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安い電子ピアノおすすめ8選と4つの注意点をヤマハ講師が解説!

安い電子ピアノおすすめ8選 と4つの注意点をヤマハ講師が解説!
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ピアノの先生
ピアノの先生
こんにちは。
私はヤマハ音楽教室でピアノ講師をしています。
ピアノを始めたい。
買うなら、まずは安い電子ピアノにしたい。

という方も多いですよね。

でも、

安い電子ピアノって大丈夫なの?

と不安に思う方もいらっしゃると思います。

買ってから後悔するのは避けたいですよね。

そこで今回は、安い電子ピアノについて

  • 高い電子ピアノとの違い
  • 買っても大丈夫か
  • 選び方【4つの注意点】
  • おすすめ8選

の順番で解説していきます。

安い電子ピアノと高い電子ピアノの違い

電子ピアノの価格は、3万円程度から100万円を超えるものまで幅広いので、

安い電子ピアノと、高い電子ピアノの違いは何?

と疑問に思いますよね。

主な違いは、

  1. 鍵盤タッチ
  2. 音色の豊かさ

です。

価格の高い電子ピアノほど、鍵盤タッチが生ピアノに近く、また、豊かな音色表現ができます。

電子ピアノを選ぶときに、この「鍵盤タッチ」と「音色の豊かさ」はとても大事なんです!

なぜなら、鍵盤タッチが軽すぎる電子ピアノでは、

  • ミスタッチをしやすい
  • 強弱などのコントロールがしにくい

から。

また、ピアノは上達してくると、

  • もっと強弱をつけたい
  • こんな音色で弾きたい

など、音色にこだわりたくなるものです。

その時に、思ったような音色表現ができない電子ピアノでは、物足りなくなってしまいます。

安い電子ピアノでも大丈夫なのか

電子ピアノを選ぶときに、

  1. 鍵盤タッチ
  2. 音色の豊かさ

が大事だとお伝えしました。

また、価格の高い電子ピアノほど、その2つが生ピアノに近くなるとお伝えしました。

それなら、安い電子ピアノは買わない方がいいの?

と疑問に思いますよね。

結論から言うと、安い電子ピアノでも問題ありません。

電子ピアノは、メーカーの努力により、どんどん進化しています。

現在では、安い電子ピアノでも、しっかりと生ピアノらしさがあるんですよ。

長く続けていると、安い電子ピアノでは物足りなくなる日がくるかもしれません。
でも、はじめから高価な電子ピアノを買わなくても大丈夫!

ただし、安い電子ピアノは、選び方が大事なんです。

なぜなら、安い電子ピアノの中には、鍵盤タッチがとても軽く、音色がほとんど変わらない物もあるから。

買ってから後悔しないためにも、次のパートでお伝えする「注意点」をチェックしてくださいね。

安い電子ピアノ【4つの注意点】

安い電子ピアノを選ぶときの注意点は、次の4つ!

  1. 電子ピアノとキーボードの違いを理解する
  2. 鍵盤数
  3. ハンマーアクション鍵盤
  4. メーカー

1つずつ、解説していきます。

電子ピアノとキーボードの違いを理解する

電子ピアノとキーボードは、見た目が似ています。

キーボードを買ってもいいの?

と聞かれることがありますが、ピアノ曲を弾きたいなら、キーボードはおすすめできません。

なぜなら、キーボードは電子ピアノと比べると、

  • 鍵盤タッチが軽い
  • 音色があまり変化しない

から。

はじめに、お伝えしたように「鍵盤タッチ」「音色の豊かさ」は、電子ピアノを選ぶときの大切なポイント!

キーボードは、ピアノ演奏を目的に作られていません。

一方、電子ピアノは「アコースティックピアノでの演奏の再現」を目的に作られています。

ピアノ曲を演奏したいなら、キーボードではなく電子ピアノを選びましょう。

鍵盤数

電子ピアノのほとんどは、88鍵盤です。

しかし、次のように88鍵ではないモデルもあります。

ヤマハ「P-121」 73鍵
コルグ「SV-2」 73鍵

ピアノの曲は、88鍵を想定して作られているので、それより少ないモデルでは鍵盤が足りなくなることも多いんです。

特別な理由がない限り、88鍵盤のモデルがおすすめですよ!

ハンマーアクション鍵盤

ハンマーアクション鍵盤とは?

鍵盤を押したあと、ハンマーの重さで鍵盤が元に戻る

そのような仕組みなっている電子ピアノの鍵盤のことです。

ピアノの先生
ピアノの先生
構造は違いますが、グランドピアノの鍵盤もハンマーの重さで鍵盤が元に戻ります。

ハンマーアクション鍵盤の特徴は、次の2つ。

  1. 生ピアノに近いタッチ感
  2. 鍵盤の戻りが自然(バネの力を使わずに、ハンマーの重さで鍵盤が元の位置に戻るため)

本格的なタッチの電子ピアノを探すなら、ハンマーアクション鍵盤の電子ピアノがおすすめです。

メーカー

電子ピアノを製造しているメーカーは、たくさんあります。

でも、安くて、本格的なタッチ電子ピアノを購入するなら、次の5つのメーカーのモデルがおすすめ。

  1. YAMAHA(ヤマハ)
  2. KAWAI(カワイ)
  3. CASIO(カシオ)
  4. Roland(ローランド)
  5. KORG(コルグ)

なぜなら、5つのメーカーは

  • 販売台数が多い
  • 10万円以上の電子ピアノも製造しているため、技術力が高い
  • サポートがしっかりしている
  • 故障の場合も、電話、ホームページから修理依頼ができる

から。

5つのメーカーは、長年、改良をかさねながら電子ピアノを製造しています。

高価格帯モデルも製造しており、その中で培われた技術が、安い電子ピアノにも生かされています。

ピアノの先生
ピアノの先生
その結果、購入者の満足度が高く販売台数も多いんですよ。

それでは、それぞれのメーカーの特徴を見てみましょう!

YAMAHA(ヤマハ)

アコースティックピアノメーカーとしても有名なヤマハ。

  • 鍵盤タッチ
  • 音色
  • 電子ピアノならではの機能

など、どれにおいても、総合的にバランスが良いのが特徴。

ヤマハ電子ピアノの販売相場

4万円台〜170万円台

KAWAI(カワイ)

「生ピアノに近い」を重視するなら、カワイの電子ピアノがおすすめ。

理由の一つが、鍵盤タッチ!

カワイは、鍵盤にこだわって電子ピアノを製造していて、タッチが生ピアノに近いのが特徴なんです。

我が家にもカワイの電子ピアノがありますが、10万円未満のモデルでも

  • 本格的なタッチ感
  • 連打性がよく、細かい音符も弾きやすい
  • 強弱などのコントロールがしやすい

など、生ピアノに近い感覚で弾くことができます。

もう一つの理由が、音色!

国際ピアノコンクールでも使われる、カワイのフルコンサートピアノ「SK-EX」のピアノ音を採用していて、豊かで繊細な表現ができますよ。

カワイ電子ピアノの販売相場

7万円台〜100万円台

CASIO(カシオ)

計算機や時計などでもおなじみのカシオ。

カシオの電子ピアノの特徴は、コスパの高さ!

「同じくらいの性能の電子ピアノが、カシオなら他メーカーより安い」なんてこともありますよ。

30万円以上のハイブリッドピアノの製造もしていて、技術力も確か!

鍵盤にもこだわりがあり、自然な重みのあるタッチと、優れた連打性が特徴です。

カシオ電子ピアノの販売相場

4万円台〜40万円台

Roland(ローランド)

ローランドは、電子楽器メーカー。

電子ピアノを選ぶなら、ヤマハやカワイのようにアコースティックピアノメーカーがいいのかな?

と聞かれることもありますが、電子楽器メーカーならではの強みがあります。

それが、技術力!

  • 鍵盤タッチの強さに応じて、音の強弱をつけられる機能
  • 強弱の無段階変化
  • 象牙調鍵盤

など、いろいろな技術を、他メーカーより先に電子ピアノで実現してきたのが、ローランド。

音源には、「モデリング音源」があるため、

  • 弾くたびに音色が変わる
  • 生ピアノのような繊細な強弱がつく

そんなモデルがあるのが特徴です。

モデリング音源について、くわしくは、電子ピアノのおすすめ10選【ピアノの先生が人気モデル&選び方を解説】をどうぞ。

ローランド電子ピアノの販売相場

5万円台〜50万円台

KORG(コルグ)

コルグは、シンセサイザーなども製造する電子楽器メーカー。

電子ピアノは、10万円台までの低価格帯を製造しています。

スタンド一体型でも、10万円以下で探すことができますよ!

インテリアになじむ「スタイリッシュ&コンパクト」なデザインも魅力です。

コルグ電子ピアノの販売相場

3万円台〜10万円台

3万円未満の電子ピアノについて

安い電子ピアノを購入するなら、5つのメーカーがおすすめだとお伝えしました。

5つのメーカーの電子ピアノは、3万円台〜となります。

ネット通販などでは、3万円未満の電子ピアノを見かけることもありますよね。

大丈夫なのかな…?

と気になると思います。

失敗しないためには、

  1. ハンマーアクション鍵盤であるか
  2. 88鍵あるか
  3. サポートはしっかりしているか

などをしっかりチェックしてから、購入しましょう。

安い電子ピアノのおすすめ【3万円〜4万円台】

3〜4万円台は、おすすめした5つのメーカーでは、最安値の価格帯です。

安いですが、

  • 本格的な鍵盤タッチ
  • サポートもしっかりしている

ため、安心して使えますよ。

おすすめは、次の5つ!

  1. ヤマハ「P-145」
  2. ヤマハ「P-225」
  3. コルグ「B2」
  4. コルグ「B2SP」
  5. カシオ「CDP-S110」

1つずつ、紹介していきますね。

ヤマハ最安値「P-145」

ヤマハの電子ピアノの中で、最安値のP-145。

  • 高さ129mm
  • 奥行268mm
  • 重さ11.1kg

とコンパクト&軽量のため、持ち運びをしたい方にもおすすめです。

低価格ながら、アコースティックピアノのように低音部では重く、高音部では軽く感じるという自然な演奏感!

アプリ「スマートピアニスト」を使えば、スマホから「P-145」の操作がかんたんにできるようになります。

別売のケーブルと変換アダプターで有線接続できます。
iOSのみ、別売のワイヤレスMIDIアダプターUD-BT01を使って無線MIDI接続が可能。

ヤマハ「P-225」

23年7月に発売された、P-225。

前モデル「P-125a」と比べると、価格がアップし4万円台ではなくなってしまいました。

しかし、

  • 新開発の「GHC鍵盤」
  • ヤマハ最高峰グランドピアノ「CFX」からサンプリングした音源
  • ピアノの共鳴音を再現する「バーチャルレゾナンスモデリングライト」
  • Bluetoothオーディオ機能

を搭載し、一気にグレードアップしたため、価格以上の価値がありますよ。

少し予算を上げた電子ピアノも見てみたい方は、5〜7万円台の電子ピアノ | 高コスパモデル6選をヤマハ講師が解説をどうぞ。

コルグ最安値「B2」

コルグの電子ピアノでは、最安値のモデルB2。

スタイリッシュ&コンパクトなデザインも魅力!

接続端子が豊富で、別売りのケーブルを使えば次のような楽しみ方ができますよ。

  • タブレットやパソコンとつないでMIDIキーボードとして使える
  • B2での演奏をスマートフォンなどで録音できる
  • スマートフォン内の曲をB2のスピーカーで再生できる

また、ピアノ練習ソフト「Skoove」が3ヶ月無料で使えるため、これからピアノを始める方にもおすすめ!

「Skoove」について、くわしくはピアノ学習アプリSkoove(スクーブ)の体験レビュー | メリットとデメリットを解説に書いています。

コルグ「B2SP」

スタンド一体型でこの価格は、コルグだけ!

低価格でも、

  • ハンマーを使った鍵盤
  • 3本ペダル

と本格的なのが、嬉しいですよね。

  • 接続端子が豊富
  • 「Skoove」が3ヶ月無料

などは、一つ上でお伝えした「B2」と同じですよ!

カシオ最安値「CDP-S110」

カシオの電子ピアノとしては、最安値のモデルCDP-S110。

奥行きわずか232mmのスリムボディ!

電源でも乾電池でも使用可能なので場所を選びません。

無料アプリ「CASIO MUSIC SPACE」を使うと、次のようなことができますよ!

  1. 楽譜が読めなくてもゲーム感覚で弾けるピアノロール
  2. アプリに収録されている楽譜を表示
  3. スマホやタブレット内の曲を本体スピーカーから再生
  4. ライブ体験
  5. 本体のリモコン操作

「③スマホやタブレット内の曲を本体スピーカーから再生」では、

  • メロディキャンセル
  • 伴奏キャンセル

もできるため、

  • カラオケ
  • 好きなアーティストの歌に合わせて伴奏する

なども楽しめそうですよね。(使用する曲によって、メロディキャンセル、伴奏キャンセルの効果は異なります。)

「④ライブ体験」では、スタジアムライブハウスをイメージし、「観客の拍手」や「歓声」をバックに演奏ができます。

クラシックホールの残響感をシュミレーションしたステージもあり、発表会の模擬演奏なども可能!

その他、ビーチや雨などの自然の中での演奏を演出できるなど、とにかく多彩な楽しみ方ができますよ。

安い電子ピアノのおすすめ【5万円〜7万円台】

【5〜7万円台】の電子ピアノは、10万円以上のモデルと

  • 同じ鍵盤
  • 同じ音源

が搭載されているモデルもあり、コスパが高いのが特徴!

また、「Bluetoothオーディオ」など、機能も充実してくるため、楽しみ方も広がります。

5〜7万円台の電子ピアノの「選び方」と「おすすめ」は、5〜7万円台の電子ピアノ | 高コスパモデル6選をヤマハ講師が解説に書いています。

安い電子ピアノのおすすめ【8〜9万円台】

最後に8〜9万円台の電子ピアノを見ていきましょう。

おすすめは、次の3つ!

  1. ヤマハ「YDP-145」
  2. ヤマハ「YDP-S35」
  3. コルグ「G1B Air」

ヤマハ「YDP-145」

  • 音色豊かなヤマハCFXサンプリング音源
  • 内蔵ソング 合計363曲
  • スマホ内の曲を本体スピーカーで再生(ケーブル要)

など、本格的で、機能も豊富!

内蔵ソングのうち、「クラシック名曲」と「レッスン曲」は、

  • 片手ずつ再生
  • テンポ変更

などもできるため、練習にも役立ちますよ!

ヤマハ「YDP-S35」

スリムでインテリアにもなじみやすい、YDP-S35。

鍵盤や音源は、上でお伝えした「YDP-145」と同じ!

機能面でもほぼ共通しています。

「YDP-S35」には、椅子、ヘッドホンの付属はありません。

コルグ「G1B Air」

  • 4つのスピーカー
  • 合計80wの迫力あるサウンド
  • ハンマーアクション鍵盤

と本格的で、音の響きもいいコルグのG1B Air。

内蔵曲のうち、40曲のピアノソングは、

  • テンポ変更
  • 片手ずつ再生
  • 部分的なリピート再生

などもできるため、練習にも役立ちますよ!

Bluetoothオーディオにも対応しているため、ケーブル不要で、スマホやタブレット内の曲を、本体スピーカーで再生できるのも嬉しいですよね。

まとめ

安くて本格的な電子ピアノを選ぶ4つのポイントは、

  1. 電子ピアノとキーボードの違いを理解する
  2. 鍵盤数
  3. ハンマーアクション鍵盤
  4. メーカー

でした。

メーカーの長年の努力により、現在は、安いピアノでも、生ピアノらしさがあり、音楽を楽しむ機能も豊富!

ピアノの先生
ピアノの先生
ピアノがある生活は、とても楽しいですよ!

今回、お伝えしたモデルには、椅子の付属がないモデルもあります。

付属品も確認の上、購入を検討してくださいね。

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