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長男のピアノブログ-㉕ | 幼児科の宿題にプラスでやっておくべきこと

長男のピアノブログ25
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ピアノの先生
ピアノの先生
私はヤマハ音楽教室で講師をしています。
「長男のピアノブログ」は、ヤマハ音楽教室に通う長男の日々の練習風景などを書いています。

今回の長男のピアノブログの内容は

幼児科の宿題にプラスでやっておくべきこと

です。

今、ぷらいまりー①〜③の方は、家での練習の参考にしてください♪

ピアノの先生
ピアノの先生
コロナ感染拡大でレッスンが長期でお休みという方もいらっしゃると思います。
今回、お伝えする練習方法もぜひやってみてくださいね。

幼児科の宿題にプラスでやっておくべきこと

幼児科のレッスンでは、毎回宿題が出ますよね。

その宿題に練習を少しプラスすることで、もっと力をつけることができますよ。

幼児科の宿題にプラスしてできる練習は、次の6つ!

  1. 弾けるようになったレパートリーを弾き続ける
  2. 弾けるようになったレパートリーは楽譜を見ながら弾く
  3. マグネット盤で譜読みトレーニングをする
  4. CDに合わせて弾く
  5. 移調する
  6. 聴奏をする

この中で必ずやった方がいいのは①と②です。

①②以外は余裕があればやってほしい練習です。

ジュニア専門コースに進みたいなという方は、⑤⑥も、ぜひやってみてくださいね。

それでは、1つずつ、詳しくやり方をお伝えします。

弾けるようになったレパートリーを弾き続ける

レッスンで合格したレパートリーは、その後も弾き続けていますか?

毎回の宿題だけで精一杯で、合格したレパートリーまで弾く余裕がない!

という方もいるかもしれませんが、合格したレパートリーも、ときどきでいいので弾くことをおすすめします。

なぜなら、

  • 聴く力
  • 音感

を育てることができるからです。

現在進行形でやっているレパートリーは、指を動かすことに一生懸命で、あまり自分の音を聴けていないことも多いんです。

でも、過去に合格したレパートリーなら、余裕があるので、弾いている音をしっかりと聴くことができます。

ドレミをよく聴きながら弾くことで音感が育ちますよ。

ここで1つ練習のポイント!

幼児科のレッスンでは、基本的にメロディを歌いながら弾きます。

でも、弾けるようになったレパートリーは、歌わずに弾くことも取り入れてみてください。

なぜなら「歌わない」ことで、出てくる音をよりしっかり聴くことができるからです。

また、メロディと一緒に弾いている和音にも耳を傾けましょう。

メロディに合う和音

を聴き分ける力が育ちますよ。

弾けるようになったレパートリーは楽譜を見ながら弾く

家で練習するときに、ぷらいまりーを出したことがない。

というお母さまもいらっしゃいます。

幼児科では、

きく → うたう → ひく → よむ

の順番で曲を仕上げます。

つまり、楽譜を見なくても曲が弾けちゃうんですね。

だからといって、楽譜を全く見ないで弾くことはおすすめできません。

曲が弾けるようになってきたら

手元ではなく楽譜を見ながら弾く

という練習も大切です。

ピアノの先生
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楽譜を見ながら弾くという練習をする前に、歌いながら指で音符をさす練習をしてくださいね。

幼児科の生徒にとって、いきなり楽譜を見ながら弾くのはハードルが高いです。

まずは、歌いながら音符を追う練習をしてください。

ちなみに、

きく → うたう→ ひく → よむ

の順番は、家で練習するときも変えないでください。

なぜなら幼児科では、音感を育てるために、その順番で曲を仕上げているからです。

ピアノの先生
ピアノの先生
楽譜を見ながら弾くのは、弾けるようになってからで大丈夫ですよ。

マグネット盤で譜読みトレーニングをする

マグネット盤は、こちらです。

幼児科キットのマグネット盤

子供は大好きですよね。

でも、レッスンで使うのは1時間のうち5分くらいではないでしょうか…。

マグネット盤は、たくさん遊べるので、ぜひ家でもたくさん使ってみてください。

マグネット盤を使った譜読みゲームはヤマハ音楽教室 幼児科でできる楽譜を読むトレーニングで紹介しています。

CDに合わせて弾く

ぷらいまりーのCDには、レパートリーが全曲、収録されています。

CDに合わせて弾くと次のような力がつきます。

  1. その曲にふさわしいテンポ感で弾く力
  2. 等速感(最後まで同じテンポで弾き通す力)

それから、幼児科のCDは、世界的に有名な楽団によって録音されています。

ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団
ロンドン交響楽団など

ピアノの先生
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オーケストラのさまざまな音色を聴きながら弾くことで、より豊かに曲のイメージを持つことができますよ。

移調する

移調とは、ある曲の調を移して弾くことです。

下の動画は、ぷらいまりー③「おはよう」を

ヘ長調 → ト長調 → ハ長調

の順番で移調しています。

他の曲を移調した演奏動画は長男のピアノブログ24 | ぷらいまりー移調の演奏動画にのせています。

ぷらいまりーのCDを聴いていると、途中から調が変わっているレパートリーがたくさんあります。(曲の途中で調が変わるのは移調ではなく、転調といいます。)

まずはぷらいまりーのCDを聴いて、転調されているメロディを聴き取って弾くことから始めてみてください。

記事の下の方に、CDでのレパートリーの転調を表にしているので参考にしてくださいね。

聴奏をする

聴奏とは、音を聴き取って弾くことです。

【聴奏】おすすめの練習方法
  1. 子供をピアノやエレクトーンの椅子に座らせて目をつぶってもらう
  2. 過去に弾いたレパートリーのメロディをフレーズごとに区切ってお母さまが弾く
  3. 子供が聴き取って弾く

慣れてきたら、左手(和音)を聴き取ったり、移調したメロディを聴き取ったりするのもおすすめです。

ピアノの先生
ピアノの先生
ジュニア専門コースのオーディションでは、聴奏もあります。
出題は、ぷらいまりー①〜③のレパートリーの中から1曲です。(移調を含む)

楽譜を読む力をもっとつけるために

幼児科の宿題にプラスしてできる練習は、

  1. 弾けるようになったレパートリーを弾き続ける
  2. 弾けるようになったレパートリーは楽譜を見ながら弾く
  3. マグネット盤で譜読みトレーニングをする
  4. CDに合わせて弾く
  5. 移調する
  6. 聴奏をする

の6つでした。

この中で、

②弾けるようになったレパートリーは楽譜を見ながら弾く

大事な練習なんですが、家ではやっていない方が多いので、もう少し詳しくお伝えします。

楽譜を見ながら弾くことが、どうして大事なの?
ピアノの先生
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それをやっているかやっていないかで、幼児科修了後の「楽譜を読む力」が変わってくるからです。

幼児科では、「楽譜を読んで弾く」ということはしないので、楽譜が読めなくても問題ありません。

でも、幼児科の次のコースでは、楽譜を読んで曲を弾いていきます。

そのときに、よくあるのが、

  • 曲を耳で覚えてしまって楽譜を見ない
  • 手元ばかり見てしまう

なんです。

ピアノの先生
ピアノの先生
楽譜を見ないで弾いていると、なかなか楽譜が読めるようになりません。

楽譜を読んで弾けるようになるためには、

手元ではなく楽譜を見ながら弾ける

ことが大事です。

幼児科では、「きく→うたう→ひく→よむ」の順番で曲を仕上げているので、どうしても手元を見て弾きがちです。

でも弾けるようになってきたら、楽譜を見ながら弾く練習をしてくださいね。

ピアノの先生
ピアノの先生
幼児科のうちから、手元ではなく楽譜を見ながら弾くことができる子は、その後のコースで、楽譜を読む力がつくのが早いんですよ。

レパートリーの転調一覧

ぷらいまりーのCDには、レパートリーが全曲収録されています。

その中には転調しているレパートリーもあります。

それぞれ、どの調に転調しているかを表にしたので参考にしてくださいね。

ぷらいまりー①
だいすきなパン ハ長調→ト長調
ランランピクニック 転調なし
すてきなくつやさん ハ長調→ト長調→ハ長調
つなひきぞうさん 転調なし
またあおうね! 転調なし
はとどけい ハ長調→ヘ長調→ト長調
げんきなこどもたち 転調なし
ぷらいまりー②
リスのこもりうた ハ長調→ホ長調
かっこう 転調なし
みつばちマーチ ハ長調→ヘ長調
よるのおはなし 転調なし
よぞらのパーティー 転調なし
さんぞくのうた ハ長調→ヘ長調→ト長調
かわいいおどり 転調なし
ぷらいまりー③
ロンドンばし ト長調→ハ長調
こぐまのマーチ ヘ長調→ハ長調→ヘ長調
おはよう 転調なし
あおいとり 転調なし
もりのあさ ト長調→ハ長調→ト長調
めんどりとひよっこ 転調なし
かわいいはなたば 転調なし
ぷらいまりー④
あかいくつ 転調なし
おちば 転調なし
さあ みつけよう! ヘ長調→ト長調
マリオネットのダンス 転調なし
おはなのワルツ ヘ長調→ハ長調
ジプシーのおどり (イ短調→ハ長調→イ短調)→
(ニ短調→ハ長調→イ短調)

まとめ

幼児科の宿題にプラスしてできる練習は次の6つです。

  1. 弾けるようになったレパートリーを弾き続ける
  2. 弾けるようになったレパートリーは楽譜を見ながら弾く
  3. マグネット盤で譜読みトレーニングをする
  4. CDに合わせて弾く
  5. 移調する
  6. 聴奏をする

耳の力+読む力をつけるために、日々の練習の中に少し取り入れてみてください。