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【独学ピアノの進め方】基礎を身につければ確実に上達する!

独学ピアノの進め方をヤマハ講師が伝授!基礎が身につく教本とは
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ピアノの先生
ピアノの先生
こんにちは。
私はヤマハ音楽教室でピアノ講師をしています。

ピアノを独学で弾いていると

  • どうやって進めていけばいいの?
  • 自分に合っている教本はどれ?
  • 今やっている練習方法は正しいのかな?

など疑問に思うことも多いですよね。

そこで今回は、独学ピアノの進め方について、

  1. ピアノ教室での教本の順番
  2. 独学ピアノの進め方
  3. おすすめの練習曲集
  4. おすすめの指のトレーニングの教本
  5. 好きな曲の楽譜の探し方
  6. 独学での練習のポイント

の順番で、解説していきます。

ピアノ教室での教本の順番

「ピアノの独学での進め方」をお伝えする前に、

ピアノ教室ではどのような順番で教本を進めていくのか

を見ていきましょう。

ピアノ教室での「教本の順番」をかんたんにお伝えすると、

①導入期教材 → ②練習曲集+指を動かしやすくするための教本

となります。

もう少し、くわしく見ていきましょう。

ピアノ教室では、まずはじめに

  • バイエル
  • オルガン・ピアノの本
  • バスティン
  • ぴあのどりーむ

などの導入教材を使います。

そのあと、

  • ツェルニー リトル・ピアニスト
  • ブルクミュラー 25の練習曲

などの練習曲集を進めていきます。

「ブルクミュラー 25の練習曲」が終わると、

  • ツェルニー30番
  • ツェルニー40番
  • クラーマー=ビューロー

などの練習曲集を進めながら、

  • ソナチネアルバム
  • バッハ インベンション

など「古典派」「バロック」の曲集も併用していきます。

また、どの段階でも

  • バーナムピアノテクニック
  • ハノン

などの「指を動かしやすくするための教本」を併用して使うことが多いです。

基礎が身につく独学ピアノの進め方

ピアノ教室では、

導入教材 → 練習曲集

という順番で教本を進めながら「指を動かしやすくする教本」を併用していくとお伝えしました。

独学ピアノの場合も、同じように進めていくと、ピアノを弾く上で基礎となるテクニックを身につけていくことができますよ。

ピアノの先生
ピアノの先生
基礎テクニックを身につければ、新しい曲が弾けるようになるのも速くなります。上達を感じられるので、楽しくピアノを続けられますよ。

ただし、ピアノ教室で使われる「バイエル」などの導入教材は、

先生に教えてもらいながら進めていくこと

が前提となっています。

そのため、独学の場合は「独学用のピアノ教本」または「ピアノ練習アプリ」がおすすめ。

くわしくは、

で解説しています。

そして「独学用ピアノ教本」や「ピアノ練習アプリ」で基本を学んだあとは

  • 練習曲集
  • 指を動かしやすくする教本

を進めていきましょう。

また、独学の場合は「好きな曲」を練習に取り入れるのがおすすめ!

なぜなら、モチベーションアップにつながるから。

それでは、

  • おすすめの練習曲集
  • おすすめの指のトレーニングの教本
  • 好きな曲の楽譜の探し方

の順番で、見ていきましょう。

おすすめの練習曲集4選

独学でピアノを学ぶ方におすすめの練習曲集は、次の4つ!

  1. ツェルニー リトル・ピアニスト
  2. チェルニー やさしい20の練習曲
  3. 大人のための独習ブルクミュラー 25の練習曲
  4. バーナムピアノテクニック

ツェルニー リトル・ピアニスト

「ツェルニー」の練習曲集は、

  • 100番練習曲
  • 30番練習曲
  • 40番練習曲

などたくさんあり、初心者〜音大生まで幅広いレベルの方に使われています。

その中で、初心者の方におすすめなのが「ツェルニー リトル・ピアニスト」です。

ピアノの先生
ピアノの先生
導入期教材「バイエル」の後半ぐらいから併用が可能です。

73曲あり、はじめと終わりでは難易度がかなり違いますが、終了すれば「ツェルニー30番」へ進むことができますよ。

チェルニー やさしい20の練習曲

ツェルニーのたくさんの練習曲の中から、初級レベル20曲を厳選してまとめたのが「チェルニー やさしい20の練習曲」です。

ツェルニーの初級の練習曲集には

  • リトルピアニスト
  • 100番
  • 110番

などがありますが、それらに比べて曲数が少ないため、取り組みやすいのが「チェルニー やさしい20の練習曲」の特徴。

難易度順になっているため、独学の方も使いやすいですよ!

終了すれば「ツェルニー30番」へ進むことができます。

  • こどもの頃に習っていたピアノを再開した方
  • バイエル終了程度の力がある方

におすすめです。

大人のための独習ブルクミュラー 25の練習曲

「ブルグミュラー25の練習曲」は、ピアノ教室でもとてもよく使われている練習曲集

「バイエル」などの導入教材が終わったら「ブルグミュラー25の練習曲」に進むのが一般的です。

「ブルグミュラー25の練習曲」は、曲ごとにタイトルがあり、曲想も豊か!

楽しく練習しながら

  • テクニック
  • 表現力

が身につくため、独学の大人の方にも、ぜひ弾いてほしい練習曲集です。

とはいえ、テクニックを身につけるためには、練習方法も大切!

また「ブルグミュラー25の練習曲」は曲ごとに「練習の目的、ポイント」があり、それを理解して弾くことも大切なんです。

でも、独学の場合、

  • どうやって練習すればいいのか
  • 曲ごとの練習のポイント

などがわかりにくいですよね。

そこで、おすすめなのが「大人のための独習ブルグミュラー25の練習曲」です。

  • 曲ごとの練習の目的
  • 練習方法

などの解説があるので独学でも取り組みやすいですよ!

バーナムピアノテクニック

バーナムピアノテクニックは、導入期教材と併用して「指を動かしやすくすること」を目的に使われることも多い教本です。

1曲1曲が短くて、取り組みやすいのが特徴!

「スキップ」「走る」などの日常的な動きをテーマにしているため、イメージをふくらませながら楽しく「表現力」「テクニック」を身につけていくことができます。

  1. ミニブック
  2. 導入書
  3. 1巻
  4. 2巻
  5. 3巻
  6. 4巻

と、6つのシリーズがあり、あなたのレベルに合わせて選ぶことができますよ。

大人で独学の方は「導入書」または「バーナムピアノテクニック1」から始めるのがおすすめです。

おすすめの指のトレーニングの教本

1つ前のパートでお伝えした「練習曲集」の目的は

  • テクニック
  • 表現力

を身につけることです。

一方「指のトレーニングの教本」は、

  • 指の独立
  • 指の強化
  • 指を正確に速く動かせるようにする

などが、目的となります。

ピアノの先生
ピアノの先生
それぞれ目的が違うため、「練習曲集」「指のトレーニングの教本」のどちらも練習に取り入れるのがおすすめです。

独学でピアノを学ぶ方におすすめの「おすすめの指のトレーニングの教本」は、次の2冊!

  1. 大人からはじめるハノンピアノ教本
  2. ピアノの基本 テクニックマスター

ハノンピアノ教本

「ハノン」は、ピアノ教室でもとてもよく使われている教本です。

  • 右手と左手が同じ音
  • 1つのパターンを繰り返しながら1音ずつ上行(下行)する

という特徴があるため、譜読みに時間をかけずに指のトレーニングをすることができます。

「指の独立」などが目的のため、表情をつけて弾くのではなく

  • 音の粒を揃える
  • 正しい姿勢やフォームで弾く
  • リズム変奏など応用練習

などが大切になります。

ハノンの効果的な練習方法については、ハノンの練習法 | 必ず効果を上げるための6つのポイントをどうぞ。

大人からピアノを始めた方には、大人からはじめるハノンピアノ教本もおすすめ。

  • 予備練習
  • リズム練習
  • ワンポイントアドバイス

などが、それぞれの曲ごとに載っているため、独学でも進めていくことができますよ!

ピアノの基本 テクニックマスター

ハノンと同じように

  • 右手と左手が同じ音
  • パターンの繰り返し

という特徴があります。

ハノンより易しく、導入用教本と併用することが可能!

  • 4分音符
  • 手のポジションを変えない(ドレミファソに指を置いたまま弾ける)

から始まるため、ピアノを始めたばかりの方も無理なく進められますよ。

好きな曲の楽譜の探し方

独学ピアノでは、練習に「好きな曲」を取り入れるのがおすすめ!

なぜなら、モチベーションを維持しやすく楽しく続けられるから。

とはいえ、

自分のレベルに合った楽譜の探し方がわからない。

という方もいらっしゃいますよね。

そんな方には「ぷりんと楽譜」などの楽譜ダウンロードサイトがおすすめ!

楽譜を1曲からダウンロード購入し、自宅のプリンタやコンビニから印刷ができますよ。

  • 曲名
  • アーティスト名
  • ジャンル
  • 難易度

などを細かく指定して検索できるため、あなたのレベルに合った曲が、かんたんに見つかります。

>>> ヤマハ「ぷりんと楽譜」をチェック

また、初心者向けの楽譜集もたくさん出版されてます。

おすすめの初心者向け楽譜については、【2023年】ピアノ初心者向け楽譜おすすめ24選 | ヤマハ講師が選び方を解説をどうぞ。

独学での練習のポイント

最後に、独学での「ピアノ練習」のポイントをいきましょう。

ポイントは、次の4つ!

  1. 姿勢、手のフォームに気をつける
  2. 少しずつ区切って譜読みをする
  3. 片手ずつ、ゆっくり、練習をする
  4. 部分練習をする

くわしくは、ピアノ初心者の独学練習方法 | 8つの悩みをヤマハ講師が解決で解説しています。

また、独学の場合も、ときどきピアノレッスンを取り入れると効率よく上達できます。

  • 姿勢やフォームが合っているか気になる
  • わからないことがある
  • 何回、練習しても弾けるようにならない曲がある

などの場合は、ピアノの先生に見てもらうと解決がはやいですよ。

オンラインピアノレッスンであれば、「1回きり」がOKな教室もたくさんあります。

くわしくは、オンラインピアノレッスンおすすめ8選と選び方をヤマハ講師が解説で解説しています。