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ローランドのおすすめ電子ピアノ8選 | 全シリーズの特徴をヤマハ講師が解説

ローランドのおすすめ電子ピアノ8選全シリーズの特徴をヤマハ講師が解説
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ピアノの先生
ピアノの先生
こんにちは。
私は、ヤマハ音楽教室でピアノ講師をしています。
ピアノといえば、ヤマハやカワイが思い浮かぶけど、ローランドの電子ピアノってどうなんだろう?

今回は、

ローランドの電子ピアノが気になる!

という方のために、

  • ローランド(Roland)とは
  • ローランドの電子ピアノの特徴
  • シリーズによる違い
  • おすすめのローランド電子ピアノ

の順番で、解説していきます。

ローランド(Roland)とは

ローランドは、世界トップレベルの電子楽器メーカー!

ピアノの先生
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海外っぽい社名ですが、日本のメーカーです。

電子楽器専門メーカーとしての、高い技術力が、ローランドの大きな魅力!

電子ピアノにおいて、ローランドの技術は、いつも、他メーカーの一歩先をいっています。

たとえば…

電子ピアノの鍵盤は、タッチの強さによって、音の強弱がつきますよね?

今では、当たり前の技術ですが、それを世界で初めて、電子ピアノで実現したのは、ローランドなんです。

現在も、「モデリング音源」という技術を、電子ピアノで使っているのはローランドだけ。

ピアノの先生
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モデリング音源については、のちほどくわしくお伝えします。

また、電子ピアノの音色に大きく関係する、スピーカーに強いのも、電子楽器メーカーならでは!

ローランドは、「ヤマハ」や「カワイ」と違ってアコースティックピアノは製造していません。

そのため…

電子ピアノを買うなら、やっぱり「ヤマハ」か「カワイ」がいいんじゃないの?

と思う方もいます。

でも、電子ピアノは電子楽器!

電子楽器専門メーカーである「ローランドならではの強み」もありますよ。

ローランドの電子ピアノの特徴

ローランドの電子ピアノの大きな特徴として、次の3つがあります。

  1. モデリング音源
  2. ほとんどのモデルがBluetoothオーディオ対応
  3. 無料アプリが充実

1つずつ、くわしく見ていきましょう。

モデリング音源

電子ピアノの音源には、次の2つがあります。

  1. サンプリング音源
  2. モデリング音源

電子ピアノの音源の主流は、サンプリング音源。

「ヤマハ」「カワイ」「カシオ」などの電子ピアノで使われているのは、サンプリング音源です。

「モデリング音源」が使われている電子ピアノがあるのは、「ローランド」だけ!

「サンプリング音源」と「モデリング音源」の違いは?

大きな違いは、音色の豊かさ!

「サンプリング音源」は、本物のグランドピアノの音を、サンプリング(デジタル録音)して作っています。

  • 88鍵盤を1鍵1鍵、サンプリングする
  • タッチの強さをわけて、きめ細かくサンプリングする

ことで、豊かな音色が出せます。

しかし、サンプリングされていない音を出すことはできません。

一方、「モデリング音源」は、電子ピアノの中で音を作り出すことができる音源。

弾いた瞬間に、アコースティックピアノの共鳴をシュミレートし、音を作り出します。

そのため、出せる音色に制約がありません。

ピアノの先生
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「弾くたびに音色が変わる」のが、モデリング音源の特徴です。

ほとんどのモデルがBluetoothオーディオ対応

ローランドの電子ピアノの、ほとんどがBluetoothオーディオに対応しています。

「スマホ」と「電子ピアノ」をBluetooth接続すれば、スマホ内の曲を、電子ピアノの高音質なスピーカーから鳴らすことができます。

  • 好きなアーティストの曲に合わせて演奏する
  • YouTubeのレッスン動画を再生しながら練習する

など、楽しく練習ができますよ!

ピアノの先生
ピアノの先生
Bluetoothオーディオ対応モデルについては、のちほど表にしています。

無料アプリが充実

ローランドの電子ピアノでは、多彩なアプリを使うことができるのも魅力!

次の4つの無料アプリを使うことができますよ。(機種によって使えるアプリが違います。)

  1. Roland Piano App (2022年8月リリース)
  2. Piano Every Day (2022年末にサービス終了予定)
  3. Piano Partner2
  4. Piano Designer

それぞれ、どんなことができるのか見ていきましょう。

 Roland Piano App

2022年8月にリリースされたばかりのアプリ!

このアプリを使えば、次のようなことができますよ!

  1. スマホをリモコンとして使える
  2. 目で見てテンポを確認できるビジュアル・メトロノーム
  3. 録音して聴き返すことができる「レコーダー」機能
  4. 日々の練習を記録する「タイムライン」機能
  5. ゲーム感覚で音感トレーニングができる(フラッシュ・カード)
  6. 内蔵曲の譜面表示
  7. 7日間ほどで1曲弾けるようになる練習メニューの提示(One  Week Master)
  8. 自動伴奏機能

「④タイムライン機能」では、1日にどれくらい練習したかなど、日々の練習を記録してくれます。

練習の目標時間を設定することもできるので、モチベーションを維持しやすいですよね!

「⑦自動伴奏機能」では、あなたの演奏に合わせて、

  • ポップス
  • ジャズ
  • ブルース

など、さまざまなジャンルの伴奏をリアルタイムでつけてくれるので、楽しく練習ができますよ!

対応機種

LX708、LX706、LX705、HP704、HP702、RP701、F701、FP-90X、FP-60X、FP-30X

Piano Every Day

ローランドの電子ピアノと、「Piano Every Day」をつなぐだけで、あなたの練習を自動的に録音!

ピアノの先生
ピアノの先生
いつでも、どこでも自分の演奏を聴き返すことができますよ。

また、

  • 日々の練習時間やメニューを記録
  • 1週間で1曲をマスターするための練習メニューの提示

など、練習をサポートする機能が充実!

独学で学びたい方にもぴったりのアプリですよ。

Piano Every Dayは、2022年末でサービスが終了します。
購入済みの楽譜などは、「Roland Piano App 」に移行ができますよ。

対応機種

LX700/HP700シリーズ、RP701、F701、FP-90X/60X/30X

Piano Partner2

「Piano Partner2」では、次のようなことができますよ。

  1. スマホをリモコンとして使える
  2. レコーダー機能
  3. 練習を記録(ダイアリー)
  4. ゲーム感覚で音感トレーニングができる(フラッシュ・カード)
  5. 内蔵曲の譜面表示
  6. 自動伴奏機能
対応機種

GP609、GP607、LX-17、LX-7、HP605、HP603A/HP603、HP601、RP501R、RP102、KIYOLA KF-10、DP603、F-140R、FP-90、FP-60、FP-30、FP-10、GO:PIANO (GO-61P)、GO:PIANO88 (GO-88P)、GO-PIANO with Alexa Built-in (GO-61P-A)

Piano Designer

アコースティックピアノのように、

  • 音程
  • 音量
  • 大屋根の開き具合
  • 弦の響きの状態

などを、「スマホ」や「タブレット」の画面上で、わかりやすく調節ができるアプリ。

著名な調律師による調律に設定し、演奏することもできますよ!

対応機種

Bluetooth: LX708, LX706, LX705, HP704, HP702, RP701, F701, FP-90X, FP-60X, FP-30X, GP609, GP607, LX-17, LX-7, HP605, HP603, HP603A, HP601, KIYOLA KF-10, DP603, FP-90, FP-60Wireless LAN: LX-15e, HP508, HP506, HP504, DP90Se, DP90e, FP-80

ローランド電子ピアノ【シリーズによる違い】

ローランドの電子ピアノのシリーズは、8つ!
それぞれのシリーズを、ひとことでまとめると、次のようになります。

  1. GP…デジタル・グランドピアノ
  2. LX…最上級モデル
  3. Kiyola…大手家具メーカー「カリモク」とのコラボモデル
  4. HP…モデリング音源の本格派モデル
  5. DP…スリム&本格的
  6. RP…エントリーモデル
  7. F…スリムタイプ
  8. FP…卓上タイプ
ローランド電子ピアノ
【音源とBluetoothオーディオ】
音源 Bluetoothオーディオ
GP モデリング
LX モデリング
Kiyola モデリング
HP モデリング
DP モデリング
RP サンプリング
F サンプリング
FP (FP–90X)モデリング、他 サンプリング (FP–10)×、他 ○

ローランドの電子ピアノおすすめ8選

ピアノの先生
ピアノの先生
私が、おすすめするローランドの電子ピアノは、次の8モデル!
  1. FP–10
  2. FP–30X
  3. RP701
  4. F701
  5. KIYOLA KF–10
  6. HP704
  7. LX705
  8. LX706

1つずつ、くわしく見ていきましょう。

FP–10

「FP–10」は、市場価格が4〜5万円台と、低価格ながら

  • 象牙調鍵盤
  • エスケープメントつき

と、鍵盤の機能高いのが特徴!

鍵盤センサーの精度も高く、表現力も豊か!

しかし、

  • 録音機能
  • Bluetoothオーディオ機能

はありません。

ひとつ上のモデル「FP–30X」なら、その2つの機能もついていますよ!

FP–30X

鍵盤は、「FP–10」と同じですが、

  • 録音機能
  • Bluetoothオーディオ機能

が追加され、ぐっと便利になります。

また、無料アプリ「Roland Piano App 」が使えるため、楽しく練習ができますよ!

「FP–30X」と「FP–10」の違いについて、くわしくは、卓上電子ピアノのおすすめ7選 | ヤマハ講師が選び方と注意点を解説に書いています。

RP701

ローランド電子ピアノのエントリー・モデルであるRP–701。

初心者にも使いやすいよう「日本語ディスプレイ」を採用!

他メーカーの10万円台モデルだと、

  • ディスプレイがない
  • 英語表記のディスプレイ

というモデルも少なくありません。

10万円台ながら、

  • 324音色
  • 内蔵曲397曲
  • Bluetoothオーディオ機能
  • オーディオ録音可能

と、多機能で、コスパが高いのも魅力!

内蔵曲には、

  • ハノン
  • バイエル
  • ブルグミュラー
  • ツェルニー

など、ピアノ教室でよく使われる曲が入っているので、レッスンに通う方にもおすすめですよ!

演奏に集中したい時に、

鍵盤蓋をスライドさせて、操作パネルを隠せる

という細かい工夫も嬉しいポイント!

F701

ひとつ上で紹介した「RP701」と、性能は、ほぼ同じ!

大きな違いはサイズです。

RP701 キャビネットタイプ【鍵盤蓋 スライド式・1,366mm(W)×463mm(D)×1027mm(H)】
F701 スリムタイプ【鍵盤蓋 折りたたみ式・1,360mm(W)×345mm(D)×781mm(H)】

「F701」は、スリムで、インテリアにもなじむモダンなデザイン!

電子ピアノを置くスペースや、インテリアに合わせて

  • RP701
  • F701

を選べるのが嬉しいですね!

ただし、「RP701」と「F701」の性能は、ほぼ同じですが、ペダルの機能に少し違いがあるので、それも確認しておくと安心ですよ!

ピアノの先生
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「RP701」のペダルは、アコースティックピアノ特有の踏みごたえを再現しており、コントロールがしやすくなっています。

KIYOLA(KF–10)

「KIYOLA」は、家具メーカー「カリモク」とのコラボモデル。

  • 一台一台、表情の違う天然木の木目
  • 曲線美を活かしたおしゃれなデザイン

など、つい眺めていたくなる「家具のような電子ピアノ」です。

また、「座り心地」を徹底的に研究している「カリモク」の技術を活かした椅子は、長時間でも快適にピアノ練習が可能!

「モデリング音源」を搭載しているため、音色も豊かですよ。

HP704

表情が豊かな「モデリング音源」を搭載しているHP704。

さらに、スピーカーシステムにもこだわっていて、グランドピアノの響きを再現しています。(アコースティック・プロジェクション)

鍵盤は、木材と樹脂を組み合わせたPHA–50鍵盤。

樹脂を組み合わせることで、耐久性も高くなっていますよ。

LX705

「LX」は、ローランドの最上級シリーズ。

「LX705」には、ローランドの最上級音源「ピュアアコースティック・ピアノ音源」というモデリング音源が搭載されています。

ピアノの先生
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私も弾いてみましたが、強弱のつき方がとても自然で、電子ピアノであることを忘れるほどでした。

LX706

  • ローランドの最上級音源「ピュアアコースティック・ピアノ音源」
  • ローランド最上級鍵盤「ハイブリッド・グランド鍵盤」

が搭載されたモデル!

スピーカー数は6つと多く、音色がとても豊か!

「ハイブリッド・グランド鍵盤」は、支点までの距離が長いため、グランドピアノのように鍵盤の奥の方でも弾きやすいのが特徴!

完全な木製の鍵盤ではなく、木材と樹脂を組み合わせた鍵盤のため、耐久性が高いというメリットもありますよ。