私がヤマハ音楽教室の生徒と他の音楽教室の生徒を見ていて一番の違いがあると思うのは、音感です。
たくさん耳を使ってレッスンをする事で耳が育ち、絶対音感が育つからなんです。
ヤマハの生徒は、
- 楽譜がなくても聞いた曲を弾く事ができる
- グループのお友達とアンサンブルを楽しんでいる
- 人前で曲を弾く時も堂々としている
など日常的に音楽を楽しんでいます。
そんな生徒が育つ、ヤマハ音楽教室はどんなレッスンをしているのでしょう?
詳しくご紹介していきますね。
音感が育つのは聴覚が発達する時期だから
ヤマハ音楽教室には、4歳から6歳を対象にした幼児科というコースがあります。
幼児科の一番の特徴は、耳が育ち音感がつく事です。
生まれてから少しずつ発達していく聴覚は、4歳から6歳で急激に発達します。
この時期の耳はスポンジのようにたくさんの事を吸収します。
耳がとても敏感なこの時期に覚えた事は大人になっても忘れないのです。
逆に言えば、4歳から6歳の聴覚が急激に発達する時期は、
絶対音感をつける為には逃してはいけない時期
ということです。
絶対音感をつける一番の近道は言葉を覚えるのと同じ手順
一般的に音楽教室では、楽譜を読んで弾きます。
しかし、
ヤマハでは、
- きく
- うたう
- ひく
- よむ
の順番でレッスンをしていきます。
その理由は、2つあります。
- 4歳から6歳の聴覚が急激に発達する時期に、聴いたり歌ったり耳を使うレッスンをする事で音感を育てる
- 目で見たものを覚える脳の回路が発達していない幼児にとって楽譜を読むのは難しい。難しいと感じる事は上達しにくい
ヤマハでは、4歳から6歳の聴覚が急激に発達する時期に一番伸びる力を伸ばすレッスンをしています。
それは、無理なく楽しく音楽を続ける為にも大切です。
4歳から6歳は、聴覚は大きく発達しますが、目で見た物を覚える脳の回路はまだあまり発達していません。
だから、楽譜を読む事は難しく感じてしまいます。
楽譜を読むことにこだわりすぎると音楽への興味を失ってしまう事もあります。
子どもはママやパパの言葉を聞き、それをマネして話せるようになり、最後に書いたり読んだりできるようになります。
それが、無理なく自然に上達する方法です。
子どもの発達に合わせたレッスンをする事で伸びる時期を逃さず、また無理なく続ける事ができるんですね。
音楽をする上で音感は宝物に
特に私が音感のある生徒を見て思うのは次の4つです。
- 聞いた音楽を楽譜がなくても弾ける
- 音楽表現が豊か、楽譜を見た時に、音楽が頭で想像できる、歌うように表情豊かに弾く事ができる
- 楽譜を覚えるのが早い、耳で覚える事ができるので、自然に覚えている、そして何年経っても弾く事ができる
- 知っている曲にオリジナルで伴奏をつけたり、曲を作ったり、自ら音楽を楽しめる
他にも、弾き間違いにすぐに気づけます。
歌うときに音程が取れるなどなど、音感は音楽をする上で宝物になると思います。
耳のために、ここまでこだわります
私も講師になるまで知らなくて、知ってから少しびっくりした事があります。
幼児科の教材のCDは、
- ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団
- ロンドン交響楽団
など世界でも一流のオーケストラによって録音されています。
管弦楽団の録音なので、オーケストラの様々な音色で聴く事ができます。
また幼児科で弾く短く易しい曲が、何コーラスかにわたって、移調(※1)されたり、変奏(アレンジ)されたりしています。
そのCDを聴いたり、CDに合わせて練習すれば、
- 音感
- 移調力
- ハーモニー感(※2)
- アレンジ力
が育ちます。
(※1)移調とは、例えばミから始まる曲をソなど別の音からでも弾き始められる力のことです。
(※2)ハーモニー感とは、メロディに対してどんな和音が合うかがわかる力の事です。ヤマハでは、メロディに自分で伴奏をつける力もつきます。
幼児科のレッスンには「楽しい」がいっぱい
お母さんの隣で弾いたり、前に出てきて歌ったり、飽きない工夫がたくさんあります。
4.5歳のお子さまが、30分ずっとピアノの前に座っているのは大変だと思いますが、幼児科の一時間のレッスンはあっという間です。
生徒さんも「もう終わり!?」と言ってくれます。
お友達が一緒だから、お母さんが応援してくれるから一時間があっという間です。
音楽が大好きな子どもになってほしい
楽譜を読んで弾くだけなら、大人になってからでもできます。
ヤマハ音楽教室の生徒は、ただ曲が弾けるだけにはなりません。
年齢に合わせたレッスンによって、伸びる時期を逃さず力をつけ、無理なく続ける事ができます。
初めて鍵盤に触れる時、楽しいと感じて音楽を大好きになってもらいたい。
長く音楽を続けていくなら、壁にぶつかる事もあると思います。
でも音楽が大好きなら乗り越えられます。
壁を乗り越えた先はもっと楽しいが待っています。