私はヤマハ音楽教室でピアノ講師をしています。
なるべくなら安い方がいいけど、価格の差でなにが違ってくるのかも気になりますよね。
G1B AirとC1 Airの大きな違いは、「音」です。
音にこだわりたい方は「G1B Air」を選ぶといいですよ。
その理由を次の順番でお伝えしていきますね。
- G1B AirとC1 Airの7つの違い
- G1B AirとC1 Airの音が違う理由
- G1B AirとC1 Airの共通点
G1B AirとC1 Airの7つの違い
G1B AirとC1 Airの主な違いは、次の7つです。
- カラー展開
- 音色数
- USB端子
- スピーカー数&アンプ出力
- サイズ
- レコーダー容量
- スプリット・モード
1つずつ、比べていきましょう。
カラー展開
カラーは、
G1B Air → 4タイプ
C1 Air → 6タイプ
です。
G1B Air | C1 Air |
ブラック(BK) | ブラック(BK) |
ホワイト(WH) | ホワイト(WH) |
ブラウン (BR、木目調仕上げ) |
ブラウン (BR、木目調仕上げ) |
ホワイト・アッシュ (WA、木目調仕上げ) |
ホワイト・アッシュ (WA、木目調仕上げ) |
ウッデン・ブラック (WBK、木目調仕上げ) |
|
レッド(RD) |
- レッド
- ウッデン・ブラック
は、C1 Airのみとなります。
そのほかのカラーは共通です。
音色数
音色数は…
G1B Air → 29音色+3ベース
C1 Air → 30音色
G1B Airの3つのベース音は、スプリット・モードの低音側で使うことができます。
スプリット・モード…高音側と低音側で異なる2つの音色を設定できる機能。
G1B Airには、世界を代表する3つのコンサートグランドピアノの音色が搭載されています。
- ジャーマン・ピアノ
- オーストリアン・ピアノ
- ジャパニーズ・ピアノ
C1 Airには、
- ジャーマン・ピアノ
- ジャパニーズ・ピアノ
の2種類のピアノ音色が搭載されています。
元となるグランドピアノによって、音色がかなり違うんですよ。
USB端子
G1B AirにはUSB端子がありますが、C1 Airにはありません。
USB端子のあるG1B Airでは、 本体に録音した演奏データをパソコンにコピーし保存することができますよ。
スピーカー数&アンプ出力
- スピーカーの数
- アンプ出力
は、「音」に大きく関係します。
のちほど、詳しくお伝えするのでここでは、G1B AirとC1 Airのスピーカー数とアンプ出力を表で見ていきましょう。
G1B Air | C1 Air | |
スピーカー数 | 4つ | 2つ |
アンプ出力 | (20W+20W)×2 | 25W×2 |
サイズ
G1B AirとC1 Airは、どちらもスリムなデザインですが、サイズに少し差があります。
それぞれのサイズを見ていきましょう。
※横スクロールできます
G1B Air | C1 Air | |
サイズ (幅×奥行×高さ) |
1346×384×822mm、 1346×384×985mm(キー・カバーを開けた状態) |
1346x347x770mm、 1346x347x926mm(キー・カバーを開けた状態) |
G1B Airには背板がありますが、C1 Airにはありません。
レコーダー容量
G1B AirにもC1 Airにもレコーダー機能がついています。
演奏を録音し本体に保存しておくことができるんですが、保存できる演奏データの容量が違います。
G1B Air | C1 Air | |
演奏データ容量 | 最大45000音符(400KByte) | 最大14000音符(約100KByte) |
スプリット・モード
スプリット・モードとは、高音側と低音側で異なる2つの音色を設定できる機能です。
この機能があるのは、G1B Airのみ。
低音側で使えるのは、次の3種類のベース音です。
- アコースティック・ベース
- エレクトリック・ベース
- アコースティック・ベース&シンバル
高音側では、G1B Airに内蔵されている29の音色から選ぶことができますよ。
G1B AirとC1 Airの音が違う理由
G1B AirとC1 Airの違いをお伝えしてきましたが、その中でも大きな違いは「音」だと思います。
「音」が違う理由は次の2つ。
- スピーカーの数が違うから
- アンプ出力が違うから
1つずつ、詳しく見ていきましょう。
スピーカーの数が違うから
スピーカーの数は
G1B Air → 4つ
C1 Air → 2つ
でした。
電子ピアノはスピーカーが多いほど、音が立体的に聴こえます。
その理由は2つ。
- 電子ピアノはスピーカーがある場所からしか音が鳴らないため、数が多いほうが楽器全体から鳴っているように聴こえるから。
- スピーカーが4つ以上あれば、音域をわけて音を出すことができるので、グランドピアノの音の聴こえ方に近くなるから。
G1B Airは…
- 鍵盤下に12cmのフルレンジユニット(低音から高音まで再生)
- 鍵盤上に2,5cmのツイーター(高音を再生)
を搭載し、グランドピアノの豊かな響きを再現していますよ。
アンプ出力が違うから
アンプ出力は
G1B Air →(20W+20W)×2【トータル80W】
C1 Air → 25W×2【トータル50W】
でした。
アンプ出力が大きいほうが、より大きな音を出すことができます。
と思うかもしれませんが、実は小さな音で弾くときにもアンプ出力が大事なんです!
G1B Airのアンプ出力は、トータル80W。
他メーカーの同価格帯と比べても、かなり大きい出力ですよ。
G1B AirとC1 Airの共通点
G1B AirとC1 Airの主な共通点は次の2つ。
- 鍵盤
- Bluetoothオーディオ
1つずつ、見ていきましょう。
鍵盤
G1B AirとC1 Airの鍵盤は同じRH3鍵盤です。
RH3鍵盤は、30万円クラスのプロ用シンセサイザーにも使われているコルグ最上位の鍵盤です。
グランドピアノと同様、低音部では重く高音部にいくほど軽くなるように鍵盤を4段階に分けています。
Bluetoothオーディオ
スマートフォンやタブレットとBluetooth接続することで、スマホ内の曲をG1B AirやC1 Airのスピーカーで再生しながら一緒に演奏できる機能。
演奏しないときは、聴くだけも可能!
G1B Air → 80W
C1 Air → 50W
の迫力あるスピーカーでお気に入りの曲を楽しめますよ♪
C1 Air
8万円をきる価格ながら、
- コルグ最上位の鍵盤を搭載
- Bluetoothオーディオ対応
とコスパの高いC1 Air。
G1B Air
この価格で
- スピーカー4つ
- トータル80Wのアンプ出力
というのは、他メーカーのモデルではありません。
音の良さで選ぶならG1B Airがおすすめ。
Bluetoothオーディオ対応なので、高性能なスピーカーで好きな音楽を聴いて楽しむこともできますよ。
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