「まとめ」と「比較表」

の順番でお伝えしていきます。

ピアノ練習アプリおすすめ6選(初心者向け、再開組向け)

今回、比較したピアノ練習アプリは、次の6つ。

【選び方のポイント】で、評価の高かった順に、お伝えします。

ピアノは未経験!

という初心者におすすめのアプリは…

1位 flowkey(フローキー)
2位 Skoove(スクーブ)
3位 ピアノアカデミー
4位 シンプリーピアノ
5位 ピアノマーベル
昔、ピアノを習っていたことがある!

という再開組向けのアプリは、「Metronaut(ミュージックシート)」です。

それでは、次のパートで、ピアノ練習アプリの選び方を見ていきましょう。

ピアノ練習アプリの選び方

独学でピアノを学びたい!

という方が、「自分にぴったりのアプリ」を選ぶために、チェックしたいポイントは、次の8つ。

  1. レッスンコースがあるか
  2. 「音声認識機能」があるか
  3. 接続方法
  4. レッスンはわかりやすいか
  5. 楽譜(数、ジャンル、レベル)
  6. コードに特化したコースがあるか
  7. スクリーンキーボード
  8. 料金

1つずつ、くわしく見ていきましょう。

レッスンコースがあるか

独学でピアノを始めようと思っても、

  • 何から始めたらいいのか
  • どんな練習をしたらいいのか

が、わからない方も多いですよね。

そんな方は、レッスンコースがあるアプリを選びましょう。

レッスンにそって進めていけば、効率がよく上達もはやいですよ。

ピアノの先生
ピアノの先生
今回、比較したアプリのうち「ミュージックシート」を除く、全てにピアノのレッスンコースがあります。

「音声認識機能」があるか

ピアノ教室とは違い、アプリだと聞いてくれる先生がいません。

そのため、

自分が弾いている音が、合っているのかわからない。

と不安になりますよね。

そこで、おすすめなのが「音声認識機能」があるアプリ。

音声認識機能とは

あなたが弾いている音を感知する機能。
間違えて弾いた場合、正しい鍵盤を教えてくれますよ。

今回、比較した6つのアプリ全てに、「音声認識機能」があります。

さらに、

  • flowkey
  • スクーブ
  • ピアノアカデミー
  • シンプリーピアノ

は、リアルタイムフィードバック!

ピアノの先生
ピアノの先生
間違えて弾いても、すぐに正しい鍵盤を確認できるので、効率がいいですよね。

ピアノマーベルは、演奏が終了してからの判定になります。

「ミュージックシート」の音声認識機能は、「音が合っているか」ではなく、テンポの判定となります。
その他のアプリは、全て「音が合っているか」を判定します。

接続方法

6つのアプリ全てに、「音声認識機能」がついているとお伝えしました。

音声認識機能って、どうやって使うの?

音声認識機能を使うためには、次の2つの方法があります。

  1. デバイスの内蔵マイクを使う
  2. MIDI接続する(ケーブルor Bluetooth)

【①デバイスの内蔵マイクを使う】の場合は、接続がいらないため、アコースティックピアノでも利用できますよ。

ただし、【②MIDI接続する】に比べると、音声認識の精度が少し落ちます。

ピアノ初心者の方は、

合っているのに、ミスだと判定される

と、とまどうこともありますよね。

そのため、可能であれば【②MIDI接続する】がおすすめです。

それでは、それぞれのアプリについて

  • 内蔵マイクが使えるか
  • MIDI接続の方法(ケーブルor Bluetooth)

を、見ていきましょう。

※横スクロールできます

アプリ名 内蔵マイク MIDIケーブル Bluetooth
flowkey
スクーブ
ピアノアカデミー ×
シンプリーピアノ ×
ピアノマーベル ×
ミュージックシート × ×

※注意 ピアノマーベル…Bluetoothでの接続はiPadのみで対応

  • 内蔵マイク
  • MIDIケーブル
  • Bluetooth

の全ての方法で接続が可能なのは、次の2つでした。

  1. flowkey
  2. スクーブ

レッスンはわかりやすいか

独学でピアノを学びたい方にとって、

レッスン内容がわかりやすいか

は、とても大事ですよね。

レッスン内容がわかりやすいかのポイントは、次の2つ。

  1. 楽譜と同時にお手本演奏が見れる
  2. レッスンが日本語に対応している

1つずつ、見ていきましょう。

楽譜と同時にお手本演奏が見れる

ピアノ初心者の方にとって、とても役に立つのがお手本演奏!

ピアノ教室でも、先生が弾いてみせることは、よくあります。
なぜなら、実際に指の動きを見ると、理解が早いから!

そして、今回、私が5つのピアノ練習アプリを使ってみて、

ピアノの先生
ピアノの先生
これは、すごくわかりやすい!

と思ったのが、「楽譜」と「お手本演奏」が同時に表示される画面!

フローキー
わからない!

と思ったときに、すぐにお手本を確認できるため、となりに先生がいるかのようにレッスンを進めていくことができますよ。

それでは、5つのアプリについて、「お手本演奏がついているのか」を、見ていきましょう。

flowkey

楽譜と同時にお手本演奏が見れる。

フローキー
スクーブ

楽譜と同時にお手本演奏が見れる。

スクーブ
ピアノアカデミー

お手本演奏はないが、鍵盤が光る。

ピアノアカデミー
シンプリーピアノ

お手本演奏はないが、鍵盤が光る。

シンプリーピアノ
ピアノマーベル

お手本演奏なし。曲によっては、別の動画でお手本演奏が見れる。

ミュージックシート

お手本演奏はないが、鍵盤が光る。

メトロノート

レッスンが日本語に対応している

今回、紹介している5つのアプリですが、どのアプリも、日本語に対応しています。

しかし、レッスンの一部が、外国語のままのアプリもあります。

それぞれのアプリについて、見ていきましょう。

flowkey すべてのレッスンの音声が日本語
スクーブ 音声→日本語(一部、音声が外国語で字幕なし
ピアノアカデミー 音声→日本語(一部、音声が外国語で字幕なし
シンプリーピアノ ▪音声 → 外国語(一部のレッスンは、音声が日本語)

▪日本語字幕あり

ピアノマーベル ▪音声 → 外国語

▪日本語字幕あり(一部、字幕なし)

ミュージックシート すべてのレッスンが日本語

すべてのレッスンが、日本語に対応しているのは次の3つ!

  1. すべてのレッスンの音声が日本語 → flowkey
  2. すべてのレッスンに日本語字幕がついている → シンプリーピアノ
  3. すべてのレッスンが日本語(音声なし) → ミュージックシート

楽譜(数、ジャンル、レベル)

5つのアプリには、それぞれたくさんの楽譜収録されています。

楽譜は、その「数」だけでなく、「あなたが弾きたいジャンルがあるか」も大事ですよね。

また、「楽譜のレベル」が気になる方もいると思います。

それぞれのアプリの

  • 楽譜数
  • ジャンル
  • レベル

を見ていきましょう。

ジャンルですが、どのアプリにも

  • クラシック
  • 映画
  • ジャズ

は含まれるため、それを省略してお伝えしますね。

※横スクロールできます

アプリ名 楽譜数 ジャンル レベル
flowkey 1,500曲以上 J–POP、K–POP、洋楽ポップス 初級〜上級
スクーブ 225曲以上 洋楽ポップス 初級〜中級
ピアノアカデミー 572曲以上 洋楽ポップス 初級〜中級
シンプリーピアノ 728曲以上 洋楽ポップス 初級〜中級
ピアノマーベル 10,000曲以上 洋楽ポップス 初級〜上級
ミュージックシート 数千曲以上 洋楽ポップス、各国のピアニスト 初級〜上級

6つのアプリは、すべて海外発。

そのため、収録されている楽譜は、「洋楽ポップス」と「クラシック」がメインでした。

補足
  • J–POP、K–POPが充実しているのは → flowkey
  • クラシック曲が多いのは → ミュージックシート、ピアノマーベル
  • ジャズが豊富なのは → シンプリーピアノ
ピアノの先生
ピアノの先生
どのアプリも、定期的に、新しい楽譜が追加されていますよ。

コードに特化したコースがあるか

コードを見てピアノを弾けるようになりたい!

という方も増えてきていますよね。

コードをマスターすれば、楽譜が読めなくても、

自分でアレンジして伴奏をつける

など、演奏の楽しみ方が広がります。

コードに特化したコースがあるのは、

  • flowkey
  • シンプリーピアノ

です。

「シンプリーピアノ」のコードコースは、伴奏を弾くためのカリキュラムになっているため、弾き語りをしたい方におすすめ。

「flowkey」のコードコースは、

  • ソロ(右手でメロディを弾き、左手でコードを弾く)
  • 伴奏を弾く(弾き語り)

のどちらにも対応していますよ。

  • ピアノマーベル
  • ピアノアカデミー
  • スクーブ

には、コードに特化したコースはありませんが、カリキュラムの中に、コードについて学ぶパートがあります。

スクリーンキーボード

通勤の電車の中でもピアノの練習をしたい!

という方は、デバイス上の鍵盤(スクリーンキーボード)で練習できるアプリがおすすめ。

ピアノが、家にないんだけど…。

という方も、スクリーンキーボードで練習できるアプリであれば、ピアノを学ぶことができますよね。

スクリーンキーボードで練習できるアプリは、次の2つです。

  • ピアノアカデミー
  • シンプリーピアノ

ただし、スクリーンキーボードで練習できるのは、初級レベルのみ。
長く続けるのであれば、自宅に楽器を用意しましょう。

電子ピアノの選び方は、電子ピアノのおすすめ10選【ピアノの先生が人気モデル&選び方を解説】をどうぞ。

料金

ピアノ学習アプリの選び方、最後のポイントは料金!

それでは、6つのアプリの料金を比べてみましょう。

※横スクロールできます

1ヶ月プラン 3ヶ月プラン 6ヶ月プラン 1年プラン
flowkey 2,100円 9,100円 12,800円
スクーブ 2,000円 4,000円 10,000円
ピアノアカデミー 1,950円 3,900円 7,900円
シンプリーピアノ 4,900円 7,300円 9,800円
ピアノマーベル 12ドル
(約1,320円※)
99ドル
(約10,890円※)
ミュージックシート 1,180円 6,000円

※注意 ピアノマーベルの料金は、1ドル=110円で計算した場合

は、7日間の無料お試しが可能!

ピアノマーベルは、30日間、無料でお試しができますよ。

初心者におすすめのピアノ練習アプリ5選

初心者の方におすすめのピアノ練習アプリは、次の5つ。

1位 flowkey(フローキー)
2位 Skoove(スクーブ)
3位 ピアノアカデミー
4位 シンプリーピアノ
5位 ピアノマーベル

どのアプリも

  1. 基礎から学べるピアノレッスンコースがある
  2. 「音が合っているか」を教えてくれる
  3. お手本演奏or鍵盤画像で、次に弾く鍵盤の位置を教えてくれる

ため、ピアノ未経験の方でも、独学で学べますよ!

それでは、1つずつ、特徴を見ていきましょう。

flowkey

flowkeyは、ピアノレッスンが、とてもわかりやすいのが特徴!

  • 解説動画がシンプルでわかりやすい
  • いつでもお手本演奏が確認できる

ため、初心者の方でも独学で、進められますよ!

また、すべてのレッスンで、音声が日本語なのはflowkeyだけ。

他のアプリでは、

  • 不自然な日本語訳になっている
  • 字幕のない解説動画がある

など、わかりにくい部分もありましたが、flowkeyならそのような心配はありません。

flowkeyのもう一つの特徴は、

  • J–POP
  • K–POP

が充実していること。

また、1曲に対して、

  • 初級
  • 中級
  • 上級

など、複数のレベルの楽譜があるため、自分のレベルに合わせて選べるのも嬉しいですね!

flowkeyについて、くわしくはflowkey(フローキー)をヤマハ講師が実際に使った感想をレビューをどうぞ。

スクーブ

Skoove(スクーブ) のピアノレッスンの特徴は、コースが豊富なこと!

初心者〜上級者コースまで、8つのコースがあります。

また、

  • ブルース&ブギウギ
  • 上級ポップス(コードなど)
  • プロデューサー向け(編曲など)

と、ジャンルも豊富!

あなたの「レベル」や、「学びたいジャンル」に合わせて選ぶことができますよ。

ただ、

  • 解説の日本語訳が、不自然なところがある
  • 日本語字幕のないレッスンコースがある

ため、そこが改善されるといいなと感じました。

スクーブについて、くわしくはピアノ学習アプリSkoove(スクーブ)の体験レビュー | メリットとデメリットを解説をどうぞ。

ピアノアカデミー

ピアノアカデミーのレッスンのよかったところは、アニメーションによる解説動画がわかりやすいところ!

ピアノの先生
ピアノの先生
かわいいアニメーションで、楽しくレッスンが進められます。

お手本演奏はありませんが、楽譜と一緒に「鍵盤の画像」が表示されます。

そして、楽譜に合わせて「鍵盤」が光るため、ピアノ初心者の方にもわかりやすいと思います。

また、

  • ピアノ、キーボード(実際の楽器)
  • タッチスクリーン(デバイスの画面上)

のどちらでも練習ができるので、楽器を持っていない方にも嬉しいですね。

レッスンは、1〜43まであるのですが、レッスン23以降には日本語字幕がついていません。
そこが改善されるといいなと思います。

ピアノアカデミーについて、ピアノアカデミー(ピアノ学習アプリ)をヤマハ講師が実際に使った感想をどうぞ。

シンプリーピアノ

シンプリーピアノのレッスンでは、「バック演奏」に合わせながら、曲を弾いていきます。

そのため、

まだ、右手のドレミファソしか弾けない!

という段階でも、楽しく練習できますよ。

  • 流れてくる音符にタイミングを合わせて弾いていく
  • スクリーンキーボードでも練習できる

ため、ゲーム感覚で楽しく学べるのが、シンプリーピアノの特徴!

ただし、

  • 楽譜に拍子記号がない
  • 楽典や理論の説明があまりない

ため、

知識もしっかり身につけたい!

という方は、他の「教本」や「アプリ」を併用するといいですよ。

シンプリーピアノについて、くわしくはシンプリーピアノの体験レビュー| メリットとデメリットを比較をどうぞ。

ピアノマーベル

ピアノマーベルの特徴は、レッスンのカリキュラムがしっかりしていて、細かくレベル分けされていること。

初級から中級レベルまで、約1,200もの課題が用意されており、確実に力をつけていくことができますよ。

曲を弾くだけではなく、

  • 初見
  • 聴音
  • 伴奏づけ

など、ソルフェージュの学習ができるのも、ピアノマーベル魅力!

ただし、日本語字幕がついていない解説動画があったりと、ピアノ初心者には、理解がむずかしい部分も…。

また、音声認識機能を使うためには、

  • プラグインをインストール
  • ケーブルを用意する(iPadならBluetoothも可能)

必要があるため、使い始めるまでが、少しややこしく、感じました。

ピアノマーベルについて、くわしくはピアノマーベルをヤマハ講師が実際に使ってみた感想をレビューをどうぞ。

再開組におすすめのピアノアプリ

昔、ピアノを習っていたことがある!

という再開組の方におすすめのアプリが、「Metronaut(ミュージックシート)」です。

ミュージックシートには、

  1. 基礎から学べるピアノレッスン
  2. 音が合っているかを教えてくれる機能

は、ありません。

その為、未経験者向けではありませんが、再開組にはとてもおすすめのアプリです。

その理由が次の5つ。

  1. 1曲に対して初級、中級、上級とレベルの違う楽譜がある
  2. スケール、アルペジオ、指のトレーニングなど、基礎練習が豊富
  3. 基礎練習にも伴奏音源があり、楽しい
  4. 「録音音源」や「演奏動画」をかんたんにシェアできる
  5. 原曲楽譜も豊富なので上級者も満足

ピアノ曲以外に、基礎練習の楽譜も豊富なため、このアプリ一つで、

  • 指のトレーニング
  • 弾きたい曲の練習

ができます。

基礎練習には、伴奏音源をつけることもできるため、楽しく練習できますよ。

曲を練習するときは、

  1. お手本演奏を聴く
  2. 片手ずつ練習(片手のみ再生)
  3. 部分練習をする
  4. テンポを変更

などもできるため、独学にもおすすめです。

ミュージックシートについて、くわしくはミュージックシート(Metronaut)の評判 | ヤマハ講師が使った感想をレビューをどうぞ。

6つのアプリの比較表

選び方のポイントでお伝えした項目について、比較表にしました。

※横スクロールできます

flowkey スクーブ ピアノアカデミー シンプリーピアノ ピアノマーベル ミュージックシート
①音声が日本語 × ×
②日本語字幕
③楽譜とお手本演奏の表示 × × × ×
④内蔵マイク ×
⑤Bluetooth接続 × × ×
⑥J–POP/K–POP × × × × ×
⑦上級レベルの楽譜 × × ×
⑧コードに特化したコース × × × ×
⑨スクリーンキーボード × × × ×
⑩楽譜数 1,500 225 572 728 10,000 数千曲

今回、6つのピアノアプリは、

  • iPad(iOS)
  • パソコン

で試しています。

Android版だと、内容が変わる場合もあるので、事前に確認してくださいね。