私はヤマハ音楽教室で講師をしています。
- 電子ピアノがほしいけど、置くスペースがない…
- 電子ピアノを自宅以外で、持ち運んで使いたい!
という方には、
ポータブルタイプの電子ピアノがおすすめです。

とはいえ、ポータブルタイプの電子ピアノは、たくさんあって
と、わからないことも多いですよね。
そこで今回は、現役ヤマハ講師が
- ポータブルタイプの電子ピアノを購入するときの注意点
- おすすめのポータブルタイプの電子ピアノ
をお伝えします♪
Contents
ポータブルタイプの電子ピアノを購入するときの注意点

スピーカーの位置に注意!
ポータブルタイプの電子ピアノには、本体の下にスピーカーがある機種もあります。
本体の下にスピーカーがある機種は、テーブルなどに置くと、スピーカーがふさがれてしまって、音がこもって聴こえてしまうことがあります。
スピーカーが本体の下にある電子ピアノは、専用スタンドを購入すれば、音がこもる心配はありません。
専用スタンドであれば、スピーカーの位置をふさがない形になっています。
とはいえ…
「専用スタンドを置くスペースがない!」という方もいますよね。
そんな方に、おすすめのポータブルタイプの電子ピアノは、次のパートでご紹介しています。
付属のペダルに注意!
ペダルを踏むと音が伸びるので、音が混ざって、響きが濁りやすくなるんです。
きれいな響きを保つためには、ハーフペダルで音の伸び具合を調節することが大事なんです。
ハーフペダル機能がないペダルは、「オン」か「オフ」の2通りの状態にしかできないので、音が濁りやすくなってしまいます。
ポータブルタイプの電子ピアノに、付属しているペダルには、ハーフペダル機能がついていないものもあります。
別売りのハーフペダル機能つきのペダルを接続すると、音の伸び具合を調節できるようになる機種もありますよ。(電子ピアノ本体がハーフペダルに対応している機種のみ)
「はじめからハーフペダル機能つきのペダルが付属している機種がいい!」という方におすすめの機種は、次のパートでご紹介しています。>>すぐに見たい方はこちら
置く場所に注意!
「置く場所」は、ピアノを弾くときの基本、弾く姿勢に関係があります。
ポータブルタイプの電子ピアノは、テーブルなどに置いて練習することもできるのが魅力なんですが…
高さが合っていないと、弾きにくくて、疲れてしまうことも…(*_*)
鍵盤に手を置いたときに、ひじの高さが鍵盤とほぼ同じになるくらいに、調整するといいですよ。
ピアノは、上達のためにも、弾く姿勢はとても大切ですよ(^^)
「ちょうどいい高さの台がない!」という方は、専用スタンドを購入することをおすすめします。
ホコリに注意!
ポータブルタイプの電子ピアノには、基本的に蓋がついていません。
そのため、鍵盤と鍵盤の間に、ホコリが入りやすくなります。
ホコリが入ったからといって、すぐに故障するということはありませんが、長く、その状態を続けると、故障の原因になることもあります。
電子ピアノを使わないときは、カバーをかけておくことをおすすめします。
我が家に電子キーボードがあったときには、大きめのフェイスタオルをかけていましたが、よく下に落ちていました(^^;
下のような、すっぽり鍵盤をつつめるカバーもおすすめですよ。
おすすめのポータブルタイプの電子ピアノ

「鍵盤」「音」にこだわる方におすすめ♪
ローランド 「FP-10」 |
市場価格 60.480円ながら、「鍵盤」「音」の質の良さが魅力。
ローランドの10万円台の電子ピアノと、
- 同じ鍵盤
- 同じ音源
を採用してます。
鍵盤は、センサーの精度が高く、微妙なタッチの違いにも反応してくれます。
この価格でエスケープメントもついています。
スピーカーは、本体の下にあるので、専用スタンドを購入するか、ヘッドフォンでの練習が多い方におすすめです。
グランドピアノの鍵盤は、ゆっくり押すと、鍵盤の途中で、カクッとしたわずかなひっかかりがあります。
それを電子ピアノの鍵盤で再現したものが「エスケープメント」です。
他メーカーでは、だいたい10万円以上の電子ピアノからついているエスケープメントが、市場価格6万円の「FP-10」の鍵盤には、ついてます♪
電子ピアノをテーブルに置いて使いたい方におすすめ 2選
①ヤマハ 「P-125」 |
スピーカーは、本体上面にあるので、テーブルに置いても問題なし♪
それだけでなく、テーブルに置いた場合に、最適なサウンドになる「テーブルEQ」という機能があるんです。
②カシオ 「PX-S1000」 |
カシオ 「PX-S1000」のスピーカーは側面についているのでテーブルに置いても問題ありません。
カシオ 「PX-S1000」のおすすめポイントは、超スリムなところ!
奥行きは、業界最小クラス!
- 「音」がリアル(カシオの10万円台の機種と同じ音源を採用)
- 市場価格 56.259円と高コスパ
なところも、おすすめです♪
「おしゃれ」&「低価格」が魅力
コルグ「B2」 |
「おしゃれ」で「低価格」が魅力のコルグ「B2」。
「B2」を購入すると、オンラインピアノレッスン「Skooveプレミアム」の3ヶ月トライアルが、無料でついてきます。
初級、中級、上級など、レベルに合わせたレッスンを受けられます!
とてもわかりやすいレッスンなので、ピアノ初心者の方にもおすすめですよ♪
ハーフペダル付きのペダルが付属しているポータブルタイプの電子ピアノ 4選
ハーフペダル付きのペダルが付属している機種がいい方は、下の4機種をチェックしてみてください。
市場価格が安い順に並べてみました!
- カワイ「ES110」
- ローランド 「FP-60」
- カワイ「ES8」
- ローランド 「FP-90」
まとめ
ポータブルタイプの電子ピアノは、
- コンパクト
- 持ち運び可能
- スタイリッシュでインテリアに馴染む
のが魅力です。
スタンドを購入しなくても、テーブルなどに置いて練習できますが、「スピーカー位置」や、「弾く姿勢」に注意して、置く場所を決めてくださいね。
「ペダル」は、ハーフペダル機能つきのペダルがおすすめですが、ピアノが上達してから、ハーフペダル機能つきのペダルに買い替えても問題ないですよ。
その場合は、本体がハーフペダルに対応している必要があるので、チェックしてくださいね。
鍵盤と鍵盤の間にホコリが入るのを防ぐためにも、鍵盤カバーをかけるのがおすすめです。
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