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独学用ピアノ教本おすすめ17選 | 未経験でも挫折しない選び方をヤマハ講師が解説

独学用ピアノ教本おすすめ17選 | 未経験でも挫折しない選び方をヤマハ講師が解説
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ピアノの先生
ピアノの先生
こんにちは。
私はヤマハ音楽教室でピアノ講師をしています。
独学でピアノを始めたいけど、どんな教本を選べばいいんだろう?

ピアノ教本はとてもたくさんあるため、どれがいいのか迷いますよね。

  • 初心者
  • 初級

などと書かれていても、その難易度はさまざま。

自分に合わない教本を選んでしまうと、挫折の原因にもなってしまいます。

そこで、初心者でもわかりやすい独学用ピアノ教本の選び方

  1. 一般的なピアノ教本と独学用ピアノ教本の違い
  2. 独学用ピアノ教本の選び方
  3. どちらを選ぶ?「ピアノ教本」or「ピアノ練習アプリ」
  4. 独学用ピアノ教本10選
  5. コードから学ぶピアノ教本3選
  6. 指のトレーニングの教本4選

の順番で解説していきます。

Contents
  1. 「一般的なピアノ教本」と「独学用ピアノ教本」の違い
  2. 未経験でも挫折しない!独学用ピアノ教本の選び方
  3. どちらを選ぶ?「ピアノ教本」or「ピアノ練習アプリ」
  4. 独学用ピアノ教本おすすめ10選
  5. コードから学ぶピアノ教本おすすめ3選
  6. 指のトレーニングの教本おすすめ4選

「一般的なピアノ教本」と「独学用ピアノ教本」の違い

よく使われているピアノ教本には、

  • バイエル
  • ブルグミュラー
  • ハノン
  • ツェルニー

などがあります。

しかし、それらはピアノ教室で先生に教えてもらいながら進めていくのが一般的で、独学には向いていません。

なぜなら、かんたんな曲の解説が書かれていることはあっても、くわしい練習方法は書かれていないから。

独学でピアノを始めたい!

という方は、独学のために作られたピアノ教本を選びましょう。

独学のためのピアノ教本であれば、

  • 姿勢や手のフォームなどの基本
  • 楽譜の読み方
  • 練習方法

などが、くわしく解説されています。

ピアノの先生
ピアノの先生
DVDがついていることも多いため、未経験の方でも独学で進めることができますよ。

未経験でも挫折しない!独学用ピアノ教本の選び方

ピアノを独学で始めたけど、挫折してしまった…。

という話もよく聞きます。

挫折する原因は、

  • どうやって練習したらいいのかわからない
  • どの指を使って弾けばいいのかわからない
  • 楽譜が読めない

です。

そこで、独学用のピアノ教本を選ぶときに、大切なのが次の3つ。

  1. 練習方法がくわしく書かれている
  2. 指の動きを動画で確認できる
  3. ドレミふりがながついている

1つずつ、くわしく見ていきましょう。

練習方法がくわしく書かれている

ピアノ初心者の方にとって

1曲を弾けるようになるために、どのような順番で練習すればいいのか

は、わかりにくいですよね。

ピアノは「弾く練習」以外にも

  • リズムをたたく
  • 右手を歌いながら左手を弾く

など、いろいろな練習法があります。

また、少しずつ区切って練習をしていく方が定着がはやく、効率よく上達できます。

そのような

  • 練習手順
  • 効率のいい練習方法

などがていねいに書かれている教本を選ぶのが、挫折をしないコツです。

指の動きを動画で確認できる

どの指で弾けばいいのか、わからない

というのは、ピアノ初心者によくある悩みです。

そのため、独学用のピアノ教本を選ぶときは、DVDなどで指の動きを確認できるものを選びましょう。

ピアノ教室でも、先生がお手本に弾いてみせることがよくあります。

実際に指の動きを見ると、とてもわかりやすいからです。

ドレミふりがながついている

ピアノ未経験の方は、楽譜に「ドレミふりがな」がついている教本がおすすめ。

なぜなら「楽譜を読んで弾く」というのは、とてもむずかしいことだから。

楽譜を読んで弾くというのは、

瞬時にドレミを読み、指を動かす

その連続です。

何の音かな?

と考えている時間はありません。

そのため、未経験の方がいきなり楽譜を読んで弾こうとすると、何度も止まってしまい楽しくなくなってしまいます。

まずは、楽譜にドレミふりがながついている教本を使いながら、少しずつ「ふりがな」がなくても楽譜が読めるようにしていきましょう。

  • ピアノを習っていたことがある
  • 他の楽器の経験者

で、楽譜が読めるのであれば「ふりがな」は不要です。

どちらを選ぶ?「ピアノ教本」or「ピアノ練習アプリ」

これからピアノを始める方の中には「ピアノ教本」ではなく「ピアノ練習アプリ」を選ぶ方も増えています。

どちらが自分に合っているか迷っている方のために、

  • ピアノ練習アプリのメリット
  • ピアノ教本のメリット

について、解説します。

ピアノ練習アプリのメリット

ピアノ練習アプリのメリットは、次の5つ。

  1. レッスンに合わせて進めていくため、わかりやすい
  2. お手本演奏と楽譜を同時に見れる
  3. 音を認識し、間違いを教えてくれる
  4. 楽譜が弾き放題
  5. スマホとピアノがあれば進められる

1つずつ、見ていきましょう。

レッスンに合わせて進めていくため、わかりやすい

ピアノ練習アプリは、

レッスン動画を見る → 曲を練習する

の繰り返しで進めていきます。

レッスンで学んだことを、すぐに曲を弾いて確認ができるため、身につきやすいんです。

お手本演奏と楽譜を同時に見れる

ピアノ練習アプリの中には、次のようにお手本演奏と楽譜を同時に見ることができるものがあります。

フローキー

上の画像は、flowkeyというピアノ練習アプリですが、あなたが弾いた音を認識し、音に合わせて楽譜とお手本演奏が進んでいきます。

そのため、どこを弾いたらいいのかわからなくなっても、すぐにお手本を確認できるんです。

ピアノの先生
ピアノの先生
隣に先生がいて、教えてくれるようですよね。

>>> flowkeyの詳細を見る

音を認識し、間違いを教えてくれる

ピアノ練習アプリの中には、

あなたの音を認識し、間違えたら正しい鍵盤位置を教えてくれる

という機能があるものがあります。

独学で学ぶ方にとって「すぐに間違いに気づける」というのは、とても嬉しいですよね。

楽譜が弾き放題

ピアノ練習アプリは、レッスンだけでなく、たくさんの楽譜が弾き放題なんです。

1曲に対して、いくつかの難易度が用意されていることが多く、あなたに合ったレベルの楽譜を探すことができますよ。

ピアノの先生
ピアノの先生
好きな曲で、ピアノの練習ができると楽しいですよね。

スマホとピアノがあれば進められる

ピアノ練習アプリの多くは、

  • スマホorタブレット
  • ピアノ(電子ピアノorアコースティックピアノ)

があれば、使うことができます。

DVD付きのピアノ教本の場合、

DVDプレイヤーとピアノが同じ部屋にないため、不便!

という話を聞くこともありますが、ピアノ練習アプリの場合、そのような心配はありません。

ピアノ練習アプリについて、くわしくはおすすめのピアノ練習アプリ | 独学に最適な6つのアプリをヤマハ講師が比較に書いています。

ピアノ教本のメリット

ピアノ教本のメリットは、次の2つ。

  • アプリより予算を抑えられる
  • いつでも見返すことができる

1つずつ、見ていきましょう。

アプリより費用を抑えられる

ピアノ教本は、ピアノ練習アプリに比べると費用を抑えることができます。

  • ピアノ教本…1,500円〜3,000円程度(1冊あたり)
  • ピアノ練習アプリ…1,000円〜2,000円程度(1ヶ月あたり)

いつでも見返すことができる

ピアノ練習アプリは、サブスク制です。

そのため、退会してしまうと、レッスンを見ることができなくなってしまいます。(一部のレッスンが無料のアプリもあります)

でも教本であれば、一度購入すれば、いつでも見返すことができますよ!

独学用ピアノ教本おすすめ10選

それでは、初心者の方におすすめの独学用ピアノ教本を見ていきましょう。

おすすめは、次の10冊!

  1. はじめから1人で学べる大人のためのピアノレッスン
  2. DVD一番やさしいすぐに弾けるピアノ・レッスン
  3. ピアノの教科書
  4. これからはじめる!! ピアノ入門 ~初心者でも必ず弾ける動画対応 (スマホを見ながら手軽に練習)
  5. できるゼロから始めるピアノ超入門
  6. 大人のための独習バイエル 上巻 【DVD付】
  7. 大人のための独習バイエル 下巻【DVD付】
  8. 60歳からのピアノ超入門
  9. 大人のためのピアノ悠々塾 入門編
  10. 本当に役立つ!ピアノ練習法74

はじめから1人で学べる大人のためのピアノレッスン

初版発行が少し古いですが、長く売れ続けている教本です。

この教本の一番の特徴は、とてもていねいに練習方法が書かれていること。

  1. リズム打ち
  2. 右手の練習
  3. 足のももの上で両手のリズム練習
  4. 左手を弾きながら右手を歌う練習

など「どうやって練習したらいいか」が、細かく書かれています。

ここまで練習方法が細かく書かれている教本は、他には見当たりません。

ピアノの先生
ピアノの先生
この教本であれば、全くの未経験でも練習方法に迷うことはないと思います。

また、

  • 音符の長さ
  • 拍子
  • 繰り返し記号
  • 強弱記号

など、曲の練習をしながら、段階的に楽譜の基本を学ぶことができるのも魅力!

また、練習のはじめでは、ドレミふりがながついていますが、仕上げの段階では、ふりがなはついていません。

そうやって、少しずつ楽譜を読む練習ができるのも嬉しいですよね。

DVD一番やさしいすぐに弾けるピアノ・レッスン

  • 全ページカラー
  • 写真が豊富

で、とても読みやすいピアノ教本です。

「DVD一番やさしいすぐに弾けるピアノ・レッスン」の一番の特徴は、DVDの解説がわかりやすいこと。

  • 「お手本演奏」と「楽譜」を同時に見れる
  • 複数の角度から、指の動きを確認できる

など、初心者がつまづきやすいポイントをしっかりカバーしてくれているため、独学にぴったり!

1つ前に紹介した「はじめから1人で学べる 大人のためのピアノレッスン」よりは、少しはやいペースで進んでいきます。

そのため、

昔、少しピアノを習っていた!

という方も、自分に合ったレベルから始められますよ!

ピアノの教科書

「ピアノの教科書」は

  • オールカラーで読みやすい
  • QRコードから動画を見れる
  • 馴染みのある曲で練習ができる

が特徴。

はじめに

  • ピアノの種類、構造
  • 姿勢、手のフォーム
  • 楽譜の読み方

などの解説があります。

そのあとは、

ウォーミングアップ → 簡単なメロディ

と、無理なく進んでいきます。

後半では、かんたんなコードを学び、コードを使って両手を練習していきます。

これからはじめる!! ピアノ入門 ~初心者でも必ず弾ける動画対応 (スマホを見ながら手軽に練習)

スマホから、動画を見ることができます。

  1. 本を読む
  2. 動画を見て曲を聴く
  3. 動画を見ながら弾く

という順番で進めていくため、理解がしやすいですよ!

動画では、

「お手本演奏」と「楽譜」が同時に見れる

ため「どこを弾いているのか」が、わかりやすいのも嬉しい特徴!

姿勢や手のフォームについても、とてもくわしい解説があります。

  • 親指は、指の腹ではなく外側の側面
  • 人差し指〜薬指は指の腹

など、細かく解説されているため、未経験の方もわかりやすいですよね。

できるゼロから始めるピアノ超入門

「できるゼロから始めるピアノ超入門」は、全176ページ、50レッスンのボリューム!

  • 姿勢などピアノの基本
  • 楽譜の読み方
  • ピアノソロ「SWEET MEMORIES」
  • 和音(コード)
  • 弾き語り「ひこうき雲」

など、内容も盛りだくさんです。

DVDのほか、

  • YouTubeで解説が見れる
  • 模範演奏をMP3ファイルでダウンロードできる

というレッスンもありますよ。

サクサクと進んでいき、急に難易度が上がるレッスンもあるため、全くの未経験の方よりは、

子供のころ、習っていた!

などピアノ経験にある方におすすめです。

大人のための独習バイエル 上巻 【DVD付】


「バイエル」は、ピアノ教室でもよく使われる入門用の教本です。

  • へ音記号がなかなか出てこない
  • ハ長調の曲がつづく
  • 題名のない単調な曲がつづく

などデメリットを指摘されることがあります。

でも、

  • 少しずつステップアップできるよう考えられたカリキュラム
  • リズムを理解し楽譜が読めるようになる

などメリットも大きい教本です。

楽譜が読めるようになる理由
  • 音符の長さ(リズム)を理解しやすいカリキュラム
  • 指のポジションを移動せずに弾ける曲を徹底して練習できる

とてもかんたんなレベルから、少しずつ新しい要素を取り入れながら進んでいきます。

そのため、初心者でも無理なく進められ、課題を進めていくうちに基礎がしっかりと身についていきますよ。

大人のための独習バイエル 下巻【DVD付】

上でお伝えした「大人のための独習バイエル 上巻」のつづきです。

バイエルの106曲のうち、44〜106曲目が下巻に入っています。

上巻は、かんたんな内容から少しずつステップアップしますが、下巻になると

  • 3連符、付点
  • 「シャープ」「フラット」が2つ以上の調が出てくる

など、難易度がアップしていきます。

下巻を終えれば「ブルグミュラー25の練習曲」など、中級の入り口へと進む力がつきますよ。

60歳からのピアノ超入門

実際に鍵盤を弾く前に、

指番号だけを見て、空中で指を動かす

という練習があります。

ピアノの先生
ピアノの先生
脳も鍛えられそうなトレーニングですよね。

空中で指を動かす

というのは、子供のピアノレッスンでもよくやる練習です。

音を出さない方が指の動きに集中できて、よく指が動くようになるからです。

  1. その曲を弾くための「音」「記号」などを覚える
  2. 空中で指を動かす
  3. スタート位置を確認
  4. 鍵盤で弾く

という順番でじっくり進んでいくため、全く初めての方でも安心!

この練習は、脳にどのような効果があるか?

という項目もあり、タイトルにもある通り60代以降の方におすすめの教本です。

DVDは、付属していません。

大人のためのピアノ悠々塾 入門編【CD付き】

  • クラシック
  • ポップス
  • 民謡

などいろいろなジャンルの曲が入っていて、曲ごとに「練習のポイント」が解説されています。

  • 曲の背景の解説
  • 手指のたいそう
  • リズムトレーニング
  • 楽譜を読む手順

が載っていたりなど、大人の方に合わせた内容になっています。

曲を進めながら、少しずつ「拍子」や「記号」など楽典を学べるのも嬉しい特徴です。

ただし、練習方法の解説が少なく、またDVDなども付属していないため、未経験の方が独学で進めるには少しむずかしい部分もあります。

そのため、独学で使う場合は、ときどきオンラインレッスンを取り入れながら進めると、理解しやすいですよ。

オンラインピアノ教室についてはオンラインピアノレッスンおすすめ8選と選び方をヤマハ講師が解説をどうぞ。

本当に役立つ!ピアノ練習法74

「本当に役立つ!ピアノ練習法74」は、教本ではなく参考書のようなものです。

ピアノの先生
ピアノの先生
教本とは別に1冊持っておくと、練習に悩んだときの参考になりますよ。
  • 数えなくても音符が読めるようになる方法
  • 譜読みが楽しくなる方法
  • 毎日弾けない場合の練習方法
  • 短時間で効率良く練習する方法
  • 指を思い通りに動かすための練習法

など、ピアノの練習でよくある74の悩みについて、17人の現役指導者が練習法を解説!

その他、オリジナルエクササイズも掲載されていて、お手本演奏のCDもついています。

コードから学ぶピアノ教本おすすめ3選

  • 弾き語りをしたい
  • ポップス、ジャズなどを自分でアレンジして弾けるようになりたい

という方には、コードを学べる教本がおすすめ。

かんたんな曲であれば、いくつかのコードを覚えるだけですぐに弾けるため、初心者の方も楽しめますよ!

おすすめのコードを学べる教本は、次の3つ!

  1. はじめよう! ピアノでコード弾き 超かんたん編 (CD付)
  2. はじめよう! ピアノでコード弾き (CD付)
  3. コード奏法による大人のピアノレッスン
ピアノの先生
ピアノの先生
上の3つの教本は、かんたんなメロディ譜が読めるようになってから始めるとスムーズですよ。

はじめよう! ピアノでコード弾き 超かんたん編 (CD付)

コードの押さえ方からていねいに解説されていて、

コードって、何?

と思っている未経験の方にもわかりやすい教本です。

付属のCDのメロディに合わせて、コード弾きの練習ができるため、楽しく続けられますよ!

両手でコードを弾き、コードに慣れる

のが、この教本の主な内容です。

そのため、

  • 右手→メロディ
  • 左手→コード

というソロの曲は、最後の方まで出てきません。

この教本が終われば、次にお伝えする「はじめよう! ピアノでコード弾き」に進むと、より深く学ぶことができますよ。

はじめよう! ピアノでコード弾き (CD付)

  • コード弾きって何?
  • コード弾きのメリットは?

などの解説から始まります。

コードのルート弾きから始まり、

  • コードの転回
  • 両手でのコード弾き
  • ソロ・ピアノ

など、1冊で基本から実用的なことまで学ぶことができます。

未経験の方だとむずかしい内容もあるため、「はじめよう! ピアノでコード弾き 超かんたん編 (CD付)」のあとに、こちらを進めるのがおすすめです。

コード奏法による大人のピアノレッスン

1曲を次の順番で練習していくカリキュラムになっているため、しっかりとコードの基本が身につきます。

  1. 右手のメロディを弾く
  2. 右手メロディ+左手コード
  3. 左手のコードを曲想に合った伴奏形にする
  4. 両手でコードを弾く
  5. 移調

「コード奏法による大人のピアノレッスン」は3巻まであり、3巻ではテンション・コードなども出てきます。

コードの基礎から応用まで学ぶことができる教本です。

指のトレーニングの教本おすすめ4選

指が、思うように動かない…。

という悩みはとてもよく聞きます。

5〜10分でもいいので、指のトレーニングの教本を練習に取り入れると、指が動きやすくなりますよ。

ピアノ初心者の方におすすめの指のトレーニングの教本は、次の4つ。

  1. バーナムピアノテクニック
  2. 大人からはじめるハノンピアノ教本
  3. ピアノの基本 テクニックマスター
  4. チェルニー やさしい20の練習曲

1つずつ、見ていきましょう。

バーナムピアノテクニック

「バーナムピアノテクニック」は、ピアノ教室でもよく使われる教本です。

1つ1つが短い曲になっているため、時間をかけずに楽しく指のトレーニングができますよ。

バーナムピアノテクニックは、

  1. ミニブック
  2. 導入書
  3. 1巻
  4. 2巻
  5. 3巻
  6. 4巻

があります。

大人の場合「バーナムピアノテクニック1」から始める方が多いですが、

ピアノ未経験で、指も思うように動かない!

という方は、導入書から始めるのがおすすめです。

大人からはじめるハノンピアノ教本

「ハノン」は、ピアノ教室でとてもよく使われている指のトレーニングの教本です。

その「ハノン」を大人になってからピアノを始める方向けに編集したのが「大人からはじめるハノンピアノ教本」です。

はじめに、次のようなハノンの仕組みについての解説があります。

  • 右手と左手が同じ音
  • 1つパターンを繰り返しながら1音ずつ上行(下行)する

また、ハノンには1つ1つの曲に

どの指を広げる(縮める)ための練習なのか

という目的があるのですが、それも1曲ごとに解説されています。

  • 予備練習
  • リズム練習
  • ワンポイントアドバイス

もそれぞれの曲ごとに載っているため、独学でも進めていくことができますよ!

ピアノの基本 テクニックマスター

「ハノン」と同じように

  • 右手と左手が同じ音
  • パターンを繰り返していく

という指のトレーニングの教本です。

「ピアノの基本 テクニックマスター」は、

まだハノンはむずかしい…。

という方におすすめです。

ハノンは、

  • 8分音符
  • 1曲目から指を広げる練習

になっています。

一方、「ピアノの基本 テクニックマスター」は、

  • 4分音符
  • 手のポジションを変えない(ドレミファソに指を置いたまま弾ける)

から始まるため、ピアノを始めたばかりの方も無理なく進められますよ!

ツェルニー やさしい20の練習曲

「ツェルニー」の練習曲は、

  • ツェルニー100番練習曲
  • ツェルニー30番練習曲

などたくさんあります。

その中で初心者におすすめなのが、ツェルニー やさしい20の練習曲。

ツェルニーの5つの練習曲集の中から20曲を厳選した、いいとこどりな練習曲集です。

難易度順になっているので、独学でも取り組みやすいですよ。

「ツェルニー やさしい20の練習曲」を取り入れるなら、ある程度、楽譜も読めるようになった初級の終わり頃がおすすめです。

ツェルニーの練習曲については、【独学ピアノの進め方】基礎を身につければ確実に上達する!でも解説しています。

指のトレーニングの教本について、くわしくは指の独立のためのトレーニング法 | ピアノで指が動かない理由をどうぞ。