幼児科ではどうしてエレクトーンを使うのですか?
耳の力を育てるためにエレクトーンはとても適した楽器なんです。
なぜ、エレクトーンが耳の力をつけるのに適しているのでしょう?
レッスンでエレクトーンを使うメリット
①色々な楽器の音色が出る
エレクトーンは、色々な楽器の音を出すことができます。
それぞれの曲に合った音色で弾くことで、音楽表現が豊かになります。
このことは、ピアノで弾くときにも様々な楽器の音をイメージして弾く力にもつながります。
②鍵盤が上下2段あるのでバランスのいい響きを感じられる
バランスのいい響きは、メロディより伴奏が大きくならないことが大切です。
4、5歳児にとって自分でそのバランスを取るのは難しいところがあります。
エレクトーンは鍵盤が2段あって、それぞれで音色や音量を変えられるので、いつもバランスの取れたいい響きを耳にしながら演奏することができます。
③エレクトーンは持続音が出せる
鍵盤を押している間、音が鳴り続ける音のことを持続音といいます。
ピアノは持続音が出ません。
ヤマハでは、メロディにどんなハーモニーが合うかがわかる耳の力をつけます。
それを学習するのに、持続音が出せると、ハーモニーが耳に入ってきやすくなり効果的です。
④調律しなくても正しい音程が出る
バイオリンのようにチューニングしたり、ピアノのように調律をしなくても、いつも正しい音程を出せます。
⑤弾いている音を目で確認できる
これはピアノにも当てはまることなのですが、エレクトーンやピアノは、弾いている音を目で確認できます。
また、音域が広く、一人でメロディとハーモニーを弾けるのも、耳の力をつけるのに適しています。
その時期に一番伸びる力を伸ばす適期教育
指が動きやすくなる6歳以降のコースでは、ピアノ、エレクトーンどちらかを専攻し、それぞれのタッチも学んでいきます。
耳が育つ時期の幼児科では、音感を育て、鍵盤の基礎を学んでいきます。
身体の発達に合わせたレッスンで、伸びる時期を逃さず、無理なく力をつけることができます。
一人で何役もできるエレクトーンを画像で紹介
ボタンがたくさんあるのは、その一つ一つに、色々な楽器の音色が入ってるからなんです。
2014年4月に発売された、STAGEA(ステージア) ELS-02Cを簡単にご紹介します。
ストリングス(弦楽器)ブラス(管楽器)などわかれています。
ストリングスを押すと、画面上に弦楽器がたくさん出てきます。
数字をタッチすると画面が切り替わり、弦楽器だけでも60種類の音色があります。
この中から好きな楽器を選びます。
画面上でタッチして、音量や音質を調整できます。
上鍵盤、下鍵盤、足鍵盤で最大8つの音色を設定できます。
リズムの打ちこみもできます。リズムを打ち込むのは大変ですが、プロが作ったリズム、音色が市販されているので、それを使えば好きな曲をすぐに弾くことができます。
まとめ
ヤマハでは、耳が発達する幼児期にエレクトーンを使い、指の筋力が発達する6歳以降にはピアノ、エレクトーンそれぞれのタッチを学んでいきます。
エレクトーンのSTAGEA02シリーズは、弾き方にもよりますが、本当に、そこに生の楽器やドラムがあるかのような音がなります。
ヤマハ音楽教室の体験教室やレッスンでは、講師による演奏もあります。