私はヤマハ音楽教室でピアノ講師をしています。
続くかわからないし、なるべく安い電子ピアノを探している。
という方も多いと思います。
でも…
価格によって何が違うんだろう…?
ということも気になりませんか?
できれば、安くて質の高い電子ピアノを選びたいですよね。
そこで今回は、
- 安くて質の高い電子ピアノの選び方
- 安い電子ピアノのデメリット
- おすすめの安い電子ピアノ
についてお伝えしていきます。
電子ピアノの主要メーカー5社の最安値の電子ピアノを紹介しています。
Contents
安い電子ピアノを選ぶときに注意すべき2つのポイント
でも、買ってから後悔したくない!
という方が、電子ピアノを選ぶときにチェックすべきポイントは、次の2つ!
- メーカー
- キーボードor電子ピアノ
それでは、詳しく見ていきましょう。
メーカー
電子ピアノを製造しているメーカーはたくさんあります。
でも、安くて質の高い電子ピアノを購入するなら、次の5つのメーカーのモデルがおすすめ。
- YAMAHA(ヤマハ)
- KAWAI(カワイ)
- CASIO(カシオ)
- Roland(ローランド)
- KORG(コルグ)
なぜなら5つのメーカーは
- 長年、電子ピアノを製造していて販売台数が多い
- 10万円以上の高価な電子ピアノも製造しているため、技術力が高い
- サポートがしっかりしている
- 故障の場合も、電話、ホームページから修理依頼ができる
からです。
10万円以上の電子ピアノを製造するなかで培われた技術が、安い電子ピアノにも生かされています。
結果、購入者の満足度が高く販売台数も多いんですよ。
では、それぞれのメーカーの特徴を見てみましょう!
YAMAHA(ヤマハ)
アコースティックピアノの製造でも有名なヤマハ。
初心者向けモデルから、アコースティックピアノと同じ仕組みの鍵盤構造を持つハイブリッドピアノまでラインナップが充実。
KAWAI(カワイ)
アコースティックピアノの製造もしているカワイ。
鍵盤にこだわった電子ピアノを製造しているので、アコースティックピアノに近い鍵盤を探しているならカワイの電子ピアノを選択肢に入れるのがおすすめ。
CASIO(カシオ)
計算機や時計などでもおなじみのカシオ。
安くてコスパの高い電子ピアノが充実。
「同じくらいの性能の電子ピアノが、カシオなら他メーカーより安い」なんてこともありますよ。
Roland(ローランド)
「ローランド」は、世界的にも有名な日本の大手電子楽器メーカー。
アプリやBluetooth@機能も充実していて、電子ピアノならではの機能を楽しみたい方におすすめです。
KORG(コルグ)
コルグは、日本の電子楽器メーカーです。
コルグの魅力は、低価格&おしゃれ。
インテリアになじむ、コンパクトでスタイリッシュな電子ピアノが充実していて初心者に人気のメーカーです。
電子ピアノorキーボード
上で紹介した5つのメーカー
- YAMAHA(ヤマハ)
- KAWAI(カワイ)
- CASIO(カシオ)
- Roland(ローランド)
- KORG(コルグ)
の電子ピアノですが、最安値は3万円台〜です。
5つのメーカーで3万円未満のモデルを見かけることもあると思いますが、それは電子ピアノではなくキーボードです。
見た目は似ているけど、別物です。
大きな違いは次の3つです。
- 鍵盤数
- 鍵盤タッチ
- 強弱の表現
1つずつ、見ていきましょう。
鍵盤数
グランドピアノの鍵盤数は88鍵。
電子ピアノも、ほとんどのモデルが88鍵なんです。
一方、キーボードは88鍵でないモデルが主流。(76鍵、61鍵、49鍵など…)
ピアノの曲は、88鍵を想定して作曲されているので、88鍵より少ないモデルでは鍵盤が足りなくなることも…!
サイズが大丈夫なら88鍵の電子ピアノがおすすめです。
電子ピアノでも88鍵じゃないモデルもあります。
ヤマハ「P-121」…73鍵
コルグ「SV-2」…73鍵など。
またキーボードでも88鍵のモデルもあります。
ローランド「GO:PIANO88」など。
鍵盤タッチ
電子ピアノの鍵盤は、グランドピアノのタッチを再現するように作られているので少し重みがあるんです。
一方、キーボードの鍵盤は軽いタッチになっています。
強弱の表現
電子ピアノはタッチの強さによって音の大きさが変わります。
一方、キーボードはタッチの強さを変えても音の大きさが変わらないモデルもあります。
おすすめの安い電子ピアノ5選
それでは、5つのメーカーの電子ピアノとしては最安値である3〜4万円台のモデルを紹介していきますね。
おすすめは、次の5つです。
- ヤマハ P-45
- ヤマハ P-125/121
- コルグ B2
- コルグ LP-180
- カシオ CDP-S100
それでは1つずつ紹介していきましょう。
ヤマハ最安値「P-45」
ヤマハの電子ピアノとしては最安値のモデルP-45。
奥行き295mm、質量11.5kgで持ち運びにも便利。
低音域で重く、高音域になるほど軽くなるグランドピアノのタッチ感を再現しています。
ヤマハ「P-125」
ヤマハ「P-45」のワンランク上のモデル。
「P-45」とは、同時発音数や音源が違い、よりピアノらしい表現豊かな演奏ができますよ。
P-45→64音
P-125→192音
P-45→AWMステレオサンプリング音源
P-125→RGEスタンダードⅢ音源
注目したいのがテーブルEQという機能!
P-125をテーブルなどに置いて使う場合、テーブルEQをONにすると最適なサウンドにすることができます。
また、無料アプリ「スマートピアニスト」をダウンロードすれば、スマートフォンやタブレット上で、かんたんに本体の操作ができますよ。
コルグ最安値「B2」
コルグの電子ピアノでは最安値のモデルB2。
スタイリッシュ&コンパクトなデザインが魅力です。
接続端子が豊富で、別売りのケーブルを使えば次のような楽しみ方ができますよ。
- タブレットやパソコンとつないでMIDIキーボードとして使える
- B2での演奏をスマートフォンなどで録音できる
- スマートフォン内の曲をB2のスピーカーで再生できる
コルグ LP-180
今回、紹介している電子ピアノで唯一のスタンド一体型。
スタンド一体型で4万円台は5つのメーカーでは最安値!(市場価格なので変動があります。)
ペダルは3本ついていて、ダンパーペダルはハーフ・ペダル対応。
鍵盤は、グランドピアノのように低音部では重く、高音部では軽くなるタッチを再現。
安いながらしっかりピアノの基本をおさえた高コスパの1台。
カシオ最安値「CDP-S100」
カシオの電子ピアノとしては最安値のモデルCDP-S100。
奥行きわずか232mmのスリムボディ!
電源でも乾電池でも使用可能なので場所を選びません。
無料アプリ「Chordana Play for Piano」を使えば、本体の操作がかんたんにできますよ。
まとめ
安くても質の悪い電子ピアノはイヤですよね。
買ってから後悔しないためにも高い技術力のある5つのメーカー
- YAMAHA(ヤマハ)
- KAWAI(カワイ)
- CASIO(カシオ)
- Roland(ローランド)
- KORG(コルグ)
の電子ピアノがおすすめです。
キーボードと電子ピアノは形が似ていますが
- 鍵盤数
- 鍵盤タッチ
- 強弱の表現
など、違う点も多いので購入の際は、気を付けてください。
もう少し予算を上げて検討したいなという方は「5〜6万円台の電子ピアノ | 高コスパモデル5選をヤマハ講師が解説」をどうぞ。