独学での練習方法

【独学でのピアノ基礎練習】ヤマハ講師おすすめの教材と練習法

【独学でのピアノ基礎練習】ヤマハ講師おすすめの教材と練習法
ピアノの先生
ピアノの先生
はじめまして。
私はヤマハ音楽教室でピアノ講師をしています。
指が思うように動かない。
何度、練習しても弾けない部分がある。

独学でピアノをされている方でそんなふうにお悩みの方はいませんか?

指を動きやすくするためには、好きな曲を弾くだけではなく基礎練習も大切です。

今回は、

独学でピアノを弾いている方の基礎練習

について解説します。

レベル的には「ブルグミュラー25の練習曲」ぐらいの曲を弾いている方向けです。

ピアノ初心者の方の基礎練習については、独学ピアノの進め方をヤマハ講師が伝授!基礎が身につく教本とはをどうぞ。

ピアノの基礎練習が大事な理由

ピアノの基礎練習の目的は、

曲を弾くためのテクニックを身につける

ことです。

  1. スケール
  2. アルペジオ
  3. トリル
  4. 重音
  5. 跳躍
  6. 曲の中で出てきやすい音型

など曲を弾くために必要なテクニックをつけておけば、いざ曲の中でそれが出てきたときに無理なく弾くことができます。

ピアノの先生
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  • 指が思うように動かない
  • 何度、練習しても弾けない部分がある


そういったことを減らすためにも基礎練習が大事なんですよ。

ピアノの基礎練習とは

そもそも、ピアノの基礎練習ってどういうことをするの?

という疑問もあると思います。

ピアノの基礎練習は、次の2つに分けられます。

  1. 練習曲
  2. 指のトレーニング

ピアノ教室でもよく使われる練習曲集

  • ブルグミュラー25の練習曲
  • ツェルニー練習曲(30番、40番etc.)
  • クラーマー=ビューロー60の練習曲
  • ショパン エチュード集

などがあります。

指のトレーニングの教本なら

  • ハノンピアノ教本
  • リトル ピシュナ48の基礎練習曲集
  • ピシュナ 60の練習曲
  • ベレンス 左手のトレーニング

などがあります。

練習曲集とトレーニングの教本の違いはなに?
ピアノの先生
ピアノの先生
練習曲集は、1つの曲としてまとまっています。
トレーニングの教本の方は、曲っぽさがなく指のトレーニングがメインです。

ピアノの基礎を学ぶなら

  • 練習曲集
  • トレーニングの教本

のどちらも大切!

では、

  • 独学でピアノを弾いている
  • ブルグミュラー25の練習曲レベルの曲は弾ける

という方におすすめの

  1. 練習曲集
  2. 指のトレーニングのための教本

を紹介していきますね。

練習曲集

ツェルニー30番練習曲

ツェルニーって?
ピアノの先生
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本名は、カール・ツェルニー。
ピアニスト、作曲家、ピアノの先生です。

ツェルニーは、ベートーベンの弟子であり、リストやクラークの先生でもあるんですよ。

ツェルニーの練習曲集は

  • 100番
  • 30番
  • 40番
  • 50番
  • 60番

などなど…

この他にもたくさんの練習曲集があります!

なかでも、使われることが多いのがツェルニー30番練習曲。

ツェルニー30番練習曲は中級レベルの練習曲集です。

  • ブルグミュラー25の練習曲
  • ツェルニー やさしい20の練習曲

などをやってからツェルニー30番に入るといいですよ。

  • ブルグミュラー25の練習曲
  • ツェルニー やさしい20の練習曲

については、独学ピアノの進め方をヤマハ講師が伝授!基礎が身につく教本とはに書いています。

ツェルニー30番練習曲の次は?

ツェルニー30番練習曲が終わったら、次はどんな順番で進めたらいい?
ピアノの先生
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ツェルニー30番練習曲のあとは、ツェルニー40番練習曲に進むことが多いです。

ツェルニー40番練習曲のあとは

  • モシュコフスキー20の小練習曲
  • クラーマー=ビューロー60の練習曲
  • ツェルニー50番練習曲

などの練習曲集があります。

ツェルニーは、ベートーベンなど古典派を弾くためにはやっておくべき練習曲集です。

ショパンなどロマン派を弾きたいという方には

  • クラーマー=ビューロー60の練習曲
  • モシュコフスキー20の小練習曲

がおすすめです。

指のトレーニングのための教本

独学でピアノを弾いている方におすすめのトレーニングの教本は次の2冊です。

  1. ハノンピアノ教本
  2. リトルピシュナ48の基礎練習曲集

練習曲集を弾く前にトレーニングの教本をやると、ウォーミングアップにもなります。

それでは、1冊ずつ見ていきましょう。

ハノンピアノ教本

ハノンは譜読みがしやすく、ピアノ初心者の方でも取り組みやすいかもしれません。

ウォーミングアップとして使ったり、練習している曲の調の音階やアルペジオを取り出して練習したり…と長く使える教本です。

また、

  • リズムを変えて弾く
  • 移調して弾く
  • 右手と左手の強弱を変えて弾く

など、いろいろな練習法があります。

でも、ハノンは「速く弾く」だけではダメなんです。

  • 音のつぶがそろっているか(弱い音があったり、強い音があったりしないか)
  • 手首や腕をかためて弾いていないか
  • 身体のどこかに力が入っていないか

などに気をつけて、まずはゆっくりから練習してくださいね。

リトルピシュナ48の基礎練習曲集

ハノンは、左右の指を全てまんべんなくトレーニングすることができます。

でも大人の方の場合、

動きにくい4と5の指を重点的にトレーニングしたい。

という声も聞きます。

そんな方には

リトルピシュナ48の基礎練習曲集

がおすすめです。

リトルピシュナ48の基礎練習曲集の中には

1と2の指は鍵盤を押さえたまま、4と5の指を動かす

など曲によって、ある指を集中的にトレーニングすることができますよ。

またハノンは、ほとんどの曲がハ長調ですが、リトルピシュナは1小節ごとに調が変わります。

♯や♭がたくさん出てくる曲は苦手…!

という方もいますよね。

リトルピシュナを弾いておくと、いろいろな調に慣れることができますよ。

基礎練習のポイント

独学で悩むのが練習方法ですよね。

基礎練習のポイントは次の3つ。

  1. 曲の目的を理解して練習する
  2. 身体の使い方
  3. ゆっくりから練習する

1つずつ、見ていきましょう。

曲の目的を理解して練習する

練習曲集もテクニックの教本も、1つ1つの曲には、練習の目的があります。

練習の目的を理解してから、弾くことが大切です。

練習の目的は、教本の初めで解説されている場合が多いので、独学の場合は解説も読んでくださいね。

身体の使い方

練習曲集やテクニックの教本は、手首を固めて力任せに弾こうとすると手を痛めることにもなりかねむせん。

脱力が大事なんです。

でも、独学では脱力ができているのかって、わかりにくいですよね。

脱力のためには、

手首、腕を固定しないこと

が大切です。

少し意識を変えるだけで、手首や腕が自由に使えるようになります。

次のようなイメージを持ってください。

①手首

腕時計をつけるあたりだけが手首ではありません。

腕時計をつけるあたりにポコッと出ている骨の前から手に近い方へ5㎝ほどが手首です。

指を動かしやすくするために、手首は

  1. 長い
  2. 柔軟性がある

というイメージを持ちましょう。

②腕

腕の始まりは肩ではありません。
鎖骨や肩甲骨も腕です。

  • 鎖骨を端から端までたどってみる
  • 肩甲骨を触ってみる

をやってみてください。その部分も腕です。

③指

指の始まりは、見た目で指が分かれているところではありません。
指の始まりは手首のあたりです。

ゆっくりから練習する

練習曲集、テクニックの教本は、2つとも最終的にはテンポを上げて弾きます。

でも、はじめから速く弾いてはダメです。

はじめは

  • 身体に力が入っていないか
  • 音のつぶはそろっているか(強かったり弱かったり仲間外れの音がないか)
  • 美しい音で弾けているか

を確認できるテンポで練習してください。

まとめ

基礎練習は、

  1. 練習曲集
  2. テクニックの教本

を使います。

独学でピアノを弾いている方におすすめの練習曲集は、

  1. ツェルニー30番練習曲
  2. ツェルニー40番練習曲
  3. クラーマー=ビューロー60の練習曲
  4. モシュコフスキー20の小練習曲

独学でピアノを弾いている方におすすめのテクニックの教本は、

  1. ハノンピアノ教本
  2. リトルピシュナ48の基礎練習曲集

です。