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【派生音を含む音程編】これならわかる!ややこしい音程を図で解説!

派生音を含む音程
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ここでは、派生音を含む音程を見ていきます。

派生音とは、♯、♭などの変化記号がついた音のことです。
幹音は、♯、♭などがついていない音のことです。

派生音には、矢印を書いて音程の広い狭いを確かめる

♯や♭がつくと、音程が広くなったり狭くなったりします。
図
図のように、♯には上向きの矢印を、♭には下向きの矢印を記入してください。
矢印が外側に向くとき(①)は、音程が広がります。矢印が内側に向くとき(②)は、音程が狭くなります。

音程の変化図

図
音程が広くなったり、狭くなったりすると上の図のように、変化します。

短音程の変化

図
①は、短6度です。
②は、♭の音に下向きの矢印を記入します。
矢印が外側に向くので音程は広がります。
音程の変化図に当てはめると、短→長になるので、長6度になります。
③外側に向く矢印なので、音程が広がります。
変化図に当てはめると短→長になるので、長6度になります。
④⑤内側に向く矢印なので、音程は狭くなります。
変化図に当てはめると短→減になるので、減6度になります。

このように、矢印と音程の変化図で、派生音を含む音程の問題は解いていくことができます。

例題で見ていきます

例題1

図
まず、ラの♭を取って音程を考えます。
そして矢印を記入します。
図
ラの♭を取った音程(①)は、長6度です。
②で矢印は内側を向いているので、音程は狭くなります。
変化図に当てはめると長→短になるので、短6度になります。

答えは短6度です。

例題2

図
まず、シの♭を取って音程を考えます。
そして矢印を記入します。
図
シの♭を取った音程(①)は、減5度です。
②で矢印は外側を向いているので、音程は広くなります。
変化図に当てはめると減→完全になるので、完全5度になります。

答えは完全5度です。

例題3

図
ドとシの♯を取って音程を考えます。
そして矢印を記入します。
図
ドとシの♯を取った音程(①)は、長7度です。
②で矢印は二つとも上を向いているので、音程の変化はありません。

答えは長7度です。

例題4

図
ソの♭を取って音程を考えます。
そして矢印を記入します。
図
ソの♭を取った音程(①)は、完全1度です。
②で矢印は外側を向いているので、音程は広くなります。
変化図に当てはめると完全→増になるので、増1度になります。
1度には、減1度はありません。
(♯でも♭でも音程は広がります)