私はヤマハ音楽教室でピアノ講師をしています。
ピアノの経験がない方にとっては、練習って何から始めたらいいのかさっぱりわかりませんよね。
そこで、今回は経験ゼロから始められる独学でのピアノ練習法を次の順番でお伝えします。
- まずはこれから!2つの教本
- おすすめのピアノ教本
- 好きな曲の楽譜の選び方
- 独学ピアノの練習法
Contents
まずはこれから!2つの教本
そんな経験ゼロの方が、まず用意するべき教本は次の2つ!
- 独学用のピアノ教本
- 指のトレーニングの教本
1つずつ、詳しく見ていきましょう。
独学用のピアノ教本
- なにから練習したらいいの?
- 楽譜ってどうやって読むの?
- ピアノを弾くときの姿勢は?
ピアノを始めようと思うと出てくるたくさんの疑問…。
ピアノ教室に通えば先生が教えてくれますよね。
独学の場合、先生の代わりになるのが
独学用のピアノ教本
です。
経験ゼロから独学で学べるピアノ教本が出版されていますよ。
指のトレーニングの教本
YouTubeなどでピアノの演奏を見てると指がスラスラと動いていて気持ちよさそうですよね。
と思いませんか?
でも、ピアノを弾いている人にとても多い悩みが
なんです。
指のトレーニングを日々の練習に取り入れることで、指が動きやすくなりますよ!
おすすめのピアノ教本
- 独学用のピアノ教本
- 指のトレーニングの教本
を練習していけばいいんだね。
では、どんな教本を選べばいいでしょう?
経験ゼロから独学で始める方におすすめの教本は次の2つです。
- はじめから一人で学べる大人のためのピアノレッスン(独学用のピアノ教本)
- バーナムピアノテクニック導入書(指のトレーニングの教本)
1つずつ見ていきましょう。
はじめから一人で学べる大人のためのピアノレッスン
独学のためのピアノ教本は、いろいろ出版されているんですが、
- 一番わかりやすい
- 経験ゼロでも弾ける
と私が思ったのがこの教本です。
- ピアノの弾き方
- 楽譜の仕組み
- 詳しい練習方法
など初歩から学べます。
DVDつきなので、わかりやすいですよ。
バーナムピアノテクニック導入書
バーナムピアノテクニックは、1つ1つの曲が短いので、
という方にも読みやすくおすすめです。
経験ゼロの方でも無理なく、指のトレーニングができますよ。
好きな曲の楽譜の選び方
ピアノ経験ゼロの大人の方が、まずやるべき教本は、次の2つでした。
- 独学用のピアノ教本
- 指のトレーニングの教本
この2つだけでもいいんですが、
好きな曲
も取り入れるとモチベーションがアップしますよ♪
ただし、ピアノ経験ゼロの大人が、好きな曲の楽譜を選ぶ場合、次の2つのポイントに注意してください。
- 初級用にアレンジされているか
- 楽譜にドレミふりがながついているか
です。
1つずつ、詳しく見ていきましょう。
初級用にアレンジされているか
同じ曲でも、楽譜によって簡単だったり難しかったりします。
ピアノをゼロから独学で弾きたい方は、「初級」「初心者」と書かれた楽譜を選びましょう。
なぜなら、「初級用」「初心者用」の楽譜なら、
- 弾きやすいように簡単にアレンジされている
- つまづきやすい指使いも、細かく指示されている
からです。
楽譜にドレミふりがながついている
ドレミふりがながついている楽譜ばかり弾いていると、楽譜を読む力がつきません。
でも、経験ゼロからピアノを始める場合、はじめはドレミふりがなに、たよるのもアリだと思います。
なぜなら、楽譜を自分で読んで弾こうとすると、とても時間がかかり挫折する原因になってしまうから。
楽譜が読めるようになってきたら、ドレミふりがながついていない楽譜を選びましょう。
経験ゼロの方には、次のような楽譜がおすすめです。
独学でのピアノ練習法
ここまで、経験ゼロの方がまずはじめにやるべき教材をお伝えしてきました。
ただ、
という疑問がありますよね。
それでは、ここから
独学でのピアノ練習法と練習のポイント
をお伝えします。
独学用のピアノ教本の練習法
ピアノの練習で大事なのは次の3つです。
- 少しずつ区切って練習する
- 片手ずつ練習する
- ゆっくり練習する
逆におすすめできない練習法が、
なんとなく最初から最後まで通して弾く
です。
私の大人の生徒さんもよくやってしまっている練習法ですが、この練習法はあまり効果がありません。
と目標を決めて練習しましょう。
というときは、
右手(メロディ)を歌いながら、左手(伴奏)を弾く
という練習法がおすすめですよ。
指のトレーニングの教本の練習法
つづいて、指のトレーニングの教本の練習法です。
指のトレーニングの教本も、なんとなく弾いているだけでは、正しく力をつけることができません。
指のトレーニングの教本の練習ポイントは次の2つ!
- 姿勢、手の形に気をつける
- 機械的に弾くのではなく音楽的に弾く
1つずつ、詳しく見ていきましょう。
姿勢、手の形に気をつける
- 弾く姿勢
- 手の形
がくずれていると、身体に余計な力が入り、手首などを傷める原因にも…
また、余計な力が入っていると指も動きにくくなってしまいます。
- 弾く姿勢
- 手の形
がくずれていないか注意しながら練習しましょう。
機械的に弾くのではなく音楽的に弾く
音楽的と言われてもわかりにくいですよね。
音楽的に弾くためには、
- その曲を好きになる
- どんなふうに弾きたいかのイメージをもつ
が大切です。
ピアノを始めたばかりのころは、弾くことに精一杯で余裕がないかもしれませんが、自分の音をよく聴いて
とイメージをもって練習するようにしましょう。
ピアノ演奏は、楽譜どおりに弾くだけではなく、「表現」が大切なんですよ。
まとめ
経験ゼロから独学でピアノを始める方が、まずやるべき教本は次の2つ。
- 独学用のピアノ教本
- 指のトレーニングの教本
おすすめのピアノ教本は
- はじめから一人で学べる大人のためのピアノレッスン
- バーナムピアノテクニック導入書
です。
2つの教本が終わったら、どうやって進めていけばいいのかを【独学のピアノ教本の進め方】基礎を身につければ確実に上達する!に書いています。