電子ピアノの選び方(大人向け) PR

5〜7万円台の電子ピアノ | 高コスパモデル6選をヤマハ講師が解説

5〜6万円台の電子ピアノ | 高コスパモデル5選をヤマハ講師が解説
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ピアノの先生
ピアノの先生
こんにちは。
私はヤマハ音楽教室でピアノ講師をしています。

5〜7万円台の電子ピアノは、

  • 上位モデルと同じ「鍵盤」「音源」が使われている
  • 機能が充実している

など、コスパが高いのが特徴!

これからピアノを始めたい。

という初心者の方に人気の価格帯ですよ。

しかし、

  • どうやって選べばいいの?
  • メーカーによって何が違うの?

など、疑問も多いと思います。

そこで、今回は

  1. 5〜7万円台の電子ピアノの選び方
  2. おすすめの5〜7万円台の電子ピアノ

の順番で解説していきます。

5〜7万円台の電子ピアノの選び方

5〜7万円台の電子ピアノを選ぶときのポイントは次の5つ。

  1. スタンド一体型or卓上タイプ
  2. 鍵盤タッチ
  3. 音色の豊富さ
  4. サイズ
  5. 電子ピアノならではの機能

それでは、1つずつ見ていきましょう。

スタンド一体型or卓上タイプ

5万円〜7万円台の電子ピアノには

  • スタンド一体型
  • 卓上タイプ

の2種類があります。

スタンド一体型
  • スタンド、ペダルがついた一体型
  • 鍵盤カバー(蓋)がついている
卓上タイプ
  • スタンドがついておらず持ち運びが可能
  • 鍵盤カバー(蓋)なし
  • 別売りで専用スタンドあり

それぞれの「メリット」と「デメリット」を見ていきましょう。

スタンド一体型のメリット

スタンド一体型のメリットは、

  • 安定感がある
  • 正しい姿勢で弾きやすい

などです。

高さ調整のできる椅子を使えば、生ピアノと同じように無理のない姿勢で弾くことができますよ。

スタンド一体型のデメリット

卓上タイプの場合、

  • 棚やテーブルに置いて弾く
  • 使わないときは閉まっておく

ということができますが、スタンド一体型は設置スペースが必要です。

ピアノの先生
ピアノの先生
演奏するときには、椅子をピアノから離さないと弾きにくいので、少し余裕を持って設置スペースを確保してくださいね。

卓上タイプのメリット

卓上タイプの最大のメリットは、「持ち運びが可能」ということです。

自宅以外で使用したり、一時的に閉まっておくこともできます。

卓上タイプのデメリット

卓上タイプのデメリットは次の2つです。

  1. 高さを合わせにくい
  2. 別売りオプションを購入する必要がある

1つずつ、詳しく見ていきましょう。

高さを合わせにくい

ピアノを弾くときは、姿勢が大事!

正しい姿勢の目安の1つとして

  • ひじと鍵盤が同じくらいの高さ
  • ひじから先(前腕)が床と平行

というのがあります。

卓上タイプの電子ピアノの場合、置く場所によっては無理な姿勢になってしまうので注意してくださいね。

ピアノの先生
ピアノの先生
卓上タイプの電子ピアノの高さは10cm〜16cmぐらいです。

購入する前に、置き場所を考えておきましょう。

別売りオプションを購入する必要がある

卓上タイプの電子ピアノの多くは、ペダルが付属しています。

しかし、付属のペダルは、

  • 1本
  • ハーフペダル非対応

ということが、ほとんど。

ピアノが上達して

  • 3本ペダル
  • ハーフペダル対応ダンパー

が必要になってきたときには、別売りのオプション品を購入することになります。

ピアノの先生
ピアノの先生
ハーフペダルについて、くわしくは、電子ピアノの選び方【大人の初心者が価格で選んではいけない理由】に書いています。

また、卓上タイプの電子ピアノには、鍵盤カバー(蓋)がありません。

そのまま置いておくと、鍵盤の間にホコリが入り、故障の原因にもなりかねないので、カバーを購入するのがおすすめです。

ピアノの先生
ピアノの先生
布などをかけておいても大丈夫ですが、すっぽりおおってくれる専用カバーがあると安心ですよ。

【88鍵盤電子ピアノ】鍵盤カバー

鍵盤タッチ

電子ピアノを選ぶときには、「鍵盤タッチ」が大事!

なぜなら、鍵盤タッチが軽い電子ピアノだと

  1. ミスタッチしやすい
  2. 強弱などのコントロールがしにくい

から。

鍵盤タッチのチェックポイントは、次の3つ!

  1. 重さ
  2. 連打性
  3. 低音部から高音部にかけてのタッチ感の変化

価格帯が同じでも、メーカーによって、鍵盤タッチはかなり違います。

私が、5〜7万円台の色々なモデルを弾いてみた感想をレビューしていきますね。

弾いたモデルは、次の4つ!

  1. カワイ「ES120 」
  2. ローランド「FP-10」
  3. ヤマハ「P125」
  4. カシオ「PX-S1100」

1曲を通して弾いたときに、一番、生ピアノに近い感覚だったのは、カワイ「ES120」でした。

それ以外の鍵盤には、それぞれに良さがあり、順位をつけられなかったため、順番にお伝えします。

【1位】カワイ「ES120 」
  • 高い連打性、細かい音符も弾きやすい
  • 強弱などのコントロールがしやすい
  • 鍵盤がブレず安定している
  • スタンド一体型モデル「CN201」などに比べると、軽く感じる
ローランド「FP-10」
  • ローランドのスタンド一体型のモデル「RP-701」などと同じ鍵盤を搭載
  • しっかりとした重みがあり、生ピアノとのギャップを感じにくい
  • 主要メーカーの卓上モデルの中では、一番重さを感じる鍵盤
ヤマハ「P125 」
  • 低音部から高音部にかけてのタッチ感の変化が自然で生ピアノに近い
  • 高い連打性
  • スタンド一体型モデル「YDP-165」などに比べると、軽く感じる
カシオ「PX-S1100」
  • 高い連打性
  • やや軽いタッチだが、発音のタイミングがグランドピアノに近い
ピアノの先生
ピアノの先生
私が、生ピアノに近いと感じたのは、カワイ「ES120」ですが、どのメーカーの鍵盤にも、それぞれの良さがあります。
電子ピアノを選ぶ時は、是非、一度、弾いてみてくださいね。

音色の豊富さ

電子ピアノを選ぶときに「鍵盤タッチ」と同じぐらい大事なのが、音色の豊富さ!

なぜなら、ピアノは上達してくると、

  • もっと強弱をつけたい
  • こんな音色で弾きたい

など、音色にこだわりたくなるものだから。

豊かな音色表現ができるかをチェックしましょう。

具体的には…

  • 強弱の幅(とても弱い音から迫力のある強い音まで出せるか)
  • 自然に強弱がつくか(小さい音からだんだん、少しずつ大きく変化するか)
  • 音色が豊富か(イメージする音色を出せるか)

などを、弾いて確かめるといいですよ!

サイズ

電子ピアノは、88鍵盤なら横幅はあまり変わりません。

でも、奥行はけっこう変わってきます!

購入する前に、サイズに問題がないか確認しましょう。

電子ピアノならではの機能

5〜7万円台のモデルになると、電子ピアノならではの機能も豊富になってきます。

ピアノのある生活を楽しむためにも、そういった機能もチェックしてみましょう。

Bluetoothオーディオ機能
  • スマホ、タブレットなどと、電子ピアノをBluetoothで接続できる
  • ワイヤレスで、スマホ内の曲を電子ピアノのスピーカーから再生したり、アプリを使用することが可能
アプリ
  • スマホ、タブレットを電子ピアノのリモコンとして使える
  • スマホ、タブレットに楽譜表示ができる

そのほか、

  • 録音機能
  • ピアノ以外の音色
  • 内蔵曲のレッスンモード

など、モデルによって、色々な機能が楽しめますよ!

おすすめの5〜7万円台の電子ピアノ

それでは、おすすめの5〜7万円台の電子ピアノを

  • スタンド一体型
  • 卓上タイプ

にわけて紹介していきます!

スタンド一体型

スタンド一体型でおすすめのモデルは次の3つ。

  1. CASIO(カシオ)PX-770
  2. KORG(コルグ)LP–380U
  3. KORG(コルグ)C1 Air

1つずつ詳しく紹介していきますね。

CASIO(カシオ)PX-770

「PX770」は、カシオの10万円台の電子ピアノと

  • 鍵盤
  • 音源

が同じというコスパの高いモデル!

PX-770の鍵盤には、次のような特徴があります。

  • 発音のタイミングがグランドピアノに近い
  • 連打性にすぐれている
連打性にすぐれているってどういうこと?

連打性とは、

  • トリル
  • 連打

など速く弾くときに、どれだけ電子ピアノが反応できるかということです。

電子ピアノの連打性を左右するのが、鍵盤についているセンサー

ピアノの先生
ピアノの先生
センサーの数が少ないと、速い指の動きに反応できなくて鳴らない音が出てきちゃうんです。

PX-770 の鍵盤には3つのセンサーがついていて、順番に打鍵を感知するシステムになっているので、連打性にとてもすぐれているんですよ。

サイズ(譜面立て含まない) 幅1,391×奥行299×高さ798(mm)
付属品 譜面立て、楽譜集、ACアダプター

KORG(コルグ)LP-380U

コルグ「LP–380U」は、コンパクトでスタイリッシュなデザインが魅力。

蓋を閉めたときに、フラットになるデザインが、素敵ですよね。

このコンパクトさで、22W×2出力アンプを搭載。

迫力のある音を楽しめますよ!

USB端子があるため、「LP–380U」とパソコンなどを、USBケーブルで接続することが可能!

  • 「LP–380U」での演奏をパソコンやスマホに録音
  • スマホ内の曲を「LP–380U」で再生
  • 「LP–380U」をMIDIキーボードとして使う

など、いろいろな楽しみ方ができますよ!

サイズ(蓋を閉めた状態) 幅1,355×奥行351×高さ772(mm)
付属品 ヘッドホン、ACアダプター、専用スタンド

KORG(コルグ)C1 Air

  1. ブラック
  2. ホワイト
  3. ブラウン、木目調仕上げ
  4. ホワイト・アッシュ木目調仕上げ
  5. ウッデン・ブラック木目調仕上げ
  6. レッド

6つのカラーから選べる、スタイリッシュでスリムなデザインが魅力のC1 Air!

そのほかの特徴
  1. コルグの最上位鍵盤「RH3鍵盤」を搭載
  2. アンプ出力25W×2の迫力あるサウンド
  3. Bluetoothオーディオに対応
サイズ(蓋を閉めた状態) 幅1,346×奥行347×高さ770(mm)
付属品 ヘッドホン、ACアダプター、専用スタンド

卓上タイプ

卓上タイプでおすすめのモデルは次の3つ。

  1. KAWAI(カワイ)ES120
  2. CASIO(カシオ)PX-S1100
  3. Roland(ローランド)FP–10

1つずつ詳しく紹介していきますね。

KAWAI(カワイ)ES120

鍵盤レビューのパートで、1位に選んだのが、カワイ「ES120」の鍵盤。

  • 安定感がありブレない
  • 連打性に優れている
  • 強弱などのコントロールがしやすい

ため、生ピアノに近い感覚で1曲を通して弾くことができました。

音源は、国際ピアノコンクールでも使われる、カワイのフルコンサートピアノ「SK-EX」のピアノ音を採用!

豊かで繊細な表現ができますよ。

鍵盤、音色ともに本格的な「ES120」ですが、

  • Bluetoothオーディオ機能
  • アプリ

と機能も豊富!

今まで、電子ピアノではあまりなかった、「ライトグレー」を含む3つのカラーから選べます。

ピアノの先生
ピアノの先生
1本の弦から着想を得たという、洗練された大人なデザインも魅力です。
サイズ 幅130.5×奥行28×高さ15(cm)
付属品 電源アダプタ、譜面立て、ペダル

CASIO(カシオ)PX-S1100

奥行は、わずか232mmという、とてもスリムなPX–S1100。

Bluetoothオーディオ機能がついているため、スマホ内の曲をPX-S1100のスピーカーで再生したり、曲を流しながら演奏することも可能!

そのほか、

  • USBへのオーディオ録音
  • 無料アプリ

など、多機能で、いろいろな楽しみ方ができるのが魅力!

また、

  • 電池駆動が可能
  • 専用ケースあり(別売り)

のため、持ち運んで使いたい方にもおすすめです。

サイズ 幅1,322×奥行232×高さ102(mm)
付属品 譜面立て、楽譜集、ワイヤレスMIDI &AUDIOアダプター、ACアダプター、ペダル

Roland(ローランド)FP–10

ローランドには、卓上タイプのモデルが4つあります。

その中で、一番、低価格なのが、FP–10。

スタンド一体型と卓上タイプでは、鍵盤の種類が違うのが一般的。

なぜなら、持ち運ぶこともある卓上タイプでは、鍵盤の軽量化が必要だから。

しかし、ローランドの「FP-10」は、スタンド一体型「RP701」などと同じ鍵盤を搭載!

しっかりとした重みのあるタッチで、生ピアノとのギャップを感じにくいのが特徴です。

また、ローランドの無料アプリ「Piano  Partner2」を使えば、スマホで「FP–10」の操作ができます。

  • 内蔵曲の譜面表示
  • 音当てゲーム

など、楽しく便利に練習ができますよ。

サイズ 幅1,284×奥行258×高さ140(mm)
付属品 譜面立て、ペダル

まとめ

5〜7万円台の電子ピアノを選ぶポイントは、

  1. スタンド一体型or卓上タイプ
  2. 鍵盤タッチ
  3. 音色の豊富さ
  4. サイズ
  5. 電子ピアノならではの機能

の5つでした。

5万円未満、もしくは10万円未満の電子ピアノのおすすめも見てみたい方は、安い電子ピアノおすすめ8選と4つの注意点をヤマハ講師が解説をどうぞ。